『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
51話 かつての神話生物対策委員会。
51話 かつての神話生物対策委員会。
「いろいろ、ごちゃごちゃ、理由をつけて、あたしらの足を引っ張りまくるアホな連中がおるんや。一人や二人やったら、対処のしようもあるけど、アホの数は結構な量やから、完全対処はできんかった」
「……『人間』って感じだなぁ」
センがため息をつきながらそう言うと、
トコも、しんどそうな顔で、コクンと首を縦に振って、
「まあ、でも、これまで各国が水面下でやってきた、『未来』の為の主導権争いは今日にて終了や。ここからは、全人類総出で、『今』を守るため、GOOの排除に全力を尽くすしかない。……核の使用も検討せなあかんやろうなぁ。通用するかどうか知らんけど。携帯ドラゴンには通じへんらしいから、上位のGOOには効かん気がするなぁ……」
「……ちなみに、神話生物が沸くのは、この国だけか? 外国は?」
「よう知らんけど、日本は、アホみたいに『龍脈』が強いらしくてなぁ。ようは、震源地みたいな感じで、基本は、時空ヶ丘がスタートらしい。外国で奉仕種族がまったく沸かんというわけではないけど、時空ヶ丘以外で召喚をしようとしても、そもそも前提を積むことが難しいらしい。ていうか、ここで儀式をするんが『簡単すぎる』って感じらしいで。よう知らんけど」
「ちなみに、適正者って、マジで、お前らしかいないのか? お前らが生まれる前はどうしていたんだ?」
「ちょっと前まで『全部で20人前後』という大所帯やったんやけど、あたしらが中三の時、大量にGOOが召喚されてもうて、その時に、みんな死んだ。C級が二匹と、D級3匹のコンビネーション。ハッキリ言って、エグすぎた。……ちなみに、実は、カズミもその時死んだ。あいつ、普段は結構おとなしいくせに、戦闘になったら、メチャメチャ好戦的なヤツでなぁ。ハンドルにぎったら性格変わるドライバーおるやろ。あの感じや。……逃げぇいうてんのに、アホみたいに突っ込んで、殺された……ほんまに、あいつは……ほんまに……」
ワナワナと震えながら歯噛みするトコ。
センは、
「20人前後が4人に減ったのかよ……ヤバすぎるな。それだけの変動が起きたってのに、上は、補充しようとも考えなかったのか?」
「そこも色々あったんや……今、思い出すだけでも腹立つ……『あれほどの大事件はそうそう起こらないだろうから、大丈夫でしょう』って、安全地帯から、楽観視かますボケ……それに同調するアホども……なにを根拠に吹いてんねん、あのクソバカどもぉ……」
「……大変だったな、お前ら……本当に」
「ああ、大変やったよ。でも、あたしらしかおらんもん。頑張るしかない。頑張って、頑張って、頑張って……その結果が現状や……ムチャクチャ強い化け物の登場で詰み……なんや、これ。あたしの人生、どないなっとんねん」
ブチブチと、グチがとまらなくなったトコに、
センは、
「ふむ……あらかたは理解した。……で、どうする?」
その質問にトコは、覚悟の決まった顔で、
「出来ることは限られとる。まず、あたしらが時間を稼ぐ。その間に、あんたは、ジャミングの範囲外まで逃げて、そこで、300人委員会に電話。あたしらが死ぬ前に、『想定外の救援』がきて、ロイガーを倒せたら人類は助かる。隠し玉なんかなくて、救援もクソもなく、ただただ、あたしらが殺されたら、そのまま世界も終了。以上」
「いろいろ、ごちゃごちゃ、理由をつけて、あたしらの足を引っ張りまくるアホな連中がおるんや。一人や二人やったら、対処のしようもあるけど、アホの数は結構な量やから、完全対処はできんかった」
「……『人間』って感じだなぁ」
センがため息をつきながらそう言うと、
トコも、しんどそうな顔で、コクンと首を縦に振って、
「まあ、でも、これまで各国が水面下でやってきた、『未来』の為の主導権争いは今日にて終了や。ここからは、全人類総出で、『今』を守るため、GOOの排除に全力を尽くすしかない。……核の使用も検討せなあかんやろうなぁ。通用するかどうか知らんけど。携帯ドラゴンには通じへんらしいから、上位のGOOには効かん気がするなぁ……」
「……ちなみに、神話生物が沸くのは、この国だけか? 外国は?」
「よう知らんけど、日本は、アホみたいに『龍脈』が強いらしくてなぁ。ようは、震源地みたいな感じで、基本は、時空ヶ丘がスタートらしい。外国で奉仕種族がまったく沸かんというわけではないけど、時空ヶ丘以外で召喚をしようとしても、そもそも前提を積むことが難しいらしい。ていうか、ここで儀式をするんが『簡単すぎる』って感じらしいで。よう知らんけど」
「ちなみに、適正者って、マジで、お前らしかいないのか? お前らが生まれる前はどうしていたんだ?」
「ちょっと前まで『全部で20人前後』という大所帯やったんやけど、あたしらが中三の時、大量にGOOが召喚されてもうて、その時に、みんな死んだ。C級が二匹と、D級3匹のコンビネーション。ハッキリ言って、エグすぎた。……ちなみに、実は、カズミもその時死んだ。あいつ、普段は結構おとなしいくせに、戦闘になったら、メチャメチャ好戦的なヤツでなぁ。ハンドルにぎったら性格変わるドライバーおるやろ。あの感じや。……逃げぇいうてんのに、アホみたいに突っ込んで、殺された……ほんまに、あいつは……ほんまに……」
ワナワナと震えながら歯噛みするトコ。
センは、
「20人前後が4人に減ったのかよ……ヤバすぎるな。それだけの変動が起きたってのに、上は、補充しようとも考えなかったのか?」
「そこも色々あったんや……今、思い出すだけでも腹立つ……『あれほどの大事件はそうそう起こらないだろうから、大丈夫でしょう』って、安全地帯から、楽観視かますボケ……それに同調するアホども……なにを根拠に吹いてんねん、あのクソバカどもぉ……」
「……大変だったな、お前ら……本当に」
「ああ、大変やったよ。でも、あたしらしかおらんもん。頑張るしかない。頑張って、頑張って、頑張って……その結果が現状や……ムチャクチャ強い化け物の登場で詰み……なんや、これ。あたしの人生、どないなっとんねん」
ブチブチと、グチがとまらなくなったトコに、
センは、
「ふむ……あらかたは理解した。……で、どうする?」
その質問にトコは、覚悟の決まった顔で、
「出来ることは限られとる。まず、あたしらが時間を稼ぐ。その間に、あんたは、ジャミングの範囲外まで逃げて、そこで、300人委員会に電話。あたしらが死ぬ前に、『想定外の救援』がきて、ロイガーを倒せたら人類は助かる。隠し玉なんかなくて、救援もクソもなく、ただただ、あたしらが殺されたら、そのまま世界も終了。以上」
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