センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
31話 ははははははは。
31話 ははははははは。
「自分で装着してもいいが……エグゾギアに装着することで最大限の効果を発揮するのが仮面の特徴……俺のビルド的に、自分の装備品枠を仮面でうめて、メモリを圧迫するより、エグゾギアの固有仮面装備枠にあてた方がいいだろう……」
判断を下すと、センは、『エグゾギアの強化に特化した仮面』の作成に入った。
基本的には他のアイテム作成と変わらない。
コアマテリアルを鍛え上げて外装を整える。
一つ違うのは、異常なほど運要素が絡むため、
最高品質を求めた場合、
6連以上のエーテルシナジーの連鎖が不可欠と言う点。
「運要素がエグくて、成功確率も地獄。ただ、完全成功を果たせば、エグゾギアを激烈に強化することも可能……マジで『ありえない量の試行回数』を必要とするが……さいわい……時間だけは、腐るほどある……」
覚悟を決めると、
センは、エグゾギア用の仮面制作にとりかかった。
コレは、とにかく、根気のいる作業だった。
エーテルシナジーは、3連ぐらいまでなら、それなりに起こる奇跡なのだが、
4連から先は地獄の低確率になっていく。
ガチンコの奇跡と呼ばれる次元。
――6連ともなると、もはや天文学的確率。
「天文学的確率の連鎖……ふざけた話だぜ……」
センは繰り返す。
究極の成功を求めて、
ひたすらに、
何年も、何十年も、何万年も、何億年も……
★
――そして、えげつないほどの時間が経過した時、
「……やった……」
ついに、センは、『理想』に届いた。
最高品質の『下地』が完成……
まだ下地だが、ここまでくれば、あとは、
レベルを底上げしていくだけの簡単なお仕事。
「やっと、ここまできた……ずいぶんと……時間がかかった……けど、俺はやった……ついに、成し遂げた……もう、これで、思い残すことはない……あとは、ここから出るまでの間に『仮面のレベル』を出来るだけ上げて、『B』を倒すだけだ……さて、あと、何日ぐらいで出られるのかな……できれば、仮面のレベルを上げたいから、100年ぐらいは残っていて欲しいんだけど……そんなに残っていないだろうなぁ……もうカウントダウンが始まっていたりして……それは勘弁してほしい――」
そこで、センは、ようやく時計を確認した。
『時計が目に入ると集中力がかける』ので、
1億年を過ぎたころから、時計を見るのをやめていた。
体感時間だと、すでに、『余裕で140億年をこえている』のだが、しかし、まだ、ナイトメアソウルゲートから出られていないということは、まだ『140億年は超えていない』ということだろう。
ただ、さすがに、『139億年以上』は経過しているはずだ。
そうでなければおかしい。
もう十分に時間は経った。
そう思っていたのだが、
「……」
時計を見て、センは愕然とした。
「……にじゅう……はち……」
センが、ここにきてから、
今日で、28億3897万6002年目。
まだ、100億年以上、残っている。
センの体内時計は、まったくもって、あてにならない。
バイオリズムが狂う。
自律神経が乱れる。
限界に達したセンの慟哭が舞い散る。
「……は、は……はは……ひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!」
ぶっ壊れていく。
歪んでいく。
腐っていく。
「自分で装着してもいいが……エグゾギアに装着することで最大限の効果を発揮するのが仮面の特徴……俺のビルド的に、自分の装備品枠を仮面でうめて、メモリを圧迫するより、エグゾギアの固有仮面装備枠にあてた方がいいだろう……」
判断を下すと、センは、『エグゾギアの強化に特化した仮面』の作成に入った。
基本的には他のアイテム作成と変わらない。
コアマテリアルを鍛え上げて外装を整える。
一つ違うのは、異常なほど運要素が絡むため、
最高品質を求めた場合、
6連以上のエーテルシナジーの連鎖が不可欠と言う点。
「運要素がエグくて、成功確率も地獄。ただ、完全成功を果たせば、エグゾギアを激烈に強化することも可能……マジで『ありえない量の試行回数』を必要とするが……さいわい……時間だけは、腐るほどある……」
覚悟を決めると、
センは、エグゾギア用の仮面制作にとりかかった。
コレは、とにかく、根気のいる作業だった。
エーテルシナジーは、3連ぐらいまでなら、それなりに起こる奇跡なのだが、
4連から先は地獄の低確率になっていく。
ガチンコの奇跡と呼ばれる次元。
――6連ともなると、もはや天文学的確率。
「天文学的確率の連鎖……ふざけた話だぜ……」
センは繰り返す。
究極の成功を求めて、
ひたすらに、
何年も、何十年も、何万年も、何億年も……
★
――そして、えげつないほどの時間が経過した時、
「……やった……」
ついに、センは、『理想』に届いた。
最高品質の『下地』が完成……
まだ下地だが、ここまでくれば、あとは、
レベルを底上げしていくだけの簡単なお仕事。
「やっと、ここまできた……ずいぶんと……時間がかかった……けど、俺はやった……ついに、成し遂げた……もう、これで、思い残すことはない……あとは、ここから出るまでの間に『仮面のレベル』を出来るだけ上げて、『B』を倒すだけだ……さて、あと、何日ぐらいで出られるのかな……できれば、仮面のレベルを上げたいから、100年ぐらいは残っていて欲しいんだけど……そんなに残っていないだろうなぁ……もうカウントダウンが始まっていたりして……それは勘弁してほしい――」
そこで、センは、ようやく時計を確認した。
『時計が目に入ると集中力がかける』ので、
1億年を過ぎたころから、時計を見るのをやめていた。
体感時間だと、すでに、『余裕で140億年をこえている』のだが、しかし、まだ、ナイトメアソウルゲートから出られていないということは、まだ『140億年は超えていない』ということだろう。
ただ、さすがに、『139億年以上』は経過しているはずだ。
そうでなければおかしい。
もう十分に時間は経った。
そう思っていたのだが、
「……」
時計を見て、センは愕然とした。
「……にじゅう……はち……」
センが、ここにきてから、
今日で、28億3897万6002年目。
まだ、100億年以上、残っている。
センの体内時計は、まったくもって、あてにならない。
バイオリズムが狂う。
自律神経が乱れる。
限界に達したセンの慟哭が舞い散る。
「……は、は……はは……ひゃはははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははっ!」
ぶっ壊れていく。
歪んでいく。
腐っていく。
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