『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
106話 スマートに恨んでくださいねぇ。
106話 スマートに恨んでくださいねぇ。
「すいませんねぇ。他人を痛めつけるのは趣味じゃないんですけど、今回は、出来るだけボコボコにしてから殺してほしいとお願いされているものでぇ」
そう言いながら、
ヤマトは、ロコの顔を踏みつけて、
「本当に、こういうのは好きではないんですよぉ。ほら、この踏みつけ方からも、嗜虐心はあまり感じられないでしょ? あくまでも、私は、依頼通りに動いているだけなんですよぉ。ですから、あんまり、妙な怨み方はしないでくださいねぇ。いや、もちろん、さっきも言った通り、これから殺すわけですから、一定以上の恨まれ方をするのは覚悟しているんですよぉ。『殺したこと』に対する恨みはもちろん享受しますともぉ。ええ、ええ」
淡々と、一定のリズムで、
ごちゃごちゃぬかすヤマトに、
「……毒……撃……ランク10!!」
ロコは高火力の魔法を放った。
状態異常にさせることが目的ではなく、
追加効果として状態異常に陥らせる系の衝撃属性の魔法攻撃。
ヤマトは、ロコの魔法をまともに受けたが、
「おお、痛いですねぇ……本当に素晴らしぃ。私に匹敵する才能……いえ、もしかしたら、私以上ですかねぇ。あなたの『毒系魔法における資質』という一点だけは、私以上かもしれませぇん。総合的な資質で言えば『余裕で負けない』という自信がありますけどねぇ。ふふふぅ」
「……蛇滅……牙狼……ランク……」
ロコが続けて魔法を使おうとするが、
そこで、
「おぉっと、もうしわけなぁい」
ヤマトは、アイテムボックスから取り出した布を、
「ぬぐぅ!」
ロコの口に押し込んで黙らせる。
「そろそろ攻撃されるのが鬱陶しくなってきたので、防がせてもらいますよぉ、っと。一応、清潔な布ですから、ご安心をぉ」
などと、意味のない配慮を見せつつ、
「あ、無詠唱魔法の発動に干渉阻害する魔方陣も張らせてもらいますねぇ」
そう言って、ロコの可能性をつぶしていくヤマト。
「うー、うー」
と、血走った目で何かを叫ぼうとするものの、
もはや、まともにしゃべることもできないロコ。
そんなロコを二秒ほど観察してから、
ヤマトは、
「んー、やはり、私、こういうの好きじゃないですねぇ」
やれやれとでも言いたげに首を振って、
「……あなたのお兄さんから『全力で痛めつけてほしい』と真摯にお願いされてさえいなければ、とっくに殺していましたよぉ。信じてくださいねぇ。本当に本当ですからねぇ」
本気で信じてほしそうにそう言ってから、
「子供をいたぶる……非常に醜い。こういう『ただ醜いだけの雑味』って、ほんとに嫌いなんですよぉ。普段なら『そういう依頼はこっちに振らないように』とザコーくんにもお願いしていますし、あの人は私くらいしか友人がいないから、私の頼みは結構ちゃんと聞いてくれるんですよぉ。まあ、私は、ザコーくんのことを友達だとは思っていないんですけどねぇ。もっと言えば、ザコーくんも私を友達とは思っていませんがぁ。……ははっ」
「すいませんねぇ。他人を痛めつけるのは趣味じゃないんですけど、今回は、出来るだけボコボコにしてから殺してほしいとお願いされているものでぇ」
そう言いながら、
ヤマトは、ロコの顔を踏みつけて、
「本当に、こういうのは好きではないんですよぉ。ほら、この踏みつけ方からも、嗜虐心はあまり感じられないでしょ? あくまでも、私は、依頼通りに動いているだけなんですよぉ。ですから、あんまり、妙な怨み方はしないでくださいねぇ。いや、もちろん、さっきも言った通り、これから殺すわけですから、一定以上の恨まれ方をするのは覚悟しているんですよぉ。『殺したこと』に対する恨みはもちろん享受しますともぉ。ええ、ええ」
淡々と、一定のリズムで、
ごちゃごちゃぬかすヤマトに、
「……毒……撃……ランク10!!」
ロコは高火力の魔法を放った。
状態異常にさせることが目的ではなく、
追加効果として状態異常に陥らせる系の衝撃属性の魔法攻撃。
ヤマトは、ロコの魔法をまともに受けたが、
「おお、痛いですねぇ……本当に素晴らしぃ。私に匹敵する才能……いえ、もしかしたら、私以上ですかねぇ。あなたの『毒系魔法における資質』という一点だけは、私以上かもしれませぇん。総合的な資質で言えば『余裕で負けない』という自信がありますけどねぇ。ふふふぅ」
「……蛇滅……牙狼……ランク……」
ロコが続けて魔法を使おうとするが、
そこで、
「おぉっと、もうしわけなぁい」
ヤマトは、アイテムボックスから取り出した布を、
「ぬぐぅ!」
ロコの口に押し込んで黙らせる。
「そろそろ攻撃されるのが鬱陶しくなってきたので、防がせてもらいますよぉ、っと。一応、清潔な布ですから、ご安心をぉ」
などと、意味のない配慮を見せつつ、
「あ、無詠唱魔法の発動に干渉阻害する魔方陣も張らせてもらいますねぇ」
そう言って、ロコの可能性をつぶしていくヤマト。
「うー、うー」
と、血走った目で何かを叫ぼうとするものの、
もはや、まともにしゃべることもできないロコ。
そんなロコを二秒ほど観察してから、
ヤマトは、
「んー、やはり、私、こういうの好きじゃないですねぇ」
やれやれとでも言いたげに首を振って、
「……あなたのお兄さんから『全力で痛めつけてほしい』と真摯にお願いされてさえいなければ、とっくに殺していましたよぉ。信じてくださいねぇ。本当に本当ですからねぇ」
本気で信じてほしそうにそう言ってから、
「子供をいたぶる……非常に醜い。こういう『ただ醜いだけの雑味』って、ほんとに嫌いなんですよぉ。普段なら『そういう依頼はこっちに振らないように』とザコーくんにもお願いしていますし、あの人は私くらいしか友人がいないから、私の頼みは結構ちゃんと聞いてくれるんですよぉ。まあ、私は、ザコーくんのことを友達だとは思っていないんですけどねぇ。もっと言えば、ザコーくんも私を友達とは思っていませんがぁ。……ははっ」
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