『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
5話 ボケが長ぇ。
5話 ボケが長ぇ。
「私も、ロコ様と一緒にこの学校に入ることにしたから。そのつもりで、よろぉ」
「おい、ヤマト……いいかげん『ボケ』が長ぇ。俺は、そのネタに、いつまで付き合えばいいんだ?」
「ボケじゃないよ、真剣だよぉ」
そこで、ザコーは、ヤマトの目をジっと見つめる。
5年程度の付き合いでしかないので、さほど長い仲とも言えないが、
しかし、今日まで、共に『それなりの修羅場』を潜り抜けてきた相棒。
ゆえに、
「……なにがあった?」
ただごとではないという事に気づき、
ザコーのトーンが真剣なソレにかわった。
「いろいろあったんだよぉ」
しみじみと言ってから、
「まあ、その辺は語ると長くなるから省略しておくよぉ。とにかく、今の私は、スーパーカリスマアウトサイダーズ・ゴキから脱退していて、ロコ様の支配下の一人になって、ゲン・フォースくんの護衛的な役職についている謎のファンタスティック宇宙一美少女という設定だから、ザコーくんと一緒に帰ることはできないねぇ」
ザコーは、非常に面倒くさそうな顔でヤマトの話を聞いていた。
2回ほど、湿度の高いタメ息をついてから、
「……あぁ……んー……どうすっかなぁ……」
天を仰ぎ、うんうんと唸ってから、
「どうやら、このバカは、現状、たまに陥る『話になんねぇモード』に入っている様子……」
ザコーは、『頭がおかしいヤマト』と、長くはないにしても、短くない時間を過ごしてきた。
ゆえに、彼――彼女(ヤマト)が時折理解不能になるという点には慣れている。
ヤバい連中を束ねているリーダーだけあって、
ヤバい連中の特殊生態にも慣れているのだ。
「なんで、そんなワケわかんねぇことほざいてんのか不明だが……理由を聞いたところでどうせ、またワケわかんねぇ答えが返ってくるだけだろうし……」
そう結論づけると、
『決意した顔』で、
「めんどくせぇが、仕方ねぇ。……とりあえず、お前がロコを殺さないっていうなら、俺がロコを殺してやる。そして、ヤマト……お前は、首にナワつけて引きずってでも、必ず連れて帰る」
狂気の宣言をするザコー。
暗殺宣言を受けたロコは、
いつでも臨戦態勢に入れるよう、
魔力とオーラを練りあげていく。
その波動に気づいたザコーは、
きわめて事務的な『仕事人の目』でロコをにらみつける。
そんな両者の間に割って入って、
ヤマトが、
「今のロコ様は、まだ受験生だけど、一応、全宮学園の関係者ということで、ルル様の庇護下に入るんだけど、無茶なことをして大丈夫ぅ? 受験のライバルとして蹴落とすならともかく、暗殺対象として抹殺するとなれば、さすがに話が変わってくると思うんだけどぉ」
「ルルが大事にしている順位を正確に教えてやろうか。『在学生』≫『受験生』≫『それ以外』だ」
「それが?」
「俺が在学生になって、ロコが受験生止まりなら、ルルは俺に味方するってことだよ」
「え、もしかして、ザコーくんもテスト受けるの?」
「ああ。よって俺が、これから、『受験のライバルであるロコ』を蹴落とそうと全身全霊で邪魔をして『ウッカリ殺してしまう』のも当然の話。この世は、しょせん焼肉定食。だろ?」
「……」
「全宮ルルは、誰の味方もしない。ただ、自分の支配領域内で病的に自分のルールを遵守するだけの変態。あのオバハンは、融通ってのがきかねぇ。なんせ、あのオバハンは、俺たちとさほど変わらないくらいのキ〇ガイだからなぁ」
「私も、ロコ様と一緒にこの学校に入ることにしたから。そのつもりで、よろぉ」
「おい、ヤマト……いいかげん『ボケ』が長ぇ。俺は、そのネタに、いつまで付き合えばいいんだ?」
「ボケじゃないよ、真剣だよぉ」
そこで、ザコーは、ヤマトの目をジっと見つめる。
5年程度の付き合いでしかないので、さほど長い仲とも言えないが、
しかし、今日まで、共に『それなりの修羅場』を潜り抜けてきた相棒。
ゆえに、
「……なにがあった?」
ただごとではないという事に気づき、
ザコーのトーンが真剣なソレにかわった。
「いろいろあったんだよぉ」
しみじみと言ってから、
「まあ、その辺は語ると長くなるから省略しておくよぉ。とにかく、今の私は、スーパーカリスマアウトサイダーズ・ゴキから脱退していて、ロコ様の支配下の一人になって、ゲン・フォースくんの護衛的な役職についている謎のファンタスティック宇宙一美少女という設定だから、ザコーくんと一緒に帰ることはできないねぇ」
ザコーは、非常に面倒くさそうな顔でヤマトの話を聞いていた。
2回ほど、湿度の高いタメ息をついてから、
「……あぁ……んー……どうすっかなぁ……」
天を仰ぎ、うんうんと唸ってから、
「どうやら、このバカは、現状、たまに陥る『話になんねぇモード』に入っている様子……」
ザコーは、『頭がおかしいヤマト』と、長くはないにしても、短くない時間を過ごしてきた。
ゆえに、彼――彼女(ヤマト)が時折理解不能になるという点には慣れている。
ヤバい連中を束ねているリーダーだけあって、
ヤバい連中の特殊生態にも慣れているのだ。
「なんで、そんなワケわかんねぇことほざいてんのか不明だが……理由を聞いたところでどうせ、またワケわかんねぇ答えが返ってくるだけだろうし……」
そう結論づけると、
『決意した顔』で、
「めんどくせぇが、仕方ねぇ。……とりあえず、お前がロコを殺さないっていうなら、俺がロコを殺してやる。そして、ヤマト……お前は、首にナワつけて引きずってでも、必ず連れて帰る」
狂気の宣言をするザコー。
暗殺宣言を受けたロコは、
いつでも臨戦態勢に入れるよう、
魔力とオーラを練りあげていく。
その波動に気づいたザコーは、
きわめて事務的な『仕事人の目』でロコをにらみつける。
そんな両者の間に割って入って、
ヤマトが、
「今のロコ様は、まだ受験生だけど、一応、全宮学園の関係者ということで、ルル様の庇護下に入るんだけど、無茶なことをして大丈夫ぅ? 受験のライバルとして蹴落とすならともかく、暗殺対象として抹殺するとなれば、さすがに話が変わってくると思うんだけどぉ」
「ルルが大事にしている順位を正確に教えてやろうか。『在学生』≫『受験生』≫『それ以外』だ」
「それが?」
「俺が在学生になって、ロコが受験生止まりなら、ルルは俺に味方するってことだよ」
「え、もしかして、ザコーくんもテスト受けるの?」
「ああ。よって俺が、これから、『受験のライバルであるロコ』を蹴落とそうと全身全霊で邪魔をして『ウッカリ殺してしまう』のも当然の話。この世は、しょせん焼肉定食。だろ?」
「……」
「全宮ルルは、誰の味方もしない。ただ、自分の支配領域内で病的に自分のルールを遵守するだけの変態。あのオバハンは、融通ってのがきかねぇ。なんせ、あのオバハンは、俺たちとさほど変わらないくらいのキ〇ガイだからなぁ」
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