『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
17話 そこまでだ、ボーイ。
17話 そこまでだ、ボーイ。
「小マシなナイフを一本装備しただけで、GOOを殺せるわけねぇだろ。俺をナメるのも大概にしておけ、バカ女」
そう言い捨てるセン。
「……」
理解に苦しんでいるカズナに、
センは、図虚空を指さしながら、
「まだ疑うなら、このオーパーツを貸してやるから、今度、GOOが出た時は、お前が戦え。人にとやかくいう権利ってのは、自分が行動した後にしか得られねぇってことを理解しろ、バカ女」
「……ぁ、ありえない……」
「あん?」
「……10年やそこらで……『それほどの境地』に到れるわけがない……100年……いや、1000年だって無理……なんなの、あんた……どういうこと? 意味がわからない!!」
『カズミ』ほどではないが、
『カズナ』も武の天才なので、
センを認識することができた。
何をされたのか、『具体的な理解』には届かなくとも、
『ありえない高みに在る』と認識することは可能。
信じられないほどの強さ。
命の上限。
天上の武。
――ありえない現状に、頭をかきむしりながら、
発狂したように叫ぶカズナ。
と、
この騒動に紛れて、
大幹部の一人――アメリカ代表の『ナバイア』が行動をおこした。
スパイ映画の主役を彷彿とさせるスタイリッシュさでもって、
机の上の図虚空をつかみ取り、
センに切っ先を向けながら、
「そこまでだ、ボーイ。ここから先の主導権は大人に戻る」
そう宣言しつつ、
切断された自分の右腕をチラ見し、
「まずは、私の腕を切り落としたことを謝罪してもらおうか。もちろん、私だけではなく全員に」
と、徹底的な上から目線でそう言った。
――実際のところ、ナバイアも、かなりの武人なのだが、
カズナほどの資質は有していないため、
外から見ているだけではセンを『正しく認識すること』ができなかった。
――結果、ナバイアはこう思った。
『ナイフさえあれば勝てる』と。
『強い武器を持つ者が勝つ』という『明確な銃社会』で生きてきた者だからこそ至る勘違い。
そんなナバイアの行動に対し、
センは、
当然だが、わずかも慌てることなく、
冷めた顔で、
「図虚空、俺への供給を全カットして、そのボケに、すべて流し込め」
命令を出した瞬間、
『センの全身を覆っていた不快感』が綺麗になくなり、
代わりに、ナバイアが、図虚空の『絶望』を受け止める。
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」
喉が爆発したのかと思うほど絶叫しながら、
図虚空を全力で放り投げるナバイア。
その軌跡は、狙ったわけではなく、たまたま、
『ゾーヤの眼球』に向かう投擲となった。
眼球に突き刺さる直前、
右手でナイフの刃を掴むゾーヤ。
当然、手から血が流れたが、
その程度の痛みには声も出さず、
ゾーヤは、センに視線をむけて、
「……ナバイアに何をしたのか、教えてもらえると非常にありがたいのだけれど?」
「さっき、紅院正義には話したが、そのナイフは『精神負荷と引き換えに魔力量が上がる』という性質を持つ。基本的には、どんな時でも『俺に流れる』ようにしているが、その辺の調節は自由自在」
「小マシなナイフを一本装備しただけで、GOOを殺せるわけねぇだろ。俺をナメるのも大概にしておけ、バカ女」
そう言い捨てるセン。
「……」
理解に苦しんでいるカズナに、
センは、図虚空を指さしながら、
「まだ疑うなら、このオーパーツを貸してやるから、今度、GOOが出た時は、お前が戦え。人にとやかくいう権利ってのは、自分が行動した後にしか得られねぇってことを理解しろ、バカ女」
「……ぁ、ありえない……」
「あん?」
「……10年やそこらで……『それほどの境地』に到れるわけがない……100年……いや、1000年だって無理……なんなの、あんた……どういうこと? 意味がわからない!!」
『カズミ』ほどではないが、
『カズナ』も武の天才なので、
センを認識することができた。
何をされたのか、『具体的な理解』には届かなくとも、
『ありえない高みに在る』と認識することは可能。
信じられないほどの強さ。
命の上限。
天上の武。
――ありえない現状に、頭をかきむしりながら、
発狂したように叫ぶカズナ。
と、
この騒動に紛れて、
大幹部の一人――アメリカ代表の『ナバイア』が行動をおこした。
スパイ映画の主役を彷彿とさせるスタイリッシュさでもって、
机の上の図虚空をつかみ取り、
センに切っ先を向けながら、
「そこまでだ、ボーイ。ここから先の主導権は大人に戻る」
そう宣言しつつ、
切断された自分の右腕をチラ見し、
「まずは、私の腕を切り落としたことを謝罪してもらおうか。もちろん、私だけではなく全員に」
と、徹底的な上から目線でそう言った。
――実際のところ、ナバイアも、かなりの武人なのだが、
カズナほどの資質は有していないため、
外から見ているだけではセンを『正しく認識すること』ができなかった。
――結果、ナバイアはこう思った。
『ナイフさえあれば勝てる』と。
『強い武器を持つ者が勝つ』という『明確な銃社会』で生きてきた者だからこそ至る勘違い。
そんなナバイアの行動に対し、
センは、
当然だが、わずかも慌てることなく、
冷めた顔で、
「図虚空、俺への供給を全カットして、そのボケに、すべて流し込め」
命令を出した瞬間、
『センの全身を覆っていた不快感』が綺麗になくなり、
代わりに、ナバイアが、図虚空の『絶望』を受け止める。
「ぎゃぁああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!」
喉が爆発したのかと思うほど絶叫しながら、
図虚空を全力で放り投げるナバイア。
その軌跡は、狙ったわけではなく、たまたま、
『ゾーヤの眼球』に向かう投擲となった。
眼球に突き刺さる直前、
右手でナイフの刃を掴むゾーヤ。
当然、手から血が流れたが、
その程度の痛みには声も出さず、
ゾーヤは、センに視線をむけて、
「……ナバイアに何をしたのか、教えてもらえると非常にありがたいのだけれど?」
「さっき、紅院正義には話したが、そのナイフは『精神負荷と引き換えに魔力量が上がる』という性質を持つ。基本的には、どんな時でも『俺に流れる』ようにしているが、その辺の調節は自由自在」
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