センエース~経験値12000倍のチートを持つ俺が200億年修行した結果~(コミカライズ版の続きはBOOTHにて販売予定)
5話 罪華のヤバさは底がない。
5話 罪華のヤバさは底がない。
「声優に対する高度ないやがらせとして、ツミカさんは、常日頃から、難しい早口言葉を、無意味に口にしているという寸法にゃ。まあ、早口言葉を口にしたのは、さっきが初めてなんだけどにゃぁ」
「……」
「さ、えんもたけなわではございますが、いい加減、ちゃんと話がしたいので、ついてきてもらっていいかにゃ? ツミカさんとおしゃべりしたい気持ちは重々分かるけれど、さすがに、そろそろ、時間が押しているにゃ」
「……あの、疲れているんで、帰りたいんですが? 今の状況で、あなたの相手をするのは、カロリー的な意味で難しいかなぁ、と思いますので……」
「帰りたかったら、帰ってもいいにゃ。ただし、その時は、センセーの家にセットされた爆弾が火を噴くことになるにゃ、ぬふふふ」
黒い笑顔を浮かべながら、そう言いつつ、
スイッチ的なものを見せびらかしてくる茶柱。
そんな彼女に対し、
センは深いタメ息を挟んでから、
「また、ド級にワケの分からんコトを……言っておくが、俺は脅しに屈しない。お前の発言をウソだと思っているから言っているわけではないぞ。仮に、その『爆弾がどうたら』とかいう『奇抜なギャグ』が事実だったとしても、俺は――」
「ポチっとな」
ドガァァンッッ!!
と、地響きするほどヤバい音が響き渡り、
遠くからは、モクモクと煙が立ち上っていた。
その数秒後に、颯爽と響き渡る、
警察と消防のサイレン。
八方から、ウーウーと、やかましく、こだましている。
「……え? ……ぇえ?!」
「センセーが、ゴチャゴチャ言うから、つい押しちゃったにゃ」
「……え、爆弾を設置したって話、マジだったの? 軽いジョークじゃなく? ていうか、なんで、押した? あと、俺の家、こっちにあるんだけど……」
と、煙が上がっている場所とは全く違う方向を指さすセンに、
茶柱は、
「1、ツミカさんは、安いジョークが嫌いにゃ。2、押した理由は『つい』。3、設置した場所に関しては……普通に間違えちゃったにゃ。てへ」
丁寧に、順番に回答。
かわいらしく舌を出している茶柱に、
センは、青ざめた顔で、
「間違えたって……え、お前……どこの家に設置した?」
「家じゃないにゃ。小学校に設置させてもらったにゃ。扉前のプレートには、1年7組と書いてあったにゃ」
「……いや、確信犯じゃねぇか! そういや、あるぞ、あっちの方に、小学校! おいおい、嘘だろ?!」
「あーあ、センセーのせいで、尊い小さな命が犠牲になっちゃったにゃぁ。ツミカさん、しーらない」
「100%、お前の責任だろうがぁ!」
「まあ、もちろん、冗談だけどにゃぁ」
「いや、冗談じゃねぇよ! もくもくと、とめどなく、煙が上がってんだろ! サイレンの音も鳴りやんでねぇし!!」
「設置した場所が冗談なんだにゃ。小学校にセットしたりしにゃいにゃ。本当は、その裏手にある幼稚園に――」
「……なんで、そんなに、ガキを殺しがっているんだ、お前はぁあ!」
「にゃはは! うそ、うそ。ちゃんと、被害がでないよう、色々と配慮して爆発させたにゃ」
「そもそも、爆発を手段として使うんじゃねぇ! お前の頭、どうなってんだ!」
「声優に対する高度ないやがらせとして、ツミカさんは、常日頃から、難しい早口言葉を、無意味に口にしているという寸法にゃ。まあ、早口言葉を口にしたのは、さっきが初めてなんだけどにゃぁ」
「……」
「さ、えんもたけなわではございますが、いい加減、ちゃんと話がしたいので、ついてきてもらっていいかにゃ? ツミカさんとおしゃべりしたい気持ちは重々分かるけれど、さすがに、そろそろ、時間が押しているにゃ」
「……あの、疲れているんで、帰りたいんですが? 今の状況で、あなたの相手をするのは、カロリー的な意味で難しいかなぁ、と思いますので……」
「帰りたかったら、帰ってもいいにゃ。ただし、その時は、センセーの家にセットされた爆弾が火を噴くことになるにゃ、ぬふふふ」
黒い笑顔を浮かべながら、そう言いつつ、
スイッチ的なものを見せびらかしてくる茶柱。
そんな彼女に対し、
センは深いタメ息を挟んでから、
「また、ド級にワケの分からんコトを……言っておくが、俺は脅しに屈しない。お前の発言をウソだと思っているから言っているわけではないぞ。仮に、その『爆弾がどうたら』とかいう『奇抜なギャグ』が事実だったとしても、俺は――」
「ポチっとな」
ドガァァンッッ!!
と、地響きするほどヤバい音が響き渡り、
遠くからは、モクモクと煙が立ち上っていた。
その数秒後に、颯爽と響き渡る、
警察と消防のサイレン。
八方から、ウーウーと、やかましく、こだましている。
「……え? ……ぇえ?!」
「センセーが、ゴチャゴチャ言うから、つい押しちゃったにゃ」
「……え、爆弾を設置したって話、マジだったの? 軽いジョークじゃなく? ていうか、なんで、押した? あと、俺の家、こっちにあるんだけど……」
と、煙が上がっている場所とは全く違う方向を指さすセンに、
茶柱は、
「1、ツミカさんは、安いジョークが嫌いにゃ。2、押した理由は『つい』。3、設置した場所に関しては……普通に間違えちゃったにゃ。てへ」
丁寧に、順番に回答。
かわいらしく舌を出している茶柱に、
センは、青ざめた顔で、
「間違えたって……え、お前……どこの家に設置した?」
「家じゃないにゃ。小学校に設置させてもらったにゃ。扉前のプレートには、1年7組と書いてあったにゃ」
「……いや、確信犯じゃねぇか! そういや、あるぞ、あっちの方に、小学校! おいおい、嘘だろ?!」
「あーあ、センセーのせいで、尊い小さな命が犠牲になっちゃったにゃぁ。ツミカさん、しーらない」
「100%、お前の責任だろうがぁ!」
「まあ、もちろん、冗談だけどにゃぁ」
「いや、冗談じゃねぇよ! もくもくと、とめどなく、煙が上がってんだろ! サイレンの音も鳴りやんでねぇし!!」
「設置した場所が冗談なんだにゃ。小学校にセットしたりしにゃいにゃ。本当は、その裏手にある幼稚園に――」
「……なんで、そんなに、ガキを殺しがっているんだ、お前はぁあ!」
「にゃはは! うそ、うそ。ちゃんと、被害がでないよう、色々と配慮して爆発させたにゃ」
「そもそも、爆発を手段として使うんじゃねぇ! お前の頭、どうなってんだ!」
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