『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……
83話 稀代のキ〇ガイ×2。
83話 稀代のキ〇ガイ×2。
「……全宮ロコの剣『ゲン・フォース』……お前に、痛みの底を教えてやる」
静かな流動。
よどみなくオーラが流れて、
魔力がシンと深くたゆたう。
「私はダギーのように甘くはない」
血走った目。
感情が膨れ上がっている。
言葉は静かだが、
しかし、頭は沸騰しきっている。
「ぎゃぁあああっっ!!」
吹っ飛んだゲンに、
アギトは無慈悲な追撃を咥える。
「己(おの)が頭の悪さを恨め……貴様は、全てを間違えた」
高次幻覚属性の魔法を多用し、
ゲンのパルスに直接訴えかける猛攻。
「がぁっっ! げぁああ! ぎぃいいぁあああああ!!」
一般人では、20秒と持たずに廃人になってしまう地獄の波状的精神攻撃。
けれど、ゲンは、
「ぐぅ……ぁあああああああ! ――『武装闘気』っっ!!」
強化魔法を使い、
戦意を示す。
それを受けて、アギトは笑う。
「まだ目が死んでいないな! 見事だ! 改めて認めよう! 貴様の精神力は常軌を逸している! だが、持ってあと5分といったところかな!」
アギトは止まらない。
わきあがってくる怒りに身を任せて、
ゲンに対して、終わらない地獄をたたきつけていく。
「うげぇええ! だああああ! がぁあああああ!」
痛みの限界に挑戦。
ゲンの中でいろいろな感覚が鈍っていく。
マヒの直前で、
「終わらせんぞ! お前の地獄はまだ! 終わらない!」
アギトの無慈悲な調律が入る。
アギトがゲンに魅せている地獄は、ほとんどアート。
特殊芸術の域に入った命の瀬戸際。
歪な輝きの枠内で、
アギトの高揚も天元を突破していく!
「これまでの人生において、何度か拷問の経験もあるが……ここまで耐えた者はお前が初めてだ! 誇れ、クソガキ! 貴様の根性は、私のお墨付きだ!」
とめどなく膨れ上がっていく情動。
ゲンの凶悪な精神力によって、アギトの中で、何かが壊れた。
心の深い部分に根付くサディスティックな箇所にニトロがブチこまれた。
アギトは、全身全霊で、ゲンを壊していく。
没頭していく。
――だが、
そんな時間も長くは続かなかった。
圧倒的興奮と高揚を保てたのは、
ほんの5分程度の非常に短い期間だけ。
「……ぉ、お前は……どういう……」
絶望を超越した拷問時間が5分を超えて、
だが『まだまだ強く輝く目』でアギトを睨みつけてくるゲンの瞳。
その瞳に宿っているのは狂気。
常軌を逸したキ〇ガイの目。
ロコもたいがいだが、
ゲンもたいがい。
どちらもドラマティックにラリっている。
(壊れている……コレも、ロコも……ぜんぶ、ぜんぶ……)
絶望を超越した拷問時間が5分を超えて、
だが『まだまだ強く輝く目』でアギトを睨みつけてくるゲンの瞳。
その瞳を受けて、アギトは言う。
「ぁ、あのなぁ……これだけ徹底的な仕打ちを受けたらなぁ……普通は、数秒で限界がくるものなんだよぉ……なのに、なんで、こんな……す、数分も持つわけがないんだ……よっぽどの訓練を受けた戦士でも、最初の数十秒でギブアップしている……そういう地獄なんだぞ……わかっているのか、貴様……」
いつまでたっても折れる気配がまったくないゲンに対し、
アギトは怒りと恐怖がないまぜになった奇妙な感覚を覚えた。
異次元の気持ち悪さ。
言葉にするのが難しい感情。
「なんなんだ、貴様は……『貴様ら』は……いったい……何がしたいんだ……」
ゲンとロコ。
両者に対して、アギトは心底から『不快感』を覚えた。
まるで、自身の体内で二匹のムカデが這い回っているみたい。
「……全宮ロコの剣『ゲン・フォース』……お前に、痛みの底を教えてやる」
静かな流動。
よどみなくオーラが流れて、
魔力がシンと深くたゆたう。
「私はダギーのように甘くはない」
血走った目。
感情が膨れ上がっている。
言葉は静かだが、
しかし、頭は沸騰しきっている。
「ぎゃぁあああっっ!!」
吹っ飛んだゲンに、
アギトは無慈悲な追撃を咥える。
「己(おの)が頭の悪さを恨め……貴様は、全てを間違えた」
高次幻覚属性の魔法を多用し、
ゲンのパルスに直接訴えかける猛攻。
「がぁっっ! げぁああ! ぎぃいいぁあああああ!!」
一般人では、20秒と持たずに廃人になってしまう地獄の波状的精神攻撃。
けれど、ゲンは、
「ぐぅ……ぁあああああああ! ――『武装闘気』っっ!!」
強化魔法を使い、
戦意を示す。
それを受けて、アギトは笑う。
「まだ目が死んでいないな! 見事だ! 改めて認めよう! 貴様の精神力は常軌を逸している! だが、持ってあと5分といったところかな!」
アギトは止まらない。
わきあがってくる怒りに身を任せて、
ゲンに対して、終わらない地獄をたたきつけていく。
「うげぇええ! だああああ! がぁあああああ!」
痛みの限界に挑戦。
ゲンの中でいろいろな感覚が鈍っていく。
マヒの直前で、
「終わらせんぞ! お前の地獄はまだ! 終わらない!」
アギトの無慈悲な調律が入る。
アギトがゲンに魅せている地獄は、ほとんどアート。
特殊芸術の域に入った命の瀬戸際。
歪な輝きの枠内で、
アギトの高揚も天元を突破していく!
「これまでの人生において、何度か拷問の経験もあるが……ここまで耐えた者はお前が初めてだ! 誇れ、クソガキ! 貴様の根性は、私のお墨付きだ!」
とめどなく膨れ上がっていく情動。
ゲンの凶悪な精神力によって、アギトの中で、何かが壊れた。
心の深い部分に根付くサディスティックな箇所にニトロがブチこまれた。
アギトは、全身全霊で、ゲンを壊していく。
没頭していく。
――だが、
そんな時間も長くは続かなかった。
圧倒的興奮と高揚を保てたのは、
ほんの5分程度の非常に短い期間だけ。
「……ぉ、お前は……どういう……」
絶望を超越した拷問時間が5分を超えて、
だが『まだまだ強く輝く目』でアギトを睨みつけてくるゲンの瞳。
その瞳に宿っているのは狂気。
常軌を逸したキ〇ガイの目。
ロコもたいがいだが、
ゲンもたいがい。
どちらもドラマティックにラリっている。
(壊れている……コレも、ロコも……ぜんぶ、ぜんぶ……)
絶望を超越した拷問時間が5分を超えて、
だが『まだまだ強く輝く目』でアギトを睨みつけてくるゲンの瞳。
その瞳を受けて、アギトは言う。
「ぁ、あのなぁ……これだけ徹底的な仕打ちを受けたらなぁ……普通は、数秒で限界がくるものなんだよぉ……なのに、なんで、こんな……す、数分も持つわけがないんだ……よっぽどの訓練を受けた戦士でも、最初の数十秒でギブアップしている……そういう地獄なんだぞ……わかっているのか、貴様……」
いつまでたっても折れる気配がまったくないゲンに対し、
アギトは怒りと恐怖がないまぜになった奇妙な感覚を覚えた。
異次元の気持ち悪さ。
言葉にするのが難しい感情。
「なんなんだ、貴様は……『貴様ら』は……いったい……何がしたいんだ……」
ゲンとロコ。
両者に対して、アギトは心底から『不快感』を覚えた。
まるで、自身の体内で二匹のムカデが這い回っているみたい。
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コメント
紅月
センエースのこのバカみたいな精神力ほんと少しでいいから分けて欲しいw