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『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

27話 嘘ぴょん。

 27話 嘘ぴょん。

 二度の地獄を経験したことで、
 クリミアの老化はさらに進んだが、

 しかし、まだ目は死んでいない。
 その理由はしごく単純。


「な、なめんじゃねぇぞ……あと一回……たえてやる。……私は……決して……反省など……しない! カスをカス扱いして何がわるい!」


 とてつもない地獄にさらされていながら、
 しかし、クリミアは、まだ、
 ド直球のクズで在り続ける。

「罪帝クリミア。プライドだけは、本当に、一丁前だな。さすがは、王族の血族と言ったところか」

 と、いったん、軽く褒めておきながら、

「まあ『その程度の気概』を見せてくるやつは、別に、そこまで珍しいってほどでもないけどな。『ブラッディソウルゲートを2周耐える程度のヤツ』は、今までの神生の中で、300人くらい見てきたし」

 サラっとそう言ってから、
 さらに、

「まあ、つっても『1周で灰になったヤツ』の数は1000を超えているから、2周耐えたお前は、お前は、一応、上位ランクには入る感じかな。ちなみに、俺が見てきた中で、一番耐えたヤツのブラッディソウルゲート周回数は44回だ」

「……ぇ……よん……ぇ? どういう……」

「さっき、俺は、3回耐えたら解放といったな。あれは嘘だ。お茶目な冗談ってやつだな」

「……」

「希望がないと、一周目で簡単に灰になってしまうケースが多くてな。それじゃあ『とことんまでなぶられてから命を奪われていった被害者』は、納得しないだろう? というわけで、耐えられるよう、嘘をついたってわけだ」

「……」

「ちなみに、本当に外に出られる回数は8回だ」

「……さっき……44回たえたやつがいるって……」

「ああ、それ、うそうそ。本当は4回耐えたら出られるよ。まあ、もしかしたら、16回ほど耐える必要があるかもしれないけど。あるいは、12回かも。そんなこといいながら、実は、そのまま、3回で解放されるってケースも微(び)レ存(ぞん)」

「……」

「ちなみに、44回耐えたあいつは、最後まで許しを請うことなく、徹底したクズであり続け、苦しんで、苦しんで、苦しんでから、灰になって死んだ。あいつは、『根性の質量』だけで言えば、ウチの配下クラスといえる。『それほどの根性』を『まともな使い方』すれば、それなりに使えるヤツになったろうに、性根が、どうしようもない悪だったせいで、最後の最後まで、とことん苦しんで死んだ」

 とある世界の、とある国で、
 犯罪者集団の頭を張っていた男。
 名前はドンソール。

 能力も根性も、すさまじく高性能だったが、
 しかし、やつは、あまりにも『悪』が過ぎた。

「さすがに、あいつの記録を更新することは出来ないだろうが、もし、自分の根性に自信があるっていうなら、新記録に挑戦してみてくれ。別に、記録を更新したからって、特に、何もないけど」

「……」

「ここらで、俺の本音を言おうか? お前みたいなカスを相手に、時間を浪費するのは、正直、イヤなんだよ。だから、本当なら、サクっと殺したいんだけど……それは、俺の中のルールに反するんでね。俺が勝手に決めたルールだから、別にいくら破っても、特に問題はないんだけど……ま、そこは気持ちの問題かな」

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