シュプレヒコール
7 再会
あの日から1週間が経ち、連絡をした友達と会うことになった。ちょくちょく電話くらいはしていたのだが実際会うのは3年ぶりくらいだ。
高校な分かれてからは時々遊んでいたが、高校2年になる頃には予定が合わず会えなくなってしまっていた。
そしてその頃親父が死んだ。
それが辛くて、誰にも会いたくないような気持ちになった。それから連絡することも減った。
「ほんと、久しぶりだなぁ…」
僕はそう呟きながら待ち合わせ場所に向かっていた。
待ち合わせ場所は駅前のカフェ
中学の頃、家までの帰り道にそのカフェがあったのであいつとよく寄り道してたな…
そんな昔の事を思い出しながらカフェの席に座った。頼んだのは、カフェオレ、コーヒーはあまり好きじゃない、この甘いけど渋いような苦いような絶妙なバランスが好きだ。
そんな事を考えているとチリンという鐘の音と共にカフェのドアが開いた。
あいつだ。
僕に気づいたようで、声をかけてきた。
「久しぶりだな!俊!」
あの頃と変わらず元気が良い。
「久しぶり、景斗」
守舎景斗    19歳
中学時代の同級生で部活が同じで3年間クラスも一緒だった。
「なんか、背伸びたな。」
そう言いながら景斗は椅子に座った。
「そういうお前は変わんないな。」
「そうか?ちょっとイケメンになったろ!」
「そういう所が変わってないんだよ」
「そこはイケメンだねって言えよ!おい!知らない顔して飲むな!俊!」
「この感じなんか懐かしいな。」
「あれ?俺今スルーされたよね?まぁいいや、たしかに懐かしいな…それで話ってなんだ?」
僕は出来るだけ景斗を不安にさせないように言った。
「そのことなんだけど…ちょうどお前と連絡しなくなった頃…親父が死んだんだ…」
やはりこの話は気分が沈む。
でも景斗はどう感じたのか…そう思って下を向いていた顔を上げた。
景斗はまさかの言葉に唖然とした感じだった。
「え?…そうな…のか?」
「うん…殺されたんだ…」
「誰にだ!俺がぶっ殺す!」
「上田だよ…総理大臣の…」
「な!…あいつかよ!あのクソみたいな政策を打ち立てやがった!」
「だから…景斗!お前に協力して欲しいんだ!」
「あぁ!もちろん!」
「今、同じような境遇にある仲間がいるんだ、浩介もいる。」
「浩介 ︎あいつもまさか…」
「あぁ…そのまさかだ…お母さんが…」
「ちっきしょー!」
「コウ◯太夫か!まぁ兎に角…お前に協力して欲しんだ!」
「あぁ!もちろんだ!」
「それが要件だ。」
「そうか…じゃあ話も終わったことだし…ゲーセン行くか!」
「ふっ!懐かしいな!行くか!」
「おうよ!」
そのあとゲーセンで遊んで景斗と別れた。
「俊…色々あるかもしれねーけど…頑張れよ!」
「景斗……お前もな!」
そう言って僕は家へ向かって歩きはじめた。
この結末がどうなるかわからない…でも…
進み続ける!
僕はそう心に誓い。走りはじめた。
高校な分かれてからは時々遊んでいたが、高校2年になる頃には予定が合わず会えなくなってしまっていた。
そしてその頃親父が死んだ。
それが辛くて、誰にも会いたくないような気持ちになった。それから連絡することも減った。
「ほんと、久しぶりだなぁ…」
僕はそう呟きながら待ち合わせ場所に向かっていた。
待ち合わせ場所は駅前のカフェ
中学の頃、家までの帰り道にそのカフェがあったのであいつとよく寄り道してたな…
そんな昔の事を思い出しながらカフェの席に座った。頼んだのは、カフェオレ、コーヒーはあまり好きじゃない、この甘いけど渋いような苦いような絶妙なバランスが好きだ。
そんな事を考えているとチリンという鐘の音と共にカフェのドアが開いた。
あいつだ。
僕に気づいたようで、声をかけてきた。
「久しぶりだな!俊!」
あの頃と変わらず元気が良い。
「久しぶり、景斗」
守舎景斗    19歳
中学時代の同級生で部活が同じで3年間クラスも一緒だった。
「なんか、背伸びたな。」
そう言いながら景斗は椅子に座った。
「そういうお前は変わんないな。」
「そうか?ちょっとイケメンになったろ!」
「そういう所が変わってないんだよ」
「そこはイケメンだねって言えよ!おい!知らない顔して飲むな!俊!」
「この感じなんか懐かしいな。」
「あれ?俺今スルーされたよね?まぁいいや、たしかに懐かしいな…それで話ってなんだ?」
僕は出来るだけ景斗を不安にさせないように言った。
「そのことなんだけど…ちょうどお前と連絡しなくなった頃…親父が死んだんだ…」
やはりこの話は気分が沈む。
でも景斗はどう感じたのか…そう思って下を向いていた顔を上げた。
景斗はまさかの言葉に唖然とした感じだった。
「え?…そうな…のか?」
「うん…殺されたんだ…」
「誰にだ!俺がぶっ殺す!」
「上田だよ…総理大臣の…」
「な!…あいつかよ!あのクソみたいな政策を打ち立てやがった!」
「だから…景斗!お前に協力して欲しいんだ!」
「あぁ!もちろん!」
「今、同じような境遇にある仲間がいるんだ、浩介もいる。」
「浩介 ︎あいつもまさか…」
「あぁ…そのまさかだ…お母さんが…」
「ちっきしょー!」
「コウ◯太夫か!まぁ兎に角…お前に協力して欲しんだ!」
「あぁ!もちろんだ!」
「それが要件だ。」
「そうか…じゃあ話も終わったことだし…ゲーセン行くか!」
「ふっ!懐かしいな!行くか!」
「おうよ!」
そのあとゲーセンで遊んで景斗と別れた。
「俊…色々あるかもしれねーけど…頑張れよ!」
「景斗……お前もな!」
そう言って僕は家へ向かって歩きはじめた。
この結末がどうなるかわからない…でも…
進み続ける!
僕はそう心に誓い。走りはじめた。
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