『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

101話 センエースの可能性。

 101話 センエースの可能性。

(理解できないのは無理もない。オレも、オレの詳細を把握しているわけじゃないからな。理解してないものを他者に伝えるなど不可能。ちなみに、オレを理解しきれていないのは、オレ自身ではなく、未来のお前な。オレ自身には感情も知性もない。100%ないわけじゃないが、今は発現してねぇ)

 仮バグは、偽ることなく、全てを吐露していく。

 仮バグは、自分に可能な全てを駆使して、
 バンプティと、完全な一つになろうとする。

(バンプティ、深く考えるな。詳細の把握は必要ない。『オレたちが何をなすべきか』……それだけ理解していれば、それでいい)

 ――私たちが、すべきこと……?

(さっき言ったろ? 『プライマル・コスモゾーン・レリックを入手すること』だ。ちなみにいっておくが、『ソレ』がどういうものか、オレは知らん。一度も手に入れてないからな。手に入れて、使い込んで、そうやって、はじめて本質が理解できるようになる……アイテムってのはそういうもんだ)

 ――ぬしは……なにがしたい……?

 その純粋な疑問に対し、
 仮バグは、まっすぐに前を向いて、



(命の可能性と、真剣に向き合いたい)



 その真摯な言葉に、
 バンプティは、疑問を見失った。

 仮バグのセリフは、決して、ごまかしの言葉ではなかった。
 ハッキリと分かった。

 これは、真摯な想い。
 本気のメッセージ。

(センエースという概念が『単なる虚勢』ではなく『本物の希望』たりえるのか……オレは……『オレたち』は、それを見極めるために、存在している)

 ハッキリとした宣言。
 その宣言は、
 高次の理解となって、
 バンプティの中に浸透していく。

 もはや疑問は存在しない。
 自分と向き合いながら、
 自分を取り戻していくだけでいい。

 そんな、バンプティの感情の変化を受け止めると、
 仮バグは、前を向いて、

(……これで『前提』は積んだ。あとは、『ナイア・ゲン・フォース』と融合し、プライマル・コスモゾーン・レリックさえ手に入れれば、『バンプティという概念』は『対センエースの器』になれる。その器と、ゴート・ラムド・セノワールの可能性が一つになった時、究極の絶望が完成する。ここに至るまで、長かった。凶悪にメンドくせぇアリア・ギアスだったが……なんとか積み切った。これで、可能性は開いた)

 そう言い切ってから、
 仮バグは、遠くにいるセンエースに意識を向けて、

(……さあ、センエース。テメェは、オレ(究極の絶望)をこえられるか? 言っておくが、ガチで完成したオレは、お前でも引くほど強大だぞ)

 ――こうして、物語は大きく動き始める。
 バタフライエフェクトを飲み込む世界線の収束によって、
 1年後、センエースは、問題なく自爆して、
 原初の世界へと旅立つ。

 裏イベントスイッチS099がONになったことにより、
 『細かいポイント』で『ちょっとした変化』はみられたものの、
 しかし、大きな問題が起こることはなく、

 センエースは順調に、
 神の最果て『究極超神化7』へと届き、
 いと美しき『月光の龍神』となりて、

 ――真・第一アルファへと旅立つ。

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