『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

12話 今日はやめておくか。

 12話 今日はやめておくか。

 ラムドゴブリンとラムドキマイラを召喚し、
 自陣を充実させるゲン。

 ちなみに、この2枚は、『ラムド王デュエルクエストモンスターズ』を買った時についてきたオマケ。
 オマケでしかないので、
 ぶっちゃけ、さほど強くない。

「さあ、3対1の死闘を始めようか。卑怯なんて言うなよ。これは命がけの殺し合いだ」

 そう宣言してから、ワンダーナイトに切りかかるゲン。

 後方では、ラムドゴブリンが弓を放ち、
 ラムドキマイラが鋭い睨みをきかせている。

「うらうらうらぁ!」

 ゲンが近距離で剣のラッシュ。
 ラムドゴブリンが、遠距離から魔法や矢で追撃。
 ラムドキマイラが、常時、オーラを込めてにらみつける。

 本格的な死闘の開始。
 殺すか、殺されるか。
 命の削り合い。

 ラムドゴブリンの攻撃でダメージはほとんど通っていないが、
 クリティカルで通った時、ワンダーナイトに若干の硬直が出来る。

 存在値に差があるため、ラムドキマイラの遅鈍眼はなかなか発動しないが、
 ゼロではなく、『五分に一回、五秒間ほど』の割合で遅延が発生している。

 決して十全ではないが、いないよりは遥かにマシな援護をしてくれる頼もしい配下たち。

 ワンダーナイトは、HPが高いタイプなので、
 『レベル不足・ステータス不足ゆえの火力不足』の現状では、
 倒すのに非常に時間がかかった。

 15分ほどの、それなりに長い死闘。
 その果てに、

「……ぐ……ぅ……」

 ようやくワンダーナイトは倒れた。

 倒れたワンダーナイトは光の粒となって、三手にわかれ、
 ゲンと、ラムドゴブリンと、ラムドキマイラの三者の中へとおさまっていった。

 そして、そんな経験値分配的なアレコレが終わった直後、
 ワンダーナイトが消えた地点に、
 なんともゲーム的な『袋詰めされた素材』がドロップした。

 薄い皮性の小さな袋。
 ゲンが拾って中を見てみると、

「……クリスタルか……」

 小さなクリスタルが2つ入っていた。
 鑑定士としての技能を有していないゲンでは、
 この素材が良いのか悪いのか判断はつかない。

 ※ ちなみに、ラムドゴブリンとラムドキマイラは、
   経験値の配分が終わった直後に、ラムドカード化に戻った。

「まあ、たぶん、そこらで拾うゴミよりはマシな素材だろう」

 そう言いながら、亜空間倉庫にしまうゲン。

「……一体を倒すだけでも、かなり消耗するな……」

 命がけの闘いを15分も繰り広げれば、誰だって疲れる。

「とはいえ、動けないほどじゃないが……」

 やろうと思えばまだ戦える。
 気力を振り絞れば、
 もう一体、ワンダーナイトを倒すことも不可能ではない。

 だから、数秒だけ『2階に進もうかどうか』と悩んだが、

「今日はやめておくか……」

 諸々をふくめて、そう判断し、ウーンと背伸びをした。
 背骨がパキパキと鳴った。

 今日は、あまりにも準備が足りていない。
 今日は、あくまでも様子見。
 そう結論づけたゲンは、

「あ、そういえば、レベル上がったかな……」

 つぶやきながら、
 スマホを操作して、アプリを開く。

「……お、レベル5になってる。めっちゃあがるな」

 データを確認してみると、しっかり強くなっていた。

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 『ラムドゴブリン』

 《RCL》    【5】

 [HP]     【90/170】
 [MP]     【20/110】

 「攻撃力」    【10】
 「魔法攻撃力」  【9】
 「防御力」    【9】
 「魔法防御力」  【7】
 「敏捷性」    【5】
 「耐性値」    【12】


 魔法『闇球ランク1』

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 『ラムドキマイラ』

 《RCL》    【3】

 [HP]     【100/260】
 [MP]     【50/120】

 「攻撃力」    【10】
 「魔法攻撃力」  【8】
 「防御力」    【15】
 「魔法防御力」  【5】
 「敏捷性」    【9】
 「耐性値」    【16】

 魔法『氷矢ランク1』
 スペシャル『遅鈍眼』

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