『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

20話 アイテム作りは修羅の道。

 20話 アイテム作りは修羅の道。

「素材は金属系とクリスタル系のハイブリットで……」

 素材を投入し、作りたいアイテムを選択することで、自由にアイテムを作れるお手軽仕様。

 言うまでもないが、素材が貧弱だと、作れるアイテムも弱くなる。
 極めようと思うと『アイテムを作るための素材』をまず作っていかなければいけない。
 もっと凝りはじめると、
 『アイテムを作るため素材のクオリティを上げるための素材』
 なども作らないといけなくなり、
 『究極』を目指すとなれば、
 『その素材のための素材』も……と、際限がなくなっていく。

 ちなみに『アイテムを作成する』の先に待つ、
 『アイテムを強化するアイテムを作成する』という領域になると、
 イクシードギアやジェムといった、
 それぞれ単品を作るだけでもアホほど時間がかかる、
 『クッソ面倒な強化パーツ』との闘いが待っている。

 ちなみに、イクシードギアは、一個つくるだけでも、
 アイテム制作の100~1000倍は時間がかかる。

 ジェムは、イクシードギアよりも簡単に作れるが、
 それでも、満足のいくものをつくろうとすると、
 アイテム作成の10~100倍は余裕でかかる。

「これは……『満足できるもの』を作ろうと思うと、武器一つを作るだけでも、時間がいくらあってもたりない……」


 アイテム作りの奥深さは異常。
 『その果てしなさ』を理解すると、

(……『最低限納得のいくアイテム』をつくるだけでも、1000年は余裕でかかりそうだな……)

 これは『こだわりが強いゲンだからこその感想』ではなく、
 一度でも『アイテム作り』に関わったことがある者なら、
 例外なく、誰もが思う、ただの事実。


「素材の素材の素材……ぐらいまで作りこんでいこうと思うと、錬金術師としてのハンパじゃない技能が不可欠……ほかにも鍛冶屋とかアイテムマスターとか調合士の技能も出来ればほしいところ。もっと凝っていくと、宝石職人とかカラクリ師とかのスキルも必要になってくる。大事なスキルを会得するだけでも1000年かかりそうなほど深く遠い道……」


 アトリエのサポート機能は、チート級の優秀さを誇っているが、
 所詮は、素人をサポートするオペレーションシステムでしかない。

 アトリエで可能なのは、
 『すでに組み立てられたパッケージをあわせる』ことぐらい。

 錬金術師としての技能が低い現状だと、
 自由度の高いアイテム作成は不可能。
 ※ 現時点でも、えげつないほど自由度の高いアイテム作成が出来るが、
   究極を目指すとなると、現状は、かゆいところに手が届いていない。

「もっと踏み込んでいくと、神字でのプログラミングという要素も出てきて、アイテム作成はさらに複雑さを増していき……最終的には『アイテム制作用召喚士』や『ルーン技師』や『言霊士(ことだまし)』や『イクシードギア・アーティスト』のスキルも必要になってくる……」

 快適な動作環境を確立するためにOSを実装するのは、上級者でも当然のことだが、究極を目指すのであれば、そのOSのカスタマイズも自分でやっていかなければいけない。

 当然だが、現在のゲンは、OSのカスタムなど夢のまた夢。


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