絶滅危惧種のパパになりました………~だから、保護して繁殖をしようと思います~
0224★巨大虹色オオトカゲは、もしかして魔物?魔獣?
「んじゃ…ちょっとそこで待っていろ、コイツを解体しちまうから
その間、きちっとマントを被ってろよ白夜、お前の翼は目立つ
何時、どんな輩が、お前を狙って来るか分からねぇーからな
警戒するに越したことはねぇーからな………」
「はい 父上」
被せてもらったマントに、嬉しそうにくるまりながら、白夜は神護の作業をじぃーっと見ているのだった。
神護はまず、たった今討伐した巨大な虹色オオトカゲ全体に《時止め》の魔法を掛けた。
この《時止め》という魔法の有効時間は、通常では、もって半日。
強大な《魔力》を持つ者でもせいぜいが1週間だったりする。
元々が、大怪我を負った者の命を繋ぎ留める為に開発したモノだったりするので、普通はこういう使い方はしない。
が、鮮度を留めたい神護は、平気でこういう場面で使う。
ゆえに、神護は気付かなかったが、白夜が驚いた顔をしていたのは確かな事実だった。
ともあれ、そんなコトを気にしない神護は、魔法で《時止め》したので安心して解体に取り掛かった。
次に神護がしたコトは………。
巨大な虹色オオトカゲの皮を無理矢理引き剥がすのが面倒だったので、風魔法を行使して、綺麗に1枚状態で剥がした。
勿論、肉と皮膚の間の脂肪も綺麗にそぎ落とした状態で………。
風魔法で綺麗に剥がした皮の上に乗るように、本体の身体を降ろした神護は、内臓の詰まる胸腹部を薄皮で包むを残すようにして、大まかに解体する。
それから、神護は、巾着袋の中から、竹筒を取り出した。
それは、何か液体に近いモノを手に入れた時にでも使おうと、神護が作ったモノだった。
「さてと、コレが大変なんだよなぁ~……はぁ~……
っと、そうだ………こぉ~んだけ大きな虹色オオトカゲなら
もしかしたら《魔石》があるかもぉ~………」
と、神護は自分を鼓舞して、胸腹部の内臓解体に取り掛かった。
そして、神護が予想した通り《魔石》は存在していた。
心臓には、外皮と同じ虹色の大きなビー玉くらいの《魔石》がひとつ有り、他の内臓部分には普通のビー玉程度の《魔石》が多数有った。
色と数は、黄色が2個に、橙色が3個、黒褐色の3個に、深緑色が1個だった。
流石に、恐竜並みの巨体である虹色オオトカゲの内臓は、半端なく大量だった。
そこに存在する《魔石》も、かなりあった。
通常は、1固体に1個、まれに2個程度しか存在しない。
実際に、神護達を襲った黒鼠族は、1固体に1個だった。
もしかして、この礫砂漠にいる巨大虹色オオトカゲって
魔物って言うか、魔獣?にでも属するのかな?
小さい子供の虹色オオトカゲには《魔石》なんて無かったもんな
などと思いながら、神護は《魔石》をぽいぽいっと腕輪の中に放り込んだ。
そして、神護は用意しておいた竹筒細工の入れ物に、内臓を入れていく………が、半分も入らなかったのは確かな事実だった。
竹筒にしまえなかった内臓は、リオウの元へとせっせと運んだ。
勿論、剥いだ皮と肉の間に存在した脂も竹筒細工に入れていた。
そして、竹筒細工に入れた油と内臓は、時間の停止した空間というコトで、腕輪の中にさっさと放り込んでいた。
神護としては、鮮度が命なので…………。
その間、きちっとマントを被ってろよ白夜、お前の翼は目立つ
何時、どんな輩が、お前を狙って来るか分からねぇーからな
警戒するに越したことはねぇーからな………」
「はい 父上」
被せてもらったマントに、嬉しそうにくるまりながら、白夜は神護の作業をじぃーっと見ているのだった。
神護はまず、たった今討伐した巨大な虹色オオトカゲ全体に《時止め》の魔法を掛けた。
この《時止め》という魔法の有効時間は、通常では、もって半日。
強大な《魔力》を持つ者でもせいぜいが1週間だったりする。
元々が、大怪我を負った者の命を繋ぎ留める為に開発したモノだったりするので、普通はこういう使い方はしない。
が、鮮度を留めたい神護は、平気でこういう場面で使う。
ゆえに、神護は気付かなかったが、白夜が驚いた顔をしていたのは確かな事実だった。
ともあれ、そんなコトを気にしない神護は、魔法で《時止め》したので安心して解体に取り掛かった。
次に神護がしたコトは………。
巨大な虹色オオトカゲの皮を無理矢理引き剥がすのが面倒だったので、風魔法を行使して、綺麗に1枚状態で剥がした。
勿論、肉と皮膚の間の脂肪も綺麗にそぎ落とした状態で………。
風魔法で綺麗に剥がした皮の上に乗るように、本体の身体を降ろした神護は、内臓の詰まる胸腹部を薄皮で包むを残すようにして、大まかに解体する。
それから、神護は、巾着袋の中から、竹筒を取り出した。
それは、何か液体に近いモノを手に入れた時にでも使おうと、神護が作ったモノだった。
「さてと、コレが大変なんだよなぁ~……はぁ~……
っと、そうだ………こぉ~んだけ大きな虹色オオトカゲなら
もしかしたら《魔石》があるかもぉ~………」
と、神護は自分を鼓舞して、胸腹部の内臓解体に取り掛かった。
そして、神護が予想した通り《魔石》は存在していた。
心臓には、外皮と同じ虹色の大きなビー玉くらいの《魔石》がひとつ有り、他の内臓部分には普通のビー玉程度の《魔石》が多数有った。
色と数は、黄色が2個に、橙色が3個、黒褐色の3個に、深緑色が1個だった。
流石に、恐竜並みの巨体である虹色オオトカゲの内臓は、半端なく大量だった。
そこに存在する《魔石》も、かなりあった。
通常は、1固体に1個、まれに2個程度しか存在しない。
実際に、神護達を襲った黒鼠族は、1固体に1個だった。
もしかして、この礫砂漠にいる巨大虹色オオトカゲって
魔物って言うか、魔獣?にでも属するのかな?
小さい子供の虹色オオトカゲには《魔石》なんて無かったもんな
などと思いながら、神護は《魔石》をぽいぽいっと腕輪の中に放り込んだ。
そして、神護は用意しておいた竹筒細工の入れ物に、内臓を入れていく………が、半分も入らなかったのは確かな事実だった。
竹筒にしまえなかった内臓は、リオウの元へとせっせと運んだ。
勿論、剥いだ皮と肉の間に存在した脂も竹筒細工に入れていた。
そして、竹筒細工に入れた油と内臓は、時間の停止した空間というコトで、腕輪の中にさっさと放り込んでいた。
神護としては、鮮度が命なので…………。
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