『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
73話 作戦変更。
73話 作戦変更。
「お前、何言ってんの? なんの話? 俺が『人類の代表になると誓った』って……は?」
「なにを言うてんねん。昨日、あの土壇場で、ハッキリと宣言してたやないか。『ヒーロー見参』って、声高に」
「……ん? いや……うん、それは言ったね。……なんか、こう、気持ち的に盛り上がってきたから、つい、ポロっと、テンション高いことを、つい言っちゃったね……普通に、今、すごく恥ずかしいけど……まあ、そこに関しては、素直に認めさせてもらおう……で、それがなに? あんなもん、ちょっとした感嘆符みたいなもんだろ。『いくぞぉ!』みたいなもんじゃん?」
「正直、シビれたわ。あの場で、アレが言える人間こそが本物。『平常時に、耳当たりがエエ事をペラペラ口にする【だけ】の人間』なら、そこら中、掃いて捨てるほどおるけど……あの場で、アレが言えるんは、ガチンコの本物だけや。あんたこそが、この星の代表になるべき存在。英雄の中の英雄。いや、もはや、王の中の王と言いたい」
「……まあ、お前がどう思おうが、それは、お前の自由だから、勝手にしてくれたらいいんだが、しかし、俺の意見は俺の意見として、ハッキリと、宣言させてもらう。俺はヒーローじゃないし、人の上に立てるような器もない。俺は所詮――」
「それで、リーダー。今後、前衛は、リーダーに任せてええか?」
トコは、センの『グズり』をバッサリとシカトして、
「もちろん、あたしらは、全力でバックアップさせてもらう。『最もしんどい仕事』を任せる以上、リーダーのいう事には、絶対服従を誓わせてもらうわ。どうしてもと言うんやったら、まあ、あたしが、そういう意味で一肌脱ぐことも検討させてもらう所存や。ただ、出来れば、いきなりは勘弁してほしい。恥ずかしい話、あたしの、そっち関係の免疫は、ゼロに等しいからな。意見が通るのであれば、それなりに時間を重ねて、機をうかがった上で、求めてもらいたいところ……やけど、まあ、もちろん、リーダーの命令やったら、どんなタイミングであれ、仕方がないと涙を呑んで――」
「ちょちょ、待て待て。たたみかけるな。まくしたてるな。というか、どうした、お前……耳、死んでんのか?」
人の話を一ミリも聞こうとしないトコに、
センは、心底から辟易しつつ、
「やんねぇっつってんだ。ガラじゃねぇんだよ」
ハッキリと拒絶するセン。
頑なに自分の意思を曲げないセンの態度を受け、
『ゴリ押し・なし崩し』作戦は、分が悪いとみて、
トコは、作戦の舵を切りなおす。
ウルウルと、涙目になって、
「……そんなこと言わんと、助けてぇや。あんただけが頼りなんや」
と、泣き落としに入る。
たいていの男なら、ここで、コロっといくだろうが、
しかし、センは、
「人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助けることなんて出来ない……って、昔の偉い人が言っていたぞ」
「どこのアホや。そんなカスみたいなこと言うてんの」
「うわー、ファンの耳に入ったら、炎上しそうな発言……」
「閃。戯言に惑わされるな。事実、あんたは、昨日、あたしを助けた」
「別に惑わされているわけじゃねぇよ。俺は、あの言葉を『周りが何をしようと、当人が助かるための努力をしていなければ、救われることはあり得ない』と解釈しているからな」
「お前、何言ってんの? なんの話? 俺が『人類の代表になると誓った』って……は?」
「なにを言うてんねん。昨日、あの土壇場で、ハッキリと宣言してたやないか。『ヒーロー見参』って、声高に」
「……ん? いや……うん、それは言ったね。……なんか、こう、気持ち的に盛り上がってきたから、つい、ポロっと、テンション高いことを、つい言っちゃったね……普通に、今、すごく恥ずかしいけど……まあ、そこに関しては、素直に認めさせてもらおう……で、それがなに? あんなもん、ちょっとした感嘆符みたいなもんだろ。『いくぞぉ!』みたいなもんじゃん?」
「正直、シビれたわ。あの場で、アレが言える人間こそが本物。『平常時に、耳当たりがエエ事をペラペラ口にする【だけ】の人間』なら、そこら中、掃いて捨てるほどおるけど……あの場で、アレが言えるんは、ガチンコの本物だけや。あんたこそが、この星の代表になるべき存在。英雄の中の英雄。いや、もはや、王の中の王と言いたい」
「……まあ、お前がどう思おうが、それは、お前の自由だから、勝手にしてくれたらいいんだが、しかし、俺の意見は俺の意見として、ハッキリと、宣言させてもらう。俺はヒーローじゃないし、人の上に立てるような器もない。俺は所詮――」
「それで、リーダー。今後、前衛は、リーダーに任せてええか?」
トコは、センの『グズり』をバッサリとシカトして、
「もちろん、あたしらは、全力でバックアップさせてもらう。『最もしんどい仕事』を任せる以上、リーダーのいう事には、絶対服従を誓わせてもらうわ。どうしてもと言うんやったら、まあ、あたしが、そういう意味で一肌脱ぐことも検討させてもらう所存や。ただ、出来れば、いきなりは勘弁してほしい。恥ずかしい話、あたしの、そっち関係の免疫は、ゼロに等しいからな。意見が通るのであれば、それなりに時間を重ねて、機をうかがった上で、求めてもらいたいところ……やけど、まあ、もちろん、リーダーの命令やったら、どんなタイミングであれ、仕方がないと涙を呑んで――」
「ちょちょ、待て待て。たたみかけるな。まくしたてるな。というか、どうした、お前……耳、死んでんのか?」
人の話を一ミリも聞こうとしないトコに、
センは、心底から辟易しつつ、
「やんねぇっつってんだ。ガラじゃねぇんだよ」
ハッキリと拒絶するセン。
頑なに自分の意思を曲げないセンの態度を受け、
『ゴリ押し・なし崩し』作戦は、分が悪いとみて、
トコは、作戦の舵を切りなおす。
ウルウルと、涙目になって、
「……そんなこと言わんと、助けてぇや。あんただけが頼りなんや」
と、泣き落としに入る。
たいていの男なら、ここで、コロっといくだろうが、
しかし、センは、
「人は一人で勝手に助かるだけ。誰かが誰かを助けることなんて出来ない……って、昔の偉い人が言っていたぞ」
「どこのアホや。そんなカスみたいなこと言うてんの」
「うわー、ファンの耳に入ったら、炎上しそうな発言……」
「閃。戯言に惑わされるな。事実、あんたは、昨日、あたしを助けた」
「別に惑わされているわけじゃねぇよ。俺は、あの言葉を『周りが何をしようと、当人が助かるための努力をしていなければ、救われることはあり得ない』と解釈しているからな」
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