俺が頼んだ能力は神達の中での普通じゃない!!
ティナの闘い②
ティナに向かって、まっすぐに闇魔法が迫ってくる。
杖を持たない人間にそれを防ぐことはまず、無理だろう。
俺がセリカを起こしに行ったときの話だ。
『ねぇ、悠太くん。起こしてくれたお礼に、うんちく話聞かせてあげる。』
そう言ってセリカが聞かせてくれたのは、【杖】に関する話だった。
『悠太くんも魔法が使えるんだよね?』
『あぁ。』
『じゃあ、今ここで光魔法使ってみてくれない?』
『光魔法か?』
『うん。自分が出せる最高の力で出してみて。あ、ちゃんと呪文使ってね!』
呪文か……。
転生してきたばっかりで呪文とかよくわかんないんだよな……。
仕方ない。抵抗感はあるがシェラの言ってた呪文を使ってみるか……。
『光魔法・中・光の壁』
俺は手を突き出しそう唱える。が、出てきたのはシェラが使っていた力の半分以下のただの小さい光の塊だった。
『おぉ!悠太くんそんなに大きい光が出るんだ!!』
『これって凄いのか?』
『うん!すごいことだよ。流石血の能力者だね!!普通の人はそれよりもうちょっと小さい光かな。』
『ふーん。』
『普通の人はね、杖を持たないと日常で使うくらいの小さい魔法しか使えないんだよ。
例え血の能力者でも、杖がないと一般人より少し強いくらいの魔法しか使えないかな。』
ティナは今、杖を持っていない。
だから、目の前から迫ってくる魔法をどうにかすることは出来ない。
しかし、ティナはそっと右手を前に出し「影さん……。打ち消して……。」と、唱えた。
それは呪文ではなく生活魔法を使うときの呼び掛けの言葉に似ていた。
「ははははは。そんなので止められるわけないじゃない!!」
相手の魔法がティナを覆う。
そして、辺りが霧で包まれ何も見えなくなった。
杖を持たない人間にそれを防ぐことはまず、無理だろう。
俺がセリカを起こしに行ったときの話だ。
『ねぇ、悠太くん。起こしてくれたお礼に、うんちく話聞かせてあげる。』
そう言ってセリカが聞かせてくれたのは、【杖】に関する話だった。
『悠太くんも魔法が使えるんだよね?』
『あぁ。』
『じゃあ、今ここで光魔法使ってみてくれない?』
『光魔法か?』
『うん。自分が出せる最高の力で出してみて。あ、ちゃんと呪文使ってね!』
呪文か……。
転生してきたばっかりで呪文とかよくわかんないんだよな……。
仕方ない。抵抗感はあるがシェラの言ってた呪文を使ってみるか……。
『光魔法・中・光の壁』
俺は手を突き出しそう唱える。が、出てきたのはシェラが使っていた力の半分以下のただの小さい光の塊だった。
『おぉ!悠太くんそんなに大きい光が出るんだ!!』
『これって凄いのか?』
『うん!すごいことだよ。流石血の能力者だね!!普通の人はそれよりもうちょっと小さい光かな。』
『ふーん。』
『普通の人はね、杖を持たないと日常で使うくらいの小さい魔法しか使えないんだよ。
例え血の能力者でも、杖がないと一般人より少し強いくらいの魔法しか使えないかな。』
ティナは今、杖を持っていない。
だから、目の前から迫ってくる魔法をどうにかすることは出来ない。
しかし、ティナはそっと右手を前に出し「影さん……。打ち消して……。」と、唱えた。
それは呪文ではなく生活魔法を使うときの呼び掛けの言葉に似ていた。
「ははははは。そんなので止められるわけないじゃない!!」
相手の魔法がティナを覆う。
そして、辺りが霧で包まれ何も見えなくなった。
コメント
白林
御意見ありがとうございます。
少し題名を変えました。
確かに似てますね(笑)
是非内容も読んでくださるとうれしいです。