『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
20話 センエースの本音。
20話 センエースの本音。
「……俺は人を好きになったことがないから、あんたの気持ちを、100%理解することは出来ない。けど……うん……想像はできるよ。だから、今の俺には、あんたに対する反骨精神的な感情は一ミリもない。それは本当だ。嘘じゃない。けど……」
そこで、
センは、いろいろと、グルグルと考えてから、
「あんたは……血を吐くように、本音をさらしてくれた。だから、俺も、少しだけ本音を口にする。正直、自覚症状は薄いんだが……あ、これはカッコつけているとかじゃなく、マジで、現状だと、そこまで自覚症状が強いワケじゃなく……ガチで、自分の気持ちが、まだ完全には理解できていないというか……」
「言い訳はいいから、結論を言え」
「ああ、そうだな……まあ、簡単に言うと、俺は、茶柱罪華の事が気になっている」
「……」
「もっと言うと、今日、面と向かってしゃべってみたことで、薬宮トコのことも、少し、気になっている」
「……」
「紅院美麗も、長く一緒にいれば、おそらく気になってくるだろう。あいつの芯の強さは、正直言って『俺のタイプだ』と言わざるをえない。顔つきも、いうまでもないが、やはり、純粋にキレイだと思う。『100%好み』か……と言われると、また少し違う気もするが、かなりストライクドンピシャに近いことは認める」
「……」
「黒木は……どうだろうなぁ。ちょっと、あいつに関しては、さほど、何も感じてねぇ……けど、美人だとは思う。頭がいい女は嫌いじゃない」
センは、一から十まで、丁寧に、
自分の『恥ずかしい本音』を並べて見せてから、
「だから……今回の件、表面上は『めんどくせぇことに巻き込まれた』的な雰囲気を保ってはいるものの……正直、普通にラッキーだと思っている」
『無様を晒しつくしたセン』の『真摯さ』に、
佐田倉は、
「その気持ちはよく分かる。本音を言ってくれたこと、感謝する」
と、心からの言葉をそろえてみせた。
自分の『想い』と、真剣に向き合ってもらえたことが、
本当に、素直に嬉しかった。
しかし、そこで終わるわけにはいかない。
だから、佐田倉は、
「で、結論は?」
答えをもとめる。
もはや、聞くまでもないが、
しかし、立場上、ハッキリさせておかねばならない。
「……だから、悪いけど、従えない。金の件とか、将来の事とか、正直、魅力的だとは思っている。留年するのはダルいが、どうせ、クラスに友達とかいねぇし、ダブっても、今と状況は何も変わらないから……そこまで色々と保障してくれるのなら、まあ、アリかな、とも思っている。もし、あんたが『俺にとって大事な人間』で、俺が『あんたの感情を大事にしている』という状況だったなら、おそらく、その提案を、笑って受けていただろう。そこに嘘はない。ただ、あんたは、俺にとって大事な人間じゃないから、俺は、あんたの感情よりも、自分の欲望を優先したい。だから……悪いな」
「そうか、まあ、だろうな。立場が逆だったとしたら、おそらく、俺も、同じ結論にいたっただろうから」
「……俺は人を好きになったことがないから、あんたの気持ちを、100%理解することは出来ない。けど……うん……想像はできるよ。だから、今の俺には、あんたに対する反骨精神的な感情は一ミリもない。それは本当だ。嘘じゃない。けど……」
そこで、
センは、いろいろと、グルグルと考えてから、
「あんたは……血を吐くように、本音をさらしてくれた。だから、俺も、少しだけ本音を口にする。正直、自覚症状は薄いんだが……あ、これはカッコつけているとかじゃなく、マジで、現状だと、そこまで自覚症状が強いワケじゃなく……ガチで、自分の気持ちが、まだ完全には理解できていないというか……」
「言い訳はいいから、結論を言え」
「ああ、そうだな……まあ、簡単に言うと、俺は、茶柱罪華の事が気になっている」
「……」
「もっと言うと、今日、面と向かってしゃべってみたことで、薬宮トコのことも、少し、気になっている」
「……」
「紅院美麗も、長く一緒にいれば、おそらく気になってくるだろう。あいつの芯の強さは、正直言って『俺のタイプだ』と言わざるをえない。顔つきも、いうまでもないが、やはり、純粋にキレイだと思う。『100%好み』か……と言われると、また少し違う気もするが、かなりストライクドンピシャに近いことは認める」
「……」
「黒木は……どうだろうなぁ。ちょっと、あいつに関しては、さほど、何も感じてねぇ……けど、美人だとは思う。頭がいい女は嫌いじゃない」
センは、一から十まで、丁寧に、
自分の『恥ずかしい本音』を並べて見せてから、
「だから……今回の件、表面上は『めんどくせぇことに巻き込まれた』的な雰囲気を保ってはいるものの……正直、普通にラッキーだと思っている」
『無様を晒しつくしたセン』の『真摯さ』に、
佐田倉は、
「その気持ちはよく分かる。本音を言ってくれたこと、感謝する」
と、心からの言葉をそろえてみせた。
自分の『想い』と、真剣に向き合ってもらえたことが、
本当に、素直に嬉しかった。
しかし、そこで終わるわけにはいかない。
だから、佐田倉は、
「で、結論は?」
答えをもとめる。
もはや、聞くまでもないが、
しかし、立場上、ハッキリさせておかねばならない。
「……だから、悪いけど、従えない。金の件とか、将来の事とか、正直、魅力的だとは思っている。留年するのはダルいが、どうせ、クラスに友達とかいねぇし、ダブっても、今と状況は何も変わらないから……そこまで色々と保障してくれるのなら、まあ、アリかな、とも思っている。もし、あんたが『俺にとって大事な人間』で、俺が『あんたの感情を大事にしている』という状況だったなら、おそらく、その提案を、笑って受けていただろう。そこに嘘はない。ただ、あんたは、俺にとって大事な人間じゃないから、俺は、あんたの感情よりも、自分の欲望を優先したい。だから……悪いな」
「そうか、まあ、だろうな。立場が逆だったとしたら、おそらく、俺も、同じ結論にいたっただろうから」
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