『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
31話 究極の汎用量子コンピュータ内臓のガジェットの、うんたらかんたら!!
31話 究極の汎用量子コンピュータ内臓のガジェットの、うんたらかんたら!!
「こ、このトカゲ……? なに、これ……」
「携帯ドラゴン。究極の携帯情報端末よ。千年後のスマホと言ってもいいわね」
「……?」
「ミレー、ほんま、説明、ヘッタやなぁ。そんな一言で分かるわけないやん。南雲の顔を見てみぃ。ごっつ険しい表情になってんで」
そこで、黒木が嬉々として、
「この小さなドラゴンは、契約者を全力で守ってくれる、究極のPDAです。生きていて、しかも守ってくれる汎用量子コンピュータ内臓個人情報端末……と、いきなり言われても、理解に苦しむと思いますし、そもそも信じられないでしょうけれど、私が語る事は全て事実です。正式名称は、IS=GPQC/タイプD5005‐G7。エキゾ単結晶を使用したヨクトマシンの集合体であり、その機能は多岐にわたります。3Dオブジェクトの量子データ化による亜空間収納、ISAグラフィーによる高性能デジタル解析機能――」
その長々とした説明に、
トコが『イライラ顔』でピクついている、
が、そんな事はお構いなしに、
黒木は、気持ち良さそうに、携帯ドラゴンの解説を続ける。
「――領域外GISネットワークにハックしての情報収集、デジタルマイクロホワイトホールを使ったオールレンジ索敵、未来兵器のFDMコールによる五次元オブジェクト化と、とにかく何でも出来る夢の万能ガジェット。この究極端末は、実は『過去』からの贈り物で、かつて、この地球を支配していた『イス人』という、我々地球人からすると先輩にあたる、人間に対して好意的な、超絶的に頭脳が優れている『S級GOO』が遺してくれたオーパーツで――」
「もうええぇえええ! 逆に、あんたの説明はウダウダと長いねん! いらん解説が多すぎて、結局、なんのこっちゃわからへんし!」
パシンと頭をシバかれて、黒木は、不満げな顔でトコを睨む。
トコは、黒木の視線をガン無視し、
南雲に対して、
「まあ、とにかく、もう大丈夫や。なんせ、あたしのヒドラ一体だけでも、奉仕種族なんか、たとえ三ケタおろうが楽勝で駆逐できるからな」
トコにぽんぽんと肩をたたかれ、
南雲は、ようやく、心底からホっとした顔になった。
そんな南雲に、
紅院は、自分の右手に乗せた携帯ドラゴンの顔を向けて、
「アレス、『ナグモナオ』をサーチ」
指示を受けたと同時に、アレスの目が、ペカーっと光る。
赤い光が、南雲の体を包み込んだ。
二秒ほどで解析が完了すると、携帯ドラゴンの背中に、
南雲の情報が表示されているエアウィンドウが現れる。
「ああ、なるほど」
「どしたん、ミレー」
「この子、生贄適正が開花しているわ。しかも、かなり上質。この子を使って召喚すれば、E級……いえ、D級のGOOくらいまでなら完全にコントロールできるわね」
「そら、厄介やなぁ。ええ上司を欲しがっとる奉仕種族からしたら垂涎(すいぜん)もんやん」
「……『これほど面倒な性質を有している』となると、おそらく、これからも狙われ続けるわね……」
「こ、このトカゲ……? なに、これ……」
「携帯ドラゴン。究極の携帯情報端末よ。千年後のスマホと言ってもいいわね」
「……?」
「ミレー、ほんま、説明、ヘッタやなぁ。そんな一言で分かるわけないやん。南雲の顔を見てみぃ。ごっつ険しい表情になってんで」
そこで、黒木が嬉々として、
「この小さなドラゴンは、契約者を全力で守ってくれる、究極のPDAです。生きていて、しかも守ってくれる汎用量子コンピュータ内臓個人情報端末……と、いきなり言われても、理解に苦しむと思いますし、そもそも信じられないでしょうけれど、私が語る事は全て事実です。正式名称は、IS=GPQC/タイプD5005‐G7。エキゾ単結晶を使用したヨクトマシンの集合体であり、その機能は多岐にわたります。3Dオブジェクトの量子データ化による亜空間収納、ISAグラフィーによる高性能デジタル解析機能――」
その長々とした説明に、
トコが『イライラ顔』でピクついている、
が、そんな事はお構いなしに、
黒木は、気持ち良さそうに、携帯ドラゴンの解説を続ける。
「――領域外GISネットワークにハックしての情報収集、デジタルマイクロホワイトホールを使ったオールレンジ索敵、未来兵器のFDMコールによる五次元オブジェクト化と、とにかく何でも出来る夢の万能ガジェット。この究極端末は、実は『過去』からの贈り物で、かつて、この地球を支配していた『イス人』という、我々地球人からすると先輩にあたる、人間に対して好意的な、超絶的に頭脳が優れている『S級GOO』が遺してくれたオーパーツで――」
「もうええぇえええ! 逆に、あんたの説明はウダウダと長いねん! いらん解説が多すぎて、結局、なんのこっちゃわからへんし!」
パシンと頭をシバかれて、黒木は、不満げな顔でトコを睨む。
トコは、黒木の視線をガン無視し、
南雲に対して、
「まあ、とにかく、もう大丈夫や。なんせ、あたしのヒドラ一体だけでも、奉仕種族なんか、たとえ三ケタおろうが楽勝で駆逐できるからな」
トコにぽんぽんと肩をたたかれ、
南雲は、ようやく、心底からホっとした顔になった。
そんな南雲に、
紅院は、自分の右手に乗せた携帯ドラゴンの顔を向けて、
「アレス、『ナグモナオ』をサーチ」
指示を受けたと同時に、アレスの目が、ペカーっと光る。
赤い光が、南雲の体を包み込んだ。
二秒ほどで解析が完了すると、携帯ドラゴンの背中に、
南雲の情報が表示されているエアウィンドウが現れる。
「ああ、なるほど」
「どしたん、ミレー」
「この子、生贄適正が開花しているわ。しかも、かなり上質。この子を使って召喚すれば、E級……いえ、D級のGOOくらいまでなら完全にコントロールできるわね」
「そら、厄介やなぁ。ええ上司を欲しがっとる奉仕種族からしたら垂涎(すいぜん)もんやん」
「……『これほど面倒な性質を有している』となると、おそらく、これからも狙われ続けるわね……」
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