俺の彼女は学園のアイドル!?

大根おろし

#7 憂鬱な月曜日

ピピピピ・・・・
(うるせぇー)と思いながら目覚めた。
寝癖を直して、下に降りたら、母がニヤニヤしながら言った。
『ねぇどこまで行ったのよ?』
『まだ手を繋いだぐらい』
『え!もうそこまで行ったの?』
そう、まだ付き合って1週間なのだ。
『で、どちらから繋いだのよ?』
と聞いてくるので、(めんどくせ)と思いながら答える。
『俺から誘った』
『え!あんた意外とやるねえニマニマ』
『う、うん緊張したけど』
『あんた、大切にしなきゃ。あんな美少女が付き合うなんてないんだから』
『分かってる』
食器を片付け、外に出て学校に向かう。すると金髪の兄ちゃんが理香に絡んでいた。
『ねえねえ、俺らと一緒に遊ばなぁい?』
『い、いえ大丈夫です』
俺は、迷わずその所に行き、声をかけた。
『俺の彼女に何か用ですか?』
『あ?なんだお前邪魔するなや』
『そちらも俺達の邪魔しないでください。理香行こ』
『う、うん』
と手を引っ張る。
『お、おい待てや』
と言っていたが無視をした。
しばらくして、歩いていると理香が身体を預け、寄って来た。
『理香、どうしたの?』
涙を流し始めた。
『わ、私とても怖かったの。いきなり声を掛けられて、嫌がったら、何されるかわかんなかった。だから、蓮君が来てくれてとても嬉しかったよ』
『うん。もう大丈夫だよ俺が傍にいるから安心して』
うんうんと泣いている彼女を慰めた。泣き終わった後時間を見ると遅刻しかけている時間だった。結果から言うとギリギリ間に合った。
『珍しいなお前が遅刻しかけたなんて』
『ああ、ちょっとあってな』
『何か浮かない顔してるぞ大丈夫か?』
『あぁ大丈夫だ』
いつもの様に返事して、授業中はずっと朝の事を考えていたので、先生に怒られ放課後、残る様に言われた。
『はぁー付いてねぇー』
昼食時になり、屋上に行った。すると愛美が
『理香から、聞いたけど本当なの!?』
と聞いてくるので、正直に言う
『あぁ、そうだ。絡まれていたのを助けた』
『とにかく怪我は、無かった?』
『無いよ』
すると理香が俺達に向かって
『とりあえず弁当食べよ』
と言って来たので食べ始める。美味しかった。
帰り際に
『理香、今日居残りするよう言われた。だから、先帰っていいよ』
『ま、待っとくから』
と返事を聞く前に屋上を出た。そして案の上授業は、入らず放課後になった。そしたら、担任が
『杉本、何かあったのか?』
『い、いえ何もありません』
『辛そうな顔をしているから聞いてみたんだが、本当に大丈夫か?』
俺は、先生に今朝の事を話した。
『実は、、、』










『そう言う事か。確かに好きな人が絡まれているのを助けない訳が無いもんな』
『でも、上手く助けられたのかなっと思ってまた付けられたりしたらどうしようって感じなんですよ』
『それで、高梨に当たってしまったと』
『はい、そうです』
『うーん。確かに当たるのは、良くないな。でも、高梨は、杉本が来てくれただけで嬉しかったと思うぞ』
『そ、そうですかね』
『まぁ、心配だったら二人で話し合って見るのも良いかもな』
『分かりました。俺、話し合ってみます』
と言い教室を出た。靴を履き替え、家に向かうと校門前に理香がいた。
『待ってたのか?』
『うん』
また無言のまま歩いていると、そこには朝のヤンキーが居たのだ。
『よくもまあ無視してくれたな』
理香が震える。やはり怖いのだろう
『言ったじゃないですか、俺の彼女だって』
『うるせえ、さっさと渡せ!』
ヤバい!
『理香逃げて!』
サッと理香を逃がした後ヤンキー達に殴られて俺は意識を失った。
ー理香、ごめんねー



すみません。ちょっと重い話になってしまいました。次の話まで続くと思います。
<追記>
少しあとがきを変えさせていただきました。それと、時々、シリアス?があるかもしれないです。ご了承ください

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