『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
65話 天上のガールズトーク。
65話 天上のガールズトーク。
――体育館裏でセンと別れた直後のことだった。
茶柱は、トコたちに呼び出されて、
第ゼロ校舎の最上階にある『神話生物対策委員会専用の部室』へと足を運んだ。
第ゼロ校舎は十七階建て。
時空ヶ丘学園でも数少ないエレベーターがついている高層建造物。
パソコン・テレビ数台、冷蔵庫、電子レンジ、シャワールームなどの快適な生活に欠かせない設備はもちろん、本革のソファーやロイヤルブランドのカップ&ソーサーなどの超高級調度品が随所に配備されている。
両開きのドアを開けて、部室の中に入ると、
「すわりなさい、ツミカ」
紅院に命令されて、
茶柱は、特に何も言わず、
自分の席に腰かける。
――と同時に、トコが、
「どういうつもりや?」
と、主語もへったくれもない詰問(きつもん)を仕掛けてきた。
たたみかけるように、黒木が、
「ツミカさん……あなたの奇抜な性格について、いまさら、とやかく言うつもりはありませんが、しかし、彼に対して、おかしなちょっかいを出すことに関してだけは看過できません」
続けて、紅院が、
「さすがのあんたでも、彼の価値くらいは理解できるでしょう? 『妙ないやがらせ』を仕掛けて、神話生物対策委員会への印象を悪くしないで」
さらに、トコが、とどめとばかりに、
「あたしらの印象どうこうもそうやけど、単純に『ワケの分からんいやがらせ』は、普通に、やめたれや。あんた、いろいろと、メチャクチャやけど『一般人には、迷惑をかけん』っていうんが、大前提というか、一個のポリシーみたいなところがあったんとちゃうんか? 日直を押し付けるぐらいならまだしも――」
立て続けに文句を言われた茶柱は、
トコの言葉にカブせるように、
「いやがらせなんてしていないにゃ。ツミカさんとセンセーは、真実の愛を追求しているだけだにゃぁ」
「なにを眠たいこと言うとんねん。なんや『真実の愛』て……気色の悪いことをぬかすな。サブイボ出るやろが」
そこで、茶柱は、
『ちっちっち』と、指を振ってから、
「トコてぃんは、やっぱり、ダメな子だにゃぁ」
「……『やっぱりダメ』ってどういう意味やねん。それは、あたしのことを、根本的に、ダメな子やと思ってたってことか?!」
トコの怒りをシカトして、
「トコてぃん、真実の愛から目を背けているようでは、美少女としては、三流と言わざるをえないにゃぁ」
「あたしで三流やったら、あんたは、どないなんねん。五流か? それとも八流か? 少なくとも、あたしよりは下なんか間違いないよなぁ? 美少女力でいうたら、あたしは、あんたのおる所よりも、遥かなる高みにおるから」
「ははっ、トコてぃん、ははっ」
「なにを『こら傑作やで』みたいなツラで爆笑してくれてんねん」
と、そこで、紅院が、
ため息交じりに、
「トコ、話が進まないから、少し落ち着いてくれる?」
「いや、あたしやなくて、あっちに言えや。『発端』も『こじらせにかかっとる』んも、全部、あいつやろがい」
「それはもちろん理解しているけれど、ツミカに『まともな対応』を期待しても無駄なんだから、こっちが全力で大人になるしかないでしょ?」
「毎度のことながら、割に合わん話やで……」
――体育館裏でセンと別れた直後のことだった。
茶柱は、トコたちに呼び出されて、
第ゼロ校舎の最上階にある『神話生物対策委員会専用の部室』へと足を運んだ。
第ゼロ校舎は十七階建て。
時空ヶ丘学園でも数少ないエレベーターがついている高層建造物。
パソコン・テレビ数台、冷蔵庫、電子レンジ、シャワールームなどの快適な生活に欠かせない設備はもちろん、本革のソファーやロイヤルブランドのカップ&ソーサーなどの超高級調度品が随所に配備されている。
両開きのドアを開けて、部室の中に入ると、
「すわりなさい、ツミカ」
紅院に命令されて、
茶柱は、特に何も言わず、
自分の席に腰かける。
――と同時に、トコが、
「どういうつもりや?」
と、主語もへったくれもない詰問(きつもん)を仕掛けてきた。
たたみかけるように、黒木が、
「ツミカさん……あなたの奇抜な性格について、いまさら、とやかく言うつもりはありませんが、しかし、彼に対して、おかしなちょっかいを出すことに関してだけは看過できません」
続けて、紅院が、
「さすがのあんたでも、彼の価値くらいは理解できるでしょう? 『妙ないやがらせ』を仕掛けて、神話生物対策委員会への印象を悪くしないで」
さらに、トコが、とどめとばかりに、
「あたしらの印象どうこうもそうやけど、単純に『ワケの分からんいやがらせ』は、普通に、やめたれや。あんた、いろいろと、メチャクチャやけど『一般人には、迷惑をかけん』っていうんが、大前提というか、一個のポリシーみたいなところがあったんとちゃうんか? 日直を押し付けるぐらいならまだしも――」
立て続けに文句を言われた茶柱は、
トコの言葉にカブせるように、
「いやがらせなんてしていないにゃ。ツミカさんとセンセーは、真実の愛を追求しているだけだにゃぁ」
「なにを眠たいこと言うとんねん。なんや『真実の愛』て……気色の悪いことをぬかすな。サブイボ出るやろが」
そこで、茶柱は、
『ちっちっち』と、指を振ってから、
「トコてぃんは、やっぱり、ダメな子だにゃぁ」
「……『やっぱりダメ』ってどういう意味やねん。それは、あたしのことを、根本的に、ダメな子やと思ってたってことか?!」
トコの怒りをシカトして、
「トコてぃん、真実の愛から目を背けているようでは、美少女としては、三流と言わざるをえないにゃぁ」
「あたしで三流やったら、あんたは、どないなんねん。五流か? それとも八流か? 少なくとも、あたしよりは下なんか間違いないよなぁ? 美少女力でいうたら、あたしは、あんたのおる所よりも、遥かなる高みにおるから」
「ははっ、トコてぃん、ははっ」
「なにを『こら傑作やで』みたいなツラで爆笑してくれてんねん」
と、そこで、紅院が、
ため息交じりに、
「トコ、話が進まないから、少し落ち着いてくれる?」
「いや、あたしやなくて、あっちに言えや。『発端』も『こじらせにかかっとる』んも、全部、あいつやろがい」
「それはもちろん理解しているけれど、ツミカに『まともな対応』を期待しても無駄なんだから、こっちが全力で大人になるしかないでしょ?」
「毎度のことながら、割に合わん話やで……」
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