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出会い系はじめてみたら幼馴染とマッチングした話

さかな

22. ショッピング7

俺は二本の指に全神経を集中させ最上茜に狙いをつける。
大きく深呼吸をしてための姿勢をとる。
お正月以外に硬貨を投げるのなんて初めてだ。
おれは願いを込めたそれを空中に放った。
期待を乗せて放られたそれたそれは茜の足元に落ちた。
期待どうりである。
ただ、それをみた茜は周囲を見渡したのちラッキーと言わんばかりの満面の笑みでそれを拾っただけだった。
それが1円玉だと知った時の彼女の落ち込みようはとても愉快であった。
失敗はしたものの玉はまだ残っている。
俺はすかさず第2投目の投球準備に入る。
今度は勘違いされないよう上の方狙ってみた。
するとなにか話しかけてきた佐々木さんの方を向くとさっき俺がつけていた面白メガネをかけていた。
これに面食らって俺は玉を思いがけず放ってしまったのだが、これが見事最上茜の服の中に入っていったのである。
なにが起こったのか、分からず慌てふためいたのち服の中に入った異物を探す茜はえろ、もとい可笑しかった。
今度は先のようなことがないようにしっかりと体の部分に狙いを定める。
3投目にもなるともう慣れたものであり気分は眉毛が濃いめの凄腕スナイパーである。
俺が第3投目の投球準備に入ったところで、俺に気づいた茜がこちらに向かってきた。
向かってくる茜の頬はすこし膨らんでいた。
いや、ごめんやん。

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