『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
55話 コピーにコピーを重ねるパクリ野郎。
55話 コピーにコピーを重ねるパクリ野郎。
「はっはぁああああ!! 超々々々々大当たりだぁああああああ!」
叫ぶバンスール。
歓喜の中で、
「――『サクリファイス・リーンカネーション』、発動ぉおおおお!! 刻印は『記憶模倣』! 貴様の記憶に刻まれた『最恐』をコピーするぅうう!」
宣言すると、
バンスールの存在値が、
限界を超えて跳ね上がっていく。
膨大な力。
ありえないほどの高みへと昇っていく。
「ぷはぁ……」
天を仰ぎ、息を吸う。
「はは……ははははははははははははははははははははははは!!!!!!」
バンスールは、豪快な高笑いを決め込んでから、
恍惚の表情で、
「どうだぁああ、カドヒトぉおおおお!! この高み! この異質!! ついに、オレはっ……オレは『本物』になったぁあああああ! 永遠を飲み込んだ邪悪!! 限界の向こう側の向こう側の向こう側ぁあああああああ!!」
「おお、すごい技だな。ガチで驚いたよ。まさか、俺の記憶にある『アポロギス』をコピーするとは……いやぁ、あらためて見ると、アポロギス、すげぇなぁ……当時の俺、よく倒せたなぁ……」
つぶやきつつも、
心の中で、
(いやぁ……しかし、コピーにコピーを重ねているだけのパクリ野郎が『本物になった』などという大層な言葉を使うとは……ギャグが上品すぎて、逆に笑えないレベルだぜ)
などと思っていると、
――『本物になったバンスール』は、
何度か深呼吸をしてから、
ニィっと黒く微笑んで、
「貴様の戦闘力がいかに高かろうと、もはや、これまでだ。今のオレは極限の向こうにいる。すべての神を超越した、究極の邪悪。もはや、自分で自分がさっぱり理解できない領域。だが、これだけは分かる。オレは無上。最強という概念の具現」
「確かに、お前の『数字』は異常な領域に達しているな」
うんうんと頷いてから、
カドヒトは、
「アポロギス×バンスールという狂気……それが、どの程度の高みなのか、しかと、この身で味わわせてもらおう」
ニィと黒く笑い、
「ただ、まあ、『俺の望み通り』に『リミット』まで届いてくれたお前を相手するのに、存在値170のままってのは、さすがに体裁が悪すぎるな。狂気には狂気で返す。それが礼儀」
などと言ってから、
カドヒトは、
「特別に見せてやるよ、俺の……『リミット』を――」
グっと腹の底に力をこめる。
すると、
――パァンッッ!!
と、
カドヒトの肉体が、
まるで風船みたいに、弾けて飛んだ。
と、同時、
カドヒトが立っていた場所に、
――『小さな太陽』が出現した。
そして、その小さな太陽の上には、
目を閉じて座禅を組んでいる男が一人。
頭上に天輪を浮かべ、
背中に剣の翼を携えて、
瀟洒な長羽織を羽織った男。
もはや、隠せない。
彼こそが、この上なく尊き神の王、
究極超神センエース。
――センは、ゆっくりと目を開けると、
小さな太陽から腰を下ろし、
「すぅ……はぁ……」
どこか遠くを見つめながら、
無我の極地で、ゆっくりと深呼吸をする。
今、この瞬間だけではない。
彼は、ずっと、極地の最果てで瞑想していた。
『仮バグが登場した瞬間』から『現在』に至るまでの時間、
――およそ、52分。
その時間の全てを、
センエースは、
『完全集中』に使った。
『人格』と『戦闘力の一割』を込めることができる『ミガワリヤドリギ』という究極超神器に『場』を任せ、裏では、せっせと完全集中時間を稼いでいた。
『ミガワリヤドリギ(カドヒト)』はオートで動かせるが、
しかし、アイテム使用時のリンクを切ることは出来ないゆえ、
真の『完全集中』を実現することは不可能。
結果、10倍の時間を必要とした。
50分の完全集中。
普通なら、稼げるわけがない時間。
しかし、センは稼いでみせた。
ゆえに、可能となる。
果て無き神の姿に成ることが。
「――『究極超神化6』――」
そう宣言すると、
センの全身を、神々しい輝きが包み込む。
グンと、のびやかに、
ズンと、メタリックな重厚感を感じさせつつ、
厳かに、うたうように、踊るように、
オーラと魔力が閃光の旋律を刻む。
その旋律を受けて、バンスールは、
「ぅ……ぁ……」
思わず一歩、後退(あとじ)さってしまった。
『存在値で言えば、自分の方が上だ』と、
魂魄では理解できているのに、
体の反応を制御できなかった。
バンスールの視線の先で、
センの輝きはさらに加速していく。
――究極超神化6。
尊き『神』の最果て。
数多の絶望を乗り越え、
神の限界を超え、
さらに、その先へ、先へ、先へ、
そうして、たどり着いた、真なる究極の最果て。
――フォルムは、
『スピリットプラチナ・フォルテシモ』。
全ステータスが高性能で、かつ、強烈に高いクリティカル率&クリティカルヒットダメージが特徴的なスタイル。
『全部で5つあるスタイル』の中でも、特に汎用性が高い姿。
万能性を追求した至高の究極覚醒技。
『究極超神化6/スピリットプラチナ・フォルテシモ』
この輝きこそが、本物の無上。
白金に、淡い金をちりばめた、凍てつくような輝き。
冷たいけれど、どこか柔らか。
まるで、泡で出来た羽のような光が、荘厳に、穏やかにまたたく。
「はっはぁああああ!! 超々々々々大当たりだぁああああああ!」
叫ぶバンスール。
歓喜の中で、
「――『サクリファイス・リーンカネーション』、発動ぉおおおお!! 刻印は『記憶模倣』! 貴様の記憶に刻まれた『最恐』をコピーするぅうう!」
宣言すると、
バンスールの存在値が、
限界を超えて跳ね上がっていく。
膨大な力。
ありえないほどの高みへと昇っていく。
「ぷはぁ……」
天を仰ぎ、息を吸う。
「はは……ははははははははははははははははははははははは!!!!!!」
バンスールは、豪快な高笑いを決め込んでから、
恍惚の表情で、
「どうだぁああ、カドヒトぉおおおお!! この高み! この異質!! ついに、オレはっ……オレは『本物』になったぁあああああ! 永遠を飲み込んだ邪悪!! 限界の向こう側の向こう側の向こう側ぁあああああああ!!」
「おお、すごい技だな。ガチで驚いたよ。まさか、俺の記憶にある『アポロギス』をコピーするとは……いやぁ、あらためて見ると、アポロギス、すげぇなぁ……当時の俺、よく倒せたなぁ……」
つぶやきつつも、
心の中で、
(いやぁ……しかし、コピーにコピーを重ねているだけのパクリ野郎が『本物になった』などという大層な言葉を使うとは……ギャグが上品すぎて、逆に笑えないレベルだぜ)
などと思っていると、
――『本物になったバンスール』は、
何度か深呼吸をしてから、
ニィっと黒く微笑んで、
「貴様の戦闘力がいかに高かろうと、もはや、これまでだ。今のオレは極限の向こうにいる。すべての神を超越した、究極の邪悪。もはや、自分で自分がさっぱり理解できない領域。だが、これだけは分かる。オレは無上。最強という概念の具現」
「確かに、お前の『数字』は異常な領域に達しているな」
うんうんと頷いてから、
カドヒトは、
「アポロギス×バンスールという狂気……それが、どの程度の高みなのか、しかと、この身で味わわせてもらおう」
ニィと黒く笑い、
「ただ、まあ、『俺の望み通り』に『リミット』まで届いてくれたお前を相手するのに、存在値170のままってのは、さすがに体裁が悪すぎるな。狂気には狂気で返す。それが礼儀」
などと言ってから、
カドヒトは、
「特別に見せてやるよ、俺の……『リミット』を――」
グっと腹の底に力をこめる。
すると、
――パァンッッ!!
と、
カドヒトの肉体が、
まるで風船みたいに、弾けて飛んだ。
と、同時、
カドヒトが立っていた場所に、
――『小さな太陽』が出現した。
そして、その小さな太陽の上には、
目を閉じて座禅を組んでいる男が一人。
頭上に天輪を浮かべ、
背中に剣の翼を携えて、
瀟洒な長羽織を羽織った男。
もはや、隠せない。
彼こそが、この上なく尊き神の王、
究極超神センエース。
――センは、ゆっくりと目を開けると、
小さな太陽から腰を下ろし、
「すぅ……はぁ……」
どこか遠くを見つめながら、
無我の極地で、ゆっくりと深呼吸をする。
今、この瞬間だけではない。
彼は、ずっと、極地の最果てで瞑想していた。
『仮バグが登場した瞬間』から『現在』に至るまでの時間、
――およそ、52分。
その時間の全てを、
センエースは、
『完全集中』に使った。
『人格』と『戦闘力の一割』を込めることができる『ミガワリヤドリギ』という究極超神器に『場』を任せ、裏では、せっせと完全集中時間を稼いでいた。
『ミガワリヤドリギ(カドヒト)』はオートで動かせるが、
しかし、アイテム使用時のリンクを切ることは出来ないゆえ、
真の『完全集中』を実現することは不可能。
結果、10倍の時間を必要とした。
50分の完全集中。
普通なら、稼げるわけがない時間。
しかし、センは稼いでみせた。
ゆえに、可能となる。
果て無き神の姿に成ることが。
「――『究極超神化6』――」
そう宣言すると、
センの全身を、神々しい輝きが包み込む。
グンと、のびやかに、
ズンと、メタリックな重厚感を感じさせつつ、
厳かに、うたうように、踊るように、
オーラと魔力が閃光の旋律を刻む。
その旋律を受けて、バンスールは、
「ぅ……ぁ……」
思わず一歩、後退(あとじ)さってしまった。
『存在値で言えば、自分の方が上だ』と、
魂魄では理解できているのに、
体の反応を制御できなかった。
バンスールの視線の先で、
センの輝きはさらに加速していく。
――究極超神化6。
尊き『神』の最果て。
数多の絶望を乗り越え、
神の限界を超え、
さらに、その先へ、先へ、先へ、
そうして、たどり着いた、真なる究極の最果て。
――フォルムは、
『スピリットプラチナ・フォルテシモ』。
全ステータスが高性能で、かつ、強烈に高いクリティカル率&クリティカルヒットダメージが特徴的なスタイル。
『全部で5つあるスタイル』の中でも、特に汎用性が高い姿。
万能性を追求した至高の究極覚醒技。
『究極超神化6/スピリットプラチナ・フォルテシモ』
この輝きこそが、本物の無上。
白金に、淡い金をちりばめた、凍てつくような輝き。
冷たいけれど、どこか柔らか。
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