センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
62話 いと美しく、舞い散る閃光。
62話 いと美しく、舞い散る閃光。
「私も死ぬが! 貴様も死ねぇええ!」
そう言いながら、
アダムはセンに殴り掛かる。
強大な一撃。
回避しようとしたが、よけきれず直撃。
「ぐふっ……っ!」
吹っ飛ばされて壁に激突するセン。
アダムは追撃の一手を放つ。
対応しきれず、連打をくらうセン。
――ボッコボコにしている途中で、アダムは、
「ずいぶんと図にのってくれたなぁああ! 楽に死ねると思うなよ! 10分間、しっかりと殴りつくしてくれる!!」
「はは……やっすい悪い者ぶりだねぇ」
「なんだとぉ?!」
「おい、アダムの寄生虫。俺が、どうして、勝ち越して以降も、19兆のCPUとずっと戦っていたと思う?」
「あぁ?」
「答えは、『それ以上に設定することができなかったから』だよ。19兆がカンストだった……だから、どうしても、次の『開花』に進めなかった」
「なにを言って――」
「絶死を積んでくれてありがとう。19兆を超えてくれて助かった。おかげで……」
センの体が光り輝いていく。
センの全てが沸騰する。
「……10億年……ひたすら、『開花の時』を求めて頑張った……『出そうで出ないクシャミ』に、10億年もの間、もだえ苦しんできた……そんな俺の気持ちが分かるか?」
「……」
アダムは震えていた。
何か分からないが、魂が震えている。
「さあ……刮目しろよ。命の答えを魅せてやる。これが……俺の全部……」
ふいに、センの周囲で、
センを包み込むように、
奇怪な神字が舞いだした。
「な、なに……これは……ど、どうなっている……なんだ、その、奇妙で異質な光は……」
「ここまで、俺は、一度たりとも弛(たゆ)まなかった。全部を賭して、それでも足りなかったもの……それを、お前は埋めてくれた……」
重ねてきた軌跡が、
相互に補完しあって、
「想像できるか? 俺の怒り……大事な女を殺された恨み……大事な女を、寄生虫ごときに好き勝手にされているくやしさ……」
一致していく。
運命が調律される。
――英雄は謳(うた)う。
「大事な女を守れなかった情けなさ! いつまでたっても拭いきれない己の弱さ! 全部、のみこんで! 俺は、もう一歩、高く飛ぶ!」
なにもかもが、一つになって、
つまらない限界を超えていく。
「俺が積んできた全部と!」
ついに、実現する、閃光の調和。
「食いしばって叫び続けた勇気を!」
そして!
「集めて!!」
だから!!!
:
〈* *〉
[*****]
[* * * * * * *]
「――/\**【【閃 光 神 化】】**/\――」
[* * * * * * *]
[*****]
〈* *〉
:
宣言により解放された神気は、
異質な輝きを飲み込んで、
新たな形を手に入れた。
間違いなく、そこにある結晶。
果てしなく威風堂々、
どこまでも旭日昇天(きょくじつしょうてん)、
不退転の森羅万象を包み込む輝き。
静寂の中、尊い輝きに包まれているセン。
背負っているのは、特異な神字が浮かぶ閃光の嵐。
閃光の結晶がちりばめられた、絶烈な神のオーラ。
自らに課した限界をブチ斬って、
いと美しく、舞い散る閃光。
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名前『舞い散る閃光センエース』
・称号『永き時空を旅した敗北者』
『常軌を逸した狂気の努力家』
『絶望の運命に抗う冒涜者』
『武の極みを垣間見た修羅』
『磨き抜かれた闘神』
『真・ナイトメアソウルゲーター』
『無限絶望地獄を彷徨うファントムトーカー』
《レベル》 【1】
(存在値) 【5兆】
[HP] 【219億/219億】
[MP] 【70億/70億】
[スタミナ] 【102億/102億】
「攻撃力」 【7000億】
「魔法攻撃力」 【52億】
「防御力」 【300億】
「魔法防御力」 【150億】
「敏捷性」 【2000億】
「耐性値」 【98億】
「HP再生力」 【300億】
「魔力回復力」 【200億】
「スタミナ回復速度」 【53億】
「反応速度」 【3000億】
「隠しパラメータ合計値」【9000億】
習得魔法「無数」
グリムアーツ「無数」
スペシャル「不屈の魂魄」「病的な高潔」「絶対的精神的支柱」
戦闘力評価「★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★」
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