話題のラノベや投稿小説を無料で読むならノベルバ

出会い系はじめてみたら幼馴染とマッチングした話

さかな

1. インストール

 インストール完了を認めると、俺は高揚感と恐怖感が半々ぐらいの心持ちでアプリを起動する。
 そして、一度スマートフォンの画面から目線を外し、深呼吸して気持ちを落ち着かせる。
 俺はもう大学生。
やましい事など何もないのだと、自分に言い聞かせ、再び画面に目線を合わせて必要情報を入力していく。
 え?俺が今何をしているかって?
 何を隠そう俺は今、出会いを求めてマッチングアプリ「Tender」を始めようとしている真っ最中なのである。
 実は、高校生の時にも年齢を偽って始めようとしたこともあったが、いろいろな考えが頭をよぎって結局断念したという経歴を持っている。
 警察のお世話になる事は避けたかったし、何より知り合いとマッチしてしまったらどうしようという不安感があった。
 しかし、今となっては、俺は大学生であり、地元を離れ一人暮らしだということもあって出会い系を始める障害はなくなったのである。
 そうこうしているうちに、設定が終わり、いよいよサービス利用開始である。
位置情報を利用して良いかと尋ねられたのでイエスと返事してやった。

「出会い系はじめてみたら幼馴染とマッチングした話」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「恋愛」の人気作品

コメント

コメントを書く