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『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

52話 中身の話をしている。

 52話 中身の話をしている。

「俺は努力をしてきた。彼女の伴侶として認められるために……必死になって努力をしてきた」

「ん? お前は、あれか? 茶柱と結婚したいのか? 『結婚しなければいけない』という『立場』にある……という話ではなく、『どうしても結婚したい』から、『努力』をしてきた……と、そういうことか?」

「ああ」

「……変わったやっちゃなぁ……アレと一緒になりたいと思うヤツがいるとは、思わなかった……いや、もちろん、外見は、抜群に美形だが、中身を知っていて、あれを選ぶヤツがいるとは、正直、思っていなかった。城西、お前は、ちゃんと高スペックのイケメンなんだから、望めば、普通のいい女と、いくらでも結婚できるぞ。目をさませ」

「彼女以上の女はいない。紅院美麗も、薬宮トコも、黒木学美も、久剣一美も……茶柱罪華には敵わない」

「頭のユニークさなら、そりゃ、ブッチぎりだ。誰も勝てねぇよ、あのファンタジスタには」

「表面の話はしていない。中身の話をしている」

「奇遇だな。俺も、あいつの中身の話をしている。あの『奇抜な仮面』を引っぺがした、その下には、もっと『奇怪なヤバさ』が隠れている……茶柱罪華は、そういう人間だ」

「俺の許嫁を悪く言うな。彼女は天使だ。心も体も、すべてが美しい」

「え、ちょっと待ってね……え? それは、特殊なボケ? それとも、あれか? 最高位の天使こそが、結局のところは、最高位の悪魔ルシファーであり、世界をカオスの底に突き落とすのである、みたいな感じの高度なメタファーか?」

「そんな回りくどい事を言うつもりはない。彼女は優しい女の子だ。誰よりも清廉で高潔で凛々しい、完璧な美少女」

「え? あいつって、もしかして、同じ名前の双子がいる?」

「彼女に姉妹はいない。弟が一人いたが、今は亡くなっている」

「マジレスで返されてもな……」

 ため息をはさんでから、

「お前、さっき、自分で、『茶柱罪華は、周りの男を、死んだ虫けら程度にしか思っていない』って言っていたじゃねぇか。周りの男を死んだ虫けら扱いする女は、優しくねぇだろ」

「優しさの基準をどこにおくかで、最終評定はいかようにも変わってくる。甘やかすだけが優しさではない。彼女ほどの美少女だと、どんなに気をつけて行動しても、ふとした些細なキッカケで、相手に過剰な恋心を抱かせてしまう」

「いや……んー……ま、そうねぇ……100%の否定はしないというか、普通に否定できない部分もなくはないというか……あー、ま、いいや。続きをどうぞ」

「罪華さんは、薬宮トコよりも優しい。薬宮トコは、苛烈にふるまうことで、自分に対する他者の感情をコントロールしようとしているが、罪華さんは、奇抜かつ異質にふるまうことで、やんわりと、自分への感情を整えている」

「苛烈にコントロールするヤツより、やんわり整えているヤツの方が優しい、と、そういう結論ってワケか……あー、どうだろうなぁ……まあ、言いたいことは分かるけど、やっぱり、普通に極論って感じがするかなぁ」


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