『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
56話 バージョン1.01。
56話 バージョン1.01。
「気にするな……完全に無意味なテンプレ。頭が疲れている時、まれによく出てくる戯言の中の戯言だ」
中身ゼロの言葉を吐いてから、
「あー、もう、マジでくっそしんどい……銀のカギ、どこにあるんだよ……つぅか、あんのかなぁ……だるいわぁ……もう……ぜんぶめんどくせぇ……世界、終わってくれねぇかなぁ」
「とっくの昔に終わっているぞ」
「この世の誰よりも知っとるわ、ボケが……」
吐き捨ててから、センは、
むくりと、上半身を起こし、
「なあ、図虚空……お前、銀のカギの場所、知らない?」
「知っていると思うか?」
「いや……思っていないから、今まで聞かなかった」
『会話できることに意味があるのか?』と純粋な疑問を抱いてしまうほどに、『何の役にも立たないSiri』こと図虚空に聞いたところで、知っているわけがないと思い、これまでは一度も尋ねなかった。
「手詰まりだから、ダメ元で聞いただけだ……」
と、
そんな『諦観100%のタメ息』をついたセンに、
図虚空は、
シレっと、
「ま、場所は知らないが……『銀のカギをサーチする能力』の会得方法なら知っている」
「……は?」
反射的に、ガバっと起き上がり、
図虚空を凝視するセン。
そんなセンに、
図虚空は、とうとうと、よどみなく、
「S級GOOを、あと一体倒せば、アップグレード分の経験値がたまって、『図虚空レベル2』へと進化することが可能となる。そうなれば、銀のカギをサーチする機能が追加される」
「……な、なんで、今まで、言わなかった?」
「聞かれなかったから」
「……」
「あと、今までは『言わないのではなく、言えなかった』……今の自分に言えるのはここまでだ」
「……今の自分には……か。……となると、たとえば、『知っていることを全部話せ』と命令しても……?」
「今、言えることは何もない」
「……ふざけた話だな。……まあいいや」
そこで、センは、頭をガシガシとかいてから、
「……S級か……出てこられるとウザいが……探すとなると……もっとウザいな……どうやって見つける……勝手に沸くのを待つ……は、さすがに気が遠くなる……」
そこで、センは、当然のように、
『茶柱罪華が、S級のウムルを召喚した』
という事実を思い出す。
「……魔導書で召喚して殺す……これが、まあ、ベターだろうな」
そう判断すると、
「ただ、『エイボン』は『茶柱がどこに隠しているのか完全に不明』ってのが大問題……」
そこで、センは、カズナの元に瞬間移動して、
「っ……どうなさいました、陛下。もしかして、カギを発見したのですか?」
「いや、ない。だが、希望を見つけた」
セン、説明中……
「――なるほど、では、300人委員会が隠し持っている魔導書を全て、現物で献上させていただきます。こちらへ」
そう言って、カズナは、
『時空ヶ丘学園の地下金庫』へと、センを案内する。
「開けられるのか?」
「こうなる可能性も考慮していましたので、カギなどは事前に用意しております。まあ、もちろん、『こうなる可能性』というのは、『金庫を開けることになるかもしれない』という軽い予想でしかなく、『陛下の武器をパワーアップさせることになるかも』などと突飛な予想をしていたわけではありませんが」
「気にするな……完全に無意味なテンプレ。頭が疲れている時、まれによく出てくる戯言の中の戯言だ」
中身ゼロの言葉を吐いてから、
「あー、もう、マジでくっそしんどい……銀のカギ、どこにあるんだよ……つぅか、あんのかなぁ……だるいわぁ……もう……ぜんぶめんどくせぇ……世界、終わってくれねぇかなぁ」
「とっくの昔に終わっているぞ」
「この世の誰よりも知っとるわ、ボケが……」
吐き捨ててから、センは、
むくりと、上半身を起こし、
「なあ、図虚空……お前、銀のカギの場所、知らない?」
「知っていると思うか?」
「いや……思っていないから、今まで聞かなかった」
『会話できることに意味があるのか?』と純粋な疑問を抱いてしまうほどに、『何の役にも立たないSiri』こと図虚空に聞いたところで、知っているわけがないと思い、これまでは一度も尋ねなかった。
「手詰まりだから、ダメ元で聞いただけだ……」
と、
そんな『諦観100%のタメ息』をついたセンに、
図虚空は、
シレっと、
「ま、場所は知らないが……『銀のカギをサーチする能力』の会得方法なら知っている」
「……は?」
反射的に、ガバっと起き上がり、
図虚空を凝視するセン。
そんなセンに、
図虚空は、とうとうと、よどみなく、
「S級GOOを、あと一体倒せば、アップグレード分の経験値がたまって、『図虚空レベル2』へと進化することが可能となる。そうなれば、銀のカギをサーチする機能が追加される」
「……な、なんで、今まで、言わなかった?」
「聞かれなかったから」
「……」
「あと、今までは『言わないのではなく、言えなかった』……今の自分に言えるのはここまでだ」
「……今の自分には……か。……となると、たとえば、『知っていることを全部話せ』と命令しても……?」
「今、言えることは何もない」
「……ふざけた話だな。……まあいいや」
そこで、センは、頭をガシガシとかいてから、
「……S級か……出てこられるとウザいが……探すとなると……もっとウザいな……どうやって見つける……勝手に沸くのを待つ……は、さすがに気が遠くなる……」
そこで、センは、当然のように、
『茶柱罪華が、S級のウムルを召喚した』
という事実を思い出す。
「……魔導書で召喚して殺す……これが、まあ、ベターだろうな」
そう判断すると、
「ただ、『エイボン』は『茶柱がどこに隠しているのか完全に不明』ってのが大問題……」
そこで、センは、カズナの元に瞬間移動して、
「っ……どうなさいました、陛下。もしかして、カギを発見したのですか?」
「いや、ない。だが、希望を見つけた」
セン、説明中……
「――なるほど、では、300人委員会が隠し持っている魔導書を全て、現物で献上させていただきます。こちらへ」
そう言って、カズナは、
『時空ヶ丘学園の地下金庫』へと、センを案内する。
「開けられるのか?」
「こうなる可能性も考慮していましたので、カギなどは事前に用意しております。まあ、もちろん、『こうなる可能性』というのは、『金庫を開けることになるかもしれない』という軽い予想でしかなく、『陛下の武器をパワーアップさせることになるかも』などと突飛な予想をしていたわけではありませんが」
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