『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
12話 万能にして幸運度がハンパない超人ヤマト。
12話 万能にして幸運度がハンパない超人ヤマト。
Sクラスを受けにきた受験生は、ぶっちゃけ、全員が、勇者ハルス級の力を持っている。
のだが、しかし、その大半が地下2階に進めずに停滞していた。
すでに試験開始から10分以上経過しているが、
いまだ誰も2階へと進む階段を発見できずにいる。
いりくんだ迷路構造。
現状『自分が今どこにいるのか』を正確に把握できている者は少ない。
魔法の明かりが強いので、視界はそれなりに良好だが、
構造が迷路状になっており、通路は薄暗くて先が見えない。
(完全にローグ仕様だなぁ……ここまで再現する必要はなかろうに……)
ゲンが、心の中で不満をたれていると、
そこで、ロコが、
「まさか『地獄級』でくるとは思わなかったわね……」
ボソっとそうつぶやいた。
「地獄級?」
ゲンが聞き返すと、
「チョコネコの不思議な館は『複数段階の難易度設定』が出来る仕様なのだけれど……その中で最悪の難易度が地獄級。一番簡単な『実家のような安心感級』でも、地下10階まで降りるのに1時間はかかるっていうのに……」
いくらなんでも受験生に対して最高難度を提供してくるとは思っていなかったロコ。
地獄級ともなれば、ロコが全力を出しても3~4時間はかかる。
「……こうなったら、他の連中を蹴落としている余裕はないわね……というか、そんなことをする必要がないわ。今回の試験は間違いなく一次で終了する」
そんな会話をかわしている間、
ヤマトが、
「あ、2階への扉、はっけーん」
隠し扉を発見した。
「……すごいな、ヤマト。ここまでモンスターは全てワンパンだし、ワナも速攻で解除してしまうし、『死ぬほど分かりにくい隠しルート』もバンバン発見するし……」
「ふっふーん。まあ、私は万能の天才だからねぇ」
レンジャーやダンジョンマスターのスキルも獲得しているため、
この手の探索はお手の物。
見栄や冗談やハッタリなどではなく、事実、万能の天才。
それが、ヤマトという頭のおかしい超人。
※ ちなみに、ここで隠し扉を発見できたのは、
単に『彼女の幸運値が異常に高いから』であり、
スキル等はあまり関係がない。
(人格さえまともだったら、反社のトップランカーになんかならず、最高品質の優等人生を送れただろうに……)
『唯一の欠点があまりにも大きすぎる万能の天才』を横目に、
ゲンは、地下2階へと降りていく。
★
一時間ほどかけて、5階まで降りたゲンチーム。
ほかの受験生は『一人(ザコー)』を除いて、
いまだ3階にもたどり着けていない状況なので、
驚異的なスピードといえた。
それもこれも全てヤマトのおかげ。
ともにした時間が増えれば増えるほど、
ゲンは、ヤマトに対して、
『尊敬』の感情を抱くようになってきた。
(すげぇな、この女……)
あまりに『性格が突飛すぎる』ため、
これまでは、『ヤベぇ変態』としか思っていなかったが、
こうも、まざまざと高性能ぶりを見せつけられると、
さすがに『敬意的な何か』を抱かずにはいられない。
「美人で、万能か……本当にすごいな、お前」
「ふふーん。まあ、それほどでもあるけどねぇ」
「本当に、性格さえまともだったらなぁ……」
「はははぁー、まれによく言われるねぇ」
5階にたどりついて、
少し歩いたところで、
扉を見つけたゲンたち。
警戒しつつ、その扉を開けると、
そこには、
(……あのデブメガネは……さすがにモンスターじゃないよな……試験官かな……)
メガネをかけたデブ男が一人で立っていた。
Sクラスを受けにきた受験生は、ぶっちゃけ、全員が、勇者ハルス級の力を持っている。
のだが、しかし、その大半が地下2階に進めずに停滞していた。
すでに試験開始から10分以上経過しているが、
いまだ誰も2階へと進む階段を発見できずにいる。
いりくんだ迷路構造。
現状『自分が今どこにいるのか』を正確に把握できている者は少ない。
魔法の明かりが強いので、視界はそれなりに良好だが、
構造が迷路状になっており、通路は薄暗くて先が見えない。
(完全にローグ仕様だなぁ……ここまで再現する必要はなかろうに……)
ゲンが、心の中で不満をたれていると、
そこで、ロコが、
「まさか『地獄級』でくるとは思わなかったわね……」
ボソっとそうつぶやいた。
「地獄級?」
ゲンが聞き返すと、
「チョコネコの不思議な館は『複数段階の難易度設定』が出来る仕様なのだけれど……その中で最悪の難易度が地獄級。一番簡単な『実家のような安心感級』でも、地下10階まで降りるのに1時間はかかるっていうのに……」
いくらなんでも受験生に対して最高難度を提供してくるとは思っていなかったロコ。
地獄級ともなれば、ロコが全力を出しても3~4時間はかかる。
「……こうなったら、他の連中を蹴落としている余裕はないわね……というか、そんなことをする必要がないわ。今回の試験は間違いなく一次で終了する」
そんな会話をかわしている間、
ヤマトが、
「あ、2階への扉、はっけーん」
隠し扉を発見した。
「……すごいな、ヤマト。ここまでモンスターは全てワンパンだし、ワナも速攻で解除してしまうし、『死ぬほど分かりにくい隠しルート』もバンバン発見するし……」
「ふっふーん。まあ、私は万能の天才だからねぇ」
レンジャーやダンジョンマスターのスキルも獲得しているため、
この手の探索はお手の物。
見栄や冗談やハッタリなどではなく、事実、万能の天才。
それが、ヤマトという頭のおかしい超人。
※ ちなみに、ここで隠し扉を発見できたのは、
単に『彼女の幸運値が異常に高いから』であり、
スキル等はあまり関係がない。
(人格さえまともだったら、反社のトップランカーになんかならず、最高品質の優等人生を送れただろうに……)
『唯一の欠点があまりにも大きすぎる万能の天才』を横目に、
ゲンは、地下2階へと降りていく。
★
一時間ほどかけて、5階まで降りたゲンチーム。
ほかの受験生は『一人(ザコー)』を除いて、
いまだ3階にもたどり着けていない状況なので、
驚異的なスピードといえた。
それもこれも全てヤマトのおかげ。
ともにした時間が増えれば増えるほど、
ゲンは、ヤマトに対して、
『尊敬』の感情を抱くようになってきた。
(すげぇな、この女……)
あまりに『性格が突飛すぎる』ため、
これまでは、『ヤベぇ変態』としか思っていなかったが、
こうも、まざまざと高性能ぶりを見せつけられると、
さすがに『敬意的な何か』を抱かずにはいられない。
「美人で、万能か……本当にすごいな、お前」
「ふふーん。まあ、それほどでもあるけどねぇ」
「本当に、性格さえまともだったらなぁ……」
「はははぁー、まれによく言われるねぇ」
5階にたどりついて、
少し歩いたところで、
扉を見つけたゲンたち。
警戒しつつ、その扉を開けると、
そこには、
(……あのデブメガネは……さすがにモンスターじゃないよな……試験官かな……)
メガネをかけたデブ男が一人で立っていた。
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