俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
一位と二位
 扉を開ける。そこに居たのは綺麗な銀髪に一部赤い色の入った髪。そして金色の瞳とサファイアのように蒼い瞳を持つ青年と少女。
 この部屋の中で、2人のいるそこだけ空気が違う。今、不意打ちで攻撃をしてもきっと反撃をくらう。
俺にそう思わせるほど、
ーーこのふたりは、強い。
これが、一位と二位……
「何をぼうっとしている。早く座れ」
 そうだ。今はこんな所で足止めをくらっている暇はない。
 俺は椅子に腰掛ける。
「まずは合格おめでとうと言っておこう。それで早速だが、お前は俺の補佐官になった」
こいつが、一位。じゃあ、隣にいるのは……ちらっとその隣にいる少女をみる。その少女はこちらの視線に気づいたらしい。
「私は二位のシオン・シグラート。そこにいる兄、アレイ・シグラートの妹よ」
兄妹か……。どうりでこんなに似ているわけだ。
そして、二人ともが実力者……。
「そして今回、シオンの補佐官であるティナが連れ去られた。連れ去った相手は吸血鬼だ」
吸血鬼……なんでそんなものがティナを?
「その吸血鬼だが、ティナに近づくためにミラージュと名前を偽り今回の試験に入り込みギルスを自分の血で操ってティナを連れ去った。ギルスによれば、その吸血鬼はティナのことを『 私の花嫁』と呼んでいたらしい」
花嫁?ミラージュは確か女じゃなかっただろうか?
それがティナを花嫁と呼ぶ?
頭の中にたくさんの?マークが浮かぶ。
 
 でも、ひとつ確かなことがある。
『花嫁』としてティナを連れていったのなら、すぐに殺されることはない。
「それで、俺はお前に早速初任務を与える。シオンと一緒にティナを連れ戻してくることだ。本当は大事な妹を行かせたくはないが、本人がそれを望んでるからな」
「当たり前じゃない、お兄ちゃん。私の補佐官に手を出したことを泣いて後悔させなくちゃ♪お兄ちゃんはちゃんと会議に出席してね」
 シオンは悪魔のようにうっすらと笑う。
絶対に敵に回したくないタイプだなと俺は苦笑いを浮かべた。
「ティナちゃんのいる場所はこの森の中よ」
そう言って、シオンは出てきた地図を広げ、ある場所を指さした。その場所は俺とティナが出会った……あの森だった。
「森に向かいながら作戦を話すね。じゃ、いざ出発!」
シオンは元気よく手をあげる。
そして、俺達は森へ向かった。
 この部屋の中で、2人のいるそこだけ空気が違う。今、不意打ちで攻撃をしてもきっと反撃をくらう。
俺にそう思わせるほど、
ーーこのふたりは、強い。
これが、一位と二位……
「何をぼうっとしている。早く座れ」
 そうだ。今はこんな所で足止めをくらっている暇はない。
 俺は椅子に腰掛ける。
「まずは合格おめでとうと言っておこう。それで早速だが、お前は俺の補佐官になった」
こいつが、一位。じゃあ、隣にいるのは……ちらっとその隣にいる少女をみる。その少女はこちらの視線に気づいたらしい。
「私は二位のシオン・シグラート。そこにいる兄、アレイ・シグラートの妹よ」
兄妹か……。どうりでこんなに似ているわけだ。
そして、二人ともが実力者……。
「そして今回、シオンの補佐官であるティナが連れ去られた。連れ去った相手は吸血鬼だ」
吸血鬼……なんでそんなものがティナを?
「その吸血鬼だが、ティナに近づくためにミラージュと名前を偽り今回の試験に入り込みギルスを自分の血で操ってティナを連れ去った。ギルスによれば、その吸血鬼はティナのことを『 私の花嫁』と呼んでいたらしい」
花嫁?ミラージュは確か女じゃなかっただろうか?
それがティナを花嫁と呼ぶ?
頭の中にたくさんの?マークが浮かぶ。
 
 でも、ひとつ確かなことがある。
『花嫁』としてティナを連れていったのなら、すぐに殺されることはない。
「それで、俺はお前に早速初任務を与える。シオンと一緒にティナを連れ戻してくることだ。本当は大事な妹を行かせたくはないが、本人がそれを望んでるからな」
「当たり前じゃない、お兄ちゃん。私の補佐官に手を出したことを泣いて後悔させなくちゃ♪お兄ちゃんはちゃんと会議に出席してね」
 シオンは悪魔のようにうっすらと笑う。
絶対に敵に回したくないタイプだなと俺は苦笑いを浮かべた。
「ティナちゃんのいる場所はこの森の中よ」
そう言って、シオンは出てきた地図を広げ、ある場所を指さした。その場所は俺とティナが出会った……あの森だった。
「森に向かいながら作戦を話すね。じゃ、いざ出発!」
シオンは元気よく手をあげる。
そして、俺達は森へ向かった。
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