『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
5話 ブチ殺すぞ、ゴミめが。
5話 ブチ殺すぞ、ゴミめが。
(ラムドカード作成のためのモンスター討伐……アトリエでアイテムを創るための素材集め……やりたいことは山ほどある……さて、どこから手をつけていくか……)
やるべき事と、やりたいことが、山ほどあって、着手に悩む。
最高に楽しい時間。
高揚が止まらない。
――と、そんな興奮状態のゲンに、
「ところで、最下位くん、ちょっと話があるんだが、時間をくれないか。ダメだと言われても、勝手にもらうけど」
ボーレがそんな言葉を投げかけた。
「……話を『聞く・聞かない』の前に、まず、前提として……なんだ、『最下位くん』って」
「お前、裏では、みんなに、そう呼ばれているんだよ」
「マジでか」
「ああ、たぶんな、知らんけど」
「……はぁ? なんだ、たぶんって」
「正確に言うのであれば『そう呼ばれていたらいいのになぁ』と思いました、って感じのアレなヤツだ」
「……そうですか」
ボーレにウザ絡みされて、
心底からダルそうな顔をするゲン。
ちなみに、一応、『Sクラス内におけるランキング』では、
当然、ゲンが最下位。
ゆえに、ゲンが裏で最下位くんと呼ばれている可能性もゼロではない。
ゲンは、ため息交じりに、
「……で、話ってなんだ?」
「実は、お前にとって、非常にメリットがある話をもってきた」
「うれしいねぇ」
「なぜ、そんなに目が死んでいるのかな?」
「そりゃ、聞く気がないからだろうな」
「そうか、しかし、お前は聞かざるをえない。なぜなら、これは全宮ロコ様に関する話だからな」
「……」
ロコに関する話だと言われてしまったら、ゲンは、確かに聞かざるをえない。
ゲンは、心底面倒くさそうなかおで、
「……で、なんだ?」
「それが、人の話を聞く態度かね?」
「……うぜぇ……」
ゲンは本音をこぼしてから、
「……ボーレ先輩……『ロコ様に関する、私にもメリットのある話』とは、なんでしょうか? ぜひ、お教えいただきたく存じます」
「心がこもっていない、やりなおし」
「ファッキュー、ブチ殺すぞ、ゴミめが」
「あははははは」
ボーレは、おかしそうに笑ってから、
「さて、では、そろそろ本題にいこうか」
多少はマジメな顔つきになって、
「ほら、お前と俺って、選択科目が結構かぶっているだろ?」
「あ? ああ……まあ」
「結構っていうか、お前と俺、『基礎系』はぶっちゃけ、全部かぶってんじゃん?」
「そうだな。それが?」
「で、なぜかは知らんけど、お前には、もれなくヤマトさんがついてくるだろ?」
「そうだな。それが?」
「ストレスがマッハなんだよぉおお!」
「……情緒、どうした……」
急に怒り出したボーレに、ただただ呆れるゲン。
そこで、ボーレは立ち上がり、窓の外の夕日を眺めながら、
ゲンに対して背中で語りだす。
「ハッキリ言おう。俺は、ヤマトさんが怖い。あの人には、こう、なんというか、女子的な怖さの全てが詰まっている気がしてならない」
「女子的な怖さ……いや、それはちょっと違うんじゃないかなぁ。あれは、もっと、こう、根源的な人のヤバさというか……いや、んー、でも、まあ、否定しきれないところもなくはないかな」
(ラムドカード作成のためのモンスター討伐……アトリエでアイテムを創るための素材集め……やりたいことは山ほどある……さて、どこから手をつけていくか……)
やるべき事と、やりたいことが、山ほどあって、着手に悩む。
最高に楽しい時間。
高揚が止まらない。
――と、そんな興奮状態のゲンに、
「ところで、最下位くん、ちょっと話があるんだが、時間をくれないか。ダメだと言われても、勝手にもらうけど」
ボーレがそんな言葉を投げかけた。
「……話を『聞く・聞かない』の前に、まず、前提として……なんだ、『最下位くん』って」
「お前、裏では、みんなに、そう呼ばれているんだよ」
「マジでか」
「ああ、たぶんな、知らんけど」
「……はぁ? なんだ、たぶんって」
「正確に言うのであれば『そう呼ばれていたらいいのになぁ』と思いました、って感じのアレなヤツだ」
「……そうですか」
ボーレにウザ絡みされて、
心底からダルそうな顔をするゲン。
ちなみに、一応、『Sクラス内におけるランキング』では、
当然、ゲンが最下位。
ゆえに、ゲンが裏で最下位くんと呼ばれている可能性もゼロではない。
ゲンは、ため息交じりに、
「……で、話ってなんだ?」
「実は、お前にとって、非常にメリットがある話をもってきた」
「うれしいねぇ」
「なぜ、そんなに目が死んでいるのかな?」
「そりゃ、聞く気がないからだろうな」
「そうか、しかし、お前は聞かざるをえない。なぜなら、これは全宮ロコ様に関する話だからな」
「……」
ロコに関する話だと言われてしまったら、ゲンは、確かに聞かざるをえない。
ゲンは、心底面倒くさそうなかおで、
「……で、なんだ?」
「それが、人の話を聞く態度かね?」
「……うぜぇ……」
ゲンは本音をこぼしてから、
「……ボーレ先輩……『ロコ様に関する、私にもメリットのある話』とは、なんでしょうか? ぜひ、お教えいただきたく存じます」
「心がこもっていない、やりなおし」
「ファッキュー、ブチ殺すぞ、ゴミめが」
「あははははは」
ボーレは、おかしそうに笑ってから、
「さて、では、そろそろ本題にいこうか」
多少はマジメな顔つきになって、
「ほら、お前と俺って、選択科目が結構かぶっているだろ?」
「あ? ああ……まあ」
「結構っていうか、お前と俺、『基礎系』はぶっちゃけ、全部かぶってんじゃん?」
「そうだな。それが?」
「で、なぜかは知らんけど、お前には、もれなくヤマトさんがついてくるだろ?」
「そうだな。それが?」
「ストレスがマッハなんだよぉおお!」
「……情緒、どうした……」
急に怒り出したボーレに、ただただ呆れるゲン。
そこで、ボーレは立ち上がり、窓の外の夕日を眺めながら、
ゲンに対して背中で語りだす。
「ハッキリ言おう。俺は、ヤマトさんが怖い。あの人には、こう、なんというか、女子的な怖さの全てが詰まっている気がしてならない」
「女子的な怖さ……いや、それはちょっと違うんじゃないかなぁ。あれは、もっと、こう、根源的な人のヤバさというか……いや、んー、でも、まあ、否定しきれないところもなくはないかな」
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