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出会い系はじめてみたら幼馴染とマッチングした話

さかな

8. 初デート5

 茜の話を要約するとこうだ。
 どうやら茜は新歓で知り合ったサークルの先輩に付きまとわれている。
 それが最近ストーカーに近いところまで来ているのだ。
 そのため出会い系でマッチングした男と一緒にいるところをその先輩に見せつけて、厄介払いしようということらしい。

「そりゃまた厄介な話だな。」

俺は幼馴染の置かれている状況を考えて同情した。

「そうなんだよ。大学外でもよく会うなと思ってたらなんかわたしのことつけてるみたいで。今日もいるんじゃないかな?」

 茜は少し怯えた様子であたりを見回したがどうやらその男はいなかったらしく安堵した表情でこちらに向き直った。

「その先輩の写真とかないのか?」

 と俺が尋ねると少しスマートフォンを操作してからその画面を俺に見せてくる。

「この金髪のやつ」

 画面に映っていたのは頭が強くなさそうな男の自撮りであった。
 ビールジョッキ片手で、場所は座敷タイプの居酒屋だろうか?顔は世間的にはイケメンの部類に入るんじゃないかと俺は思った。

「イケメンじゃないか?なにが気に入らないんだ。」

 と茜に尋ねると

「なんかアホそう。あとストーカしてくる時点で地雷でしょ。」

 と応えた。

「じゃあ俺はこのカフェでお前といるとこをこいつに発見されればいいんだな?」

 こいつも一応幼馴染だしこれぐらいしてやってもいいかなと思った。

「あんたにはしばらく恋人のふりをしてほしいの。」

 おれはアイスコーヒーが口の中から脱出するのを止められなかった。

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