オタクの俺が異世界召喚ですか？！( 6 )

俺は今プライドをかけて戦っている。
なぜなら、俺は幼虫のようにうねうねするものがとても嫌いなのだ。

「ほっ本当にこれがスモールカブトなんだよな？」

「うん。スモールカブトならビッグカブトみたいに表面が硬いわけじゃないし、きっと倒せるよ！私は少し切った時の感覚が嫌いなんだけどね」

「なぜそんなことをいったんだ？！俺も幼虫嫌いなんだよ！でっでもやるしかねえもんな。よし、やってやる！おらぁぁぁ！」

俺はスモールカブトに向けておもいっきり剣を振った。

「ブチュゥーー」

なんとタクヤの振った剣はスモールカブトの体を貫いた。しかし、とても切った時の音が気持ち悪かった。

「うっ、なんだこの音？めっちゃ気持ちわりー、でっでも、ラン！やったぞー！俺は…やったぞー！」

俺はおもちゃを買ってもらった子どものようにはしゃいだ。そして、小さな宝石を拾った。

「よし。この調子でどんどんやる殺すぞー」

と言い、タクヤはスモールカブトを合計で6匹倒した。
そしてランもビッグカブトを数匹倒した。

そして俺たちはギルドに帰ってきた。

「そしてあそこ宝石を渡すと、換金できるよ」

俺は持っていた宝石を渡した。すると、お金が出てきた。
今日俺の倒したスモールカブトは合計で452Mだった。
ちなみにランは1000Mほど稼いだ。

「今溜まってる借金はまた返しますので…」

「全然いいよ…それぐらい…」

「いえ、絶対、いや必ずお返します」

「う、うん。あっ、そうだ！よければ夕食食べてかない？ギルドでは食事もできるし」

「そうだな。食べてくか」

そう言い、俺とランは食事コーナーに行った。
席に着くとメニューを開いた。

「そ、そういえば…俺昨日から何も食ってなかった…」

俺は気づくと突然ものすごい空腹に襲われた。

「なっ何か…たっ食べたい…えっと…300Mぐらいで食べれるやつは…あっ色々ある。それじゃカエルの唐揚げ？カエルは気持ち悪いけどめちゃくちゃ美味そう…値段は320M！今日の宿で120Mなくなるから…うん足りる。定員さん！カエルの唐揚げ一丁！ランは？」

「それじゃあ、私も同じので」

「おっけー、やっぱ二丁でー！」

この世界に来て初めての食事。とてもきつかったと感じた。

「あっそうだ！タクヤ。自分のレベルとかステータスとかはケースて言ったら、左上の方に出てくるよ」

俺はすぐさまケースと唱え、ステータスを確認した。

「おっ、レベルが3に上がってる。ステータスとかも上がってる。なんかレベルとか上がると楽しいくなるよね。ランは何レベなの？」

「えっと…私は…24Lvかな…まだまだこれから頑張らないとね」

そんな時カエルの唐揚げが運ばれてきた。

「お待たせしましたー、カエルの唐揚げです」

「おー！うまそー、それでは…」

俺は唐揚げにかぶりついた。

「うっうめー！」

それは美味だった。現代で食べたことのある唐揚げとは全く違うかった。
そして待っというまに食べ終えた。

「なあラン、ランはどうして冒険者になったの？」

タクヤはつい気になったことを聞いた。

「それは…なんとなくかな…」

その時のランは何か不自然な笑顔で言った。

俺は聞いてはいけないことだと咄嗟にに判断し、

「なんとくか…そうだよな、冒険者なんてなんとなくだよな？よしっ、それじゃ帰るか」

「うん」

帰りではランとたくさん話した。
周りから見たらイチャイチャしているカップルのようだろう。
俺はこの光景を現代では俺を馬鹿にしていたやつ見せつけてやりたいとまで思った。

そんな馬鹿なことを考えながら宿に着いた。

「それじゃタクヤ、また明日。明日もいろんな場所教えるよ。それじゃあおやすみ」

「ああおやすみ」

俺は部屋に入った。
俺は今から極秘に調べなければいけないことがあるのである。