太陽の失われし世界

きょう✩.*˚

学院襲撃編 4

同日 21時00分 第一学院

「やられた。」

校長が不機嫌そうに言う。

「何があったんです?」

と他の教師が問う。ちなみに、今は緊急職員会議を行っている。

「ロキが直接来たと言ったな?あれは嘘だ。」

「何してんすか。」

他の教師から突っ込みが入る。

「完全に騙されたな。あいつ、伝説級だわ。」

「「「は?!」」」

校長の最後の一言に動揺する教師達。

「何故それが分かったんです?」

「過去視術と鑑定魔法だ。」

「過去視術ですって?!」

過去視術とは過去を見る魔法。未来視術と一緒に人類には使えない魔法とされている。

「その結果なぁ、やばい能力が判明したんだわ。」

校長は尚も不機嫌そうに言う。

「道化と田舎者の物真似って話、知ってるか?」

教師達は訝しげに、

「…いや、聞いた事が無いですね。」

「イソップ童話なんだがな。お話の内容はともかく、そいつの能力がな。その話に登場する道化って奴なのさ。」

「…それがどうかしましたか?」

「まだ分からないか?そいつの能力は、対象の姿、能力、全てを物真似出来るって事だ。」

「「「?!」」」

「この能力は、現時点で最強。と言っても過言ではないと思う。」

教師の1人が震え声で言う。

「さらに、これでロキの他に、伝説級能力使いが最低3人いる。という事になりましたね…」

「まぁ、数ならうちも負けてないけどな。」

そう。数だけなら校長にアーサーにアリスと、数だけなら負けてないのだ。だが、

「相手はロキです!これじゃ勝てないでしょう?!」 

「良いか。アリスを除くとな。うちの学院には伝説級能力は6人いる。教師4人、2年生以上2人だ。」

教師は言う。

「それでも、最強に分類されるのは、校長1人じゃないですか!」

この世界の伝説級能力は、3つに分類される。最強と、準最強と、その他である。最強に分類されるのは、校長と、例の物真似と、アリスの能力である。

「確かにな。しかし今年は恵まれていてな。」

「伝説級能力使いが2人入ってくる。」

「確かに。ですが、強力なのはアリスだけで、もう1人は…」

「確かに攻撃的な能力では無いがな。だが、役に立つ能力だと思うぞ?」

Fin



学院襲撃編完結記念!
最強の能力を分類しようのコーナー!

最強
校長 「???」
凛     「アリス」
?     「道化師」

準最強
?     「真田幸村」
?     「白雪姫に出てくる魔女」

その他
?     「シンデレラ」
翼     「アーサー」

となります。(?は名前が不明、もしくは能力不明となります。)

コメント

  • きょう✩.*˚

    さり気なーく宣伝していくの嫌いじゃないですよ(^^)

    0
  • さすらいの骨折男

    こっ、こんな早く僕が書いている小説の最強的立ち位置のキャラの上位互換みたいな能力付きのやつが出てくるだと……?

    1
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