盲目の勇者は万能眼を得る

ザクザク

天使のお話2

阿部「そうですか……」
話を聞いた阿部くんは少し考え混んでいる

ウリエル「あ、そうだ、重要な事を言ってなかったですね? 
貴方達が居ない間の世界では、貴方達の
分身的な者がいるので、警察沙汰とかには、なりません、だから安心してください」
つまりは、僕達が居なくても元の世界では
何も起こってないのと同じってこと?

ウリエル「それに、時間は進みますけど、
分身の記憶と肉体の成長は、貴方達に移りますから、元の世界に戻ったら、貴方達の記憶的には、時間が進んだ感じはしないはずです。」
そんなことが、

達也「そんなことが、できるのかすげぇー」
達也が僕も思っていた事を
口に出して言った。

阿部「わかりました、ですが最後に聞きたいことが」

ウリエル「ん?なんだい?」

阿部「もし、異世界でこの中の誰かが死んだ場合、元の世界ではどうなるんですか?」

“死”
阿部くんがその事を聞いた瞬間、みんなから不安な気持ちがどっと増したのがわかる
特にヒカルからは、とてつもない恐怖の 
感情が感じられる。

ウリエル「あらら、それを聞いちゃいますか。ま、確かに気になりますよね?
死んだら、ですか……ま、はっきり言っちゃいますけど、そのまま死にます。
貴方の世界の分身も自殺か不慮の事故で
死にます。」
そんな……


生徒一同『な!!』
みんなからさっきとは比べ物にならない程の恐怖が感じられる

みんなからは、
「そんなのって」「嘘だろ」
「やだよ、死にたくないよ!!」
などの声が聞こえる

そして、隣にいる2人からも

達也「嘘だろ?俺には、病気の母ちゃんがいるだぞ、妹も弟も、俺が働いてお金を稼がないといけないのに。」

ヒカル「死ぬなんてやだよ、まだ、死にたくないよ、お父さん、お母さん……」

二人とも……


阿部「それでは、僕達にとっては、理不尽じゃないですか!!」
そうだ、理不尽だ

生徒一同『そうだそうだ!!』
みんなも阿部に連れてウリエルさんに文句を言った

ウリエル「そうですか、僕にとってはどうでもいいですよ。」
ウリエルさんは、面倒くさそうに言う

阿部「な!何ですかそれは、僕達を勝手に連れてきておいて!!」

みんなが怒るのも当たり前だ


ウリエル「ち、面倒くさいですね!!
貴方達に、拒否権は無いんですよ!!」

ズタ!!

ウリエルさんから、腰が抜ける程の殺気が飛んできて、僕とクラスのか何人かは、腰が抜けて、地面に腰を着いた

ウリエル「はぁ〜もういいですか?話を進めても?」

阿部「く!!は、はい」
阿部くんも今の殺気でだいぶやられたようだ。

ウリエル「では、気を取り直して説明をしますね。」
さっきは、あれ程の
殺気を出したのに、今では元の子供の様な口調に戻っている。

ウリエル「えっとですね貴方達には、
今   スキルが2個以上あります。
まず、スキルがわからない人の為に説明しますね?
スキルとは、特殊能力的な物ですね。
でも、スキルにも種類があって、
生まれ付き持っているスキルと修行などで手に入るスキルの二つがあります。
スキルには、レベルがあって最大10まであります。
で、最初にも言った通り貴方には、スキルが、2個以上あります。
貴方達が今持っているスキルの内2つは、
神様からの贈り物です。
それ以外で持っているスキルは、貴方達が
元の世界で、やっている事が、スキルになっているのです。
例えば剣道をやっている方であれば、
剣術スキルを持っているはずです。

では、更に説明する為に貴方達は、
ステータスを見てもらいます。
心の中でステータスオープンと、唱えてください。
そしたら、頭の中に自分のステータスが見えるはずだよ。」
僕は見れるのかな?


男子生徒1「うっひょーすげぇ〜。」

女子生徒「何これ〜ゲーム見たい〜」

男子生徒(根倉オタク)「ふふふ、これで俺のハーレムが、ふふふ」

みんな興奮して、騒いでいるな
(1人だけ何か変な事、言ってる人いたな)

ウリエル「速く、君も見てみな?」

玄斗「は、はい」

さっきの殺気のせいでウリエルさんがとてつもなく怖く感じる。

と、とりあえずステータスを見なきゃ
えっと頭の中で

″ステータスオープン″



そう唱えると、頭の中に……












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