センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
82話 ゼノリカにとってのセンエース。
82話 ゼノリカにとってのセンエース。
「俺の勝利を祈ってろ。俺は負けない。仮に、時空の門の向こうにいる敵が俺を超えていたとしても、そんなもんは関係ねぇ。俺より強い程度のザコに、俺は負けないから」
センエースを理解したことで、
ゼノリカは深みを増して強くなったが、
しかし、同時に、大きな心配事を抱えることになった。
センエースという絶対的精神的支柱がいるおかげで、
今後、どんな困難を前にしても折れない自信ができた。
しかし、同時に、
『センエースという絶対的精神的支柱を失えば、間違いなく空っぽの廃人になるであろう』という不安が生まれた。
もはや、ゼノリカの面々は、センエースがいなければ存続できない。
システムがどうとか、そういう、ちっせぇ話ではない。
これは『センエースがいない世界なんかで生きていたくない』というキ〇ガイのワガママ。
ゼノリカにとって、センエースとは、
『大事にしてくれる親』であり、
『命より大事な我が子』であり、
『目に入れたい級の孫』であり、
『おなじ志を持つ親友』であり、
『心底から愛した伴侶』であり、
『ドクドク脈打つ心臓』であり、
『光に導いてくれる師』であり、
『感情の中心に在る核』であり、
『すべてをささげた神』なのである。
ほかにも例える言葉は無数にある。
『生きていく上で大事な人間関係』の全て、
『心の支え』の頂点。
――ソコに、センエースが存在している。
ゼノリカにとって、センとは『まぎれもない全部(すべて)』である。
だから、失うことを極端に恐れる。
センを失うのは、世界が終わるのと同義。
だから、必死になってセンを止めようとする。
しかし、センは止まらない。
ゼノリカは、『何をどう言おうと、センは止まらない』ということも理解できている。
ゼノリカがどうあがこうと、一度こうと決めたセンを止めることはできない。
『ギャグで、ゼノリカから離れようとしている時のセン』をヘシ折ることが精々。
『それ以上の無理強い』は絶対に不可能。
わかっている。
理解できている。
――それでも、止めずにはいられない。
まるで、『アル中の旦那』を止める妻のように、
ゼノリカの面々は、無理だと分かっていても、
必死になって、センを止めようとした。
しかし、この『アル中の旦那』は『健気な妻』の手を振り払い、
『うるせぇ、酒もってこい!』
とばかりに、その『壊れた我』を貫き通す。
――ゼノリカが何を言おうと、
『時空の門』を通れるのはセンだけ。
センは独りでいくしかない。
「――『時空の門を通れる条件』を改変する方法を探しましょう!」
「ヨグの言葉は、基本、ウソだから、我々も通れる可能性は高い!」
「そうだ、田中トウシの力を使ってシステムを改変させましょう!」
「それがいい。よし、百済を使って誘拐してこよう、そうしよう!」
「ダメだ! あいつは、ソンキー・ウルギ・アースを抱えている!」
「さすがに、究極超神があいてだと、我々では勝てるワケがない!」
「シューリ殿下に頼んで誘拐部隊のリーダーになっていただこう!」
などと、しつこく、いろいろ、ごちゃごちゃ言ってきたが、
センは、その全てを振り払い、
「いや、そんなことを考えている時間はないんだって! 今日中に行かないと、あいつ、キレるから! というか、そこ! トウシを誘拐する計画を綿密にたてるのをやめろ! あいつに頼むとか冗談じゃねぇ! あと、シューリ、お前、なんで、『やれやれ、仕方ねぇなぁ』みたいな顔してんだ! お前ら、全員、いい加減にしろぉ!」
「俺の勝利を祈ってろ。俺は負けない。仮に、時空の門の向こうにいる敵が俺を超えていたとしても、そんなもんは関係ねぇ。俺より強い程度のザコに、俺は負けないから」
センエースを理解したことで、
ゼノリカは深みを増して強くなったが、
しかし、同時に、大きな心配事を抱えることになった。
センエースという絶対的精神的支柱がいるおかげで、
今後、どんな困難を前にしても折れない自信ができた。
しかし、同時に、
『センエースという絶対的精神的支柱を失えば、間違いなく空っぽの廃人になるであろう』という不安が生まれた。
もはや、ゼノリカの面々は、センエースがいなければ存続できない。
システムがどうとか、そういう、ちっせぇ話ではない。
これは『センエースがいない世界なんかで生きていたくない』というキ〇ガイのワガママ。
ゼノリカにとって、センエースとは、
『大事にしてくれる親』であり、
『命より大事な我が子』であり、
『目に入れたい級の孫』であり、
『おなじ志を持つ親友』であり、
『心底から愛した伴侶』であり、
『ドクドク脈打つ心臓』であり、
『光に導いてくれる師』であり、
『感情の中心に在る核』であり、
『すべてをささげた神』なのである。
ほかにも例える言葉は無数にある。
『生きていく上で大事な人間関係』の全て、
『心の支え』の頂点。
――ソコに、センエースが存在している。
ゼノリカにとって、センとは『まぎれもない全部(すべて)』である。
だから、失うことを極端に恐れる。
センを失うのは、世界が終わるのと同義。
だから、必死になってセンを止めようとする。
しかし、センは止まらない。
ゼノリカは、『何をどう言おうと、センは止まらない』ということも理解できている。
ゼノリカがどうあがこうと、一度こうと決めたセンを止めることはできない。
『ギャグで、ゼノリカから離れようとしている時のセン』をヘシ折ることが精々。
『それ以上の無理強い』は絶対に不可能。
わかっている。
理解できている。
――それでも、止めずにはいられない。
まるで、『アル中の旦那』を止める妻のように、
ゼノリカの面々は、無理だと分かっていても、
必死になって、センを止めようとした。
しかし、この『アル中の旦那』は『健気な妻』の手を振り払い、
『うるせぇ、酒もってこい!』
とばかりに、その『壊れた我』を貫き通す。
――ゼノリカが何を言おうと、
『時空の門』を通れるのはセンだけ。
センは独りでいくしかない。
「――『時空の門を通れる条件』を改変する方法を探しましょう!」
「ヨグの言葉は、基本、ウソだから、我々も通れる可能性は高い!」
「そうだ、田中トウシの力を使ってシステムを改変させましょう!」
「それがいい。よし、百済を使って誘拐してこよう、そうしよう!」
「ダメだ! あいつは、ソンキー・ウルギ・アースを抱えている!」
「さすがに、究極超神があいてだと、我々では勝てるワケがない!」
「シューリ殿下に頼んで誘拐部隊のリーダーになっていただこう!」
などと、しつこく、いろいろ、ごちゃごちゃ言ってきたが、
センは、その全てを振り払い、
「いや、そんなことを考えている時間はないんだって! 今日中に行かないと、あいつ、キレるから! というか、そこ! トウシを誘拐する計画を綿密にたてるのをやめろ! あいつに頼むとか冗談じゃねぇ! あと、シューリ、お前、なんで、『やれやれ、仕方ねぇなぁ』みたいな顔してんだ! お前ら、全員、いい加減にしろぉ!」
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