『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

46話 裏閃流究極超奥義。


 46話 裏閃流究極超奥義。

「どうだ、P型センキー、俺が必死になって積んできた『本気の全力』は、なかなかウザってぇだろ? でも、まだ、終わりじゃないぜ。お前には、特別に、俺の上限(リミット)を見せてやる」

「ぐっ」

 ダダダダダダっと『豪速の殴る蹴る』という、怒涛の追撃をいれながら、

「虹を集めた虚空。玲瓏(れいろう)な蒼穹。幻想の戒光(かいこう)」

 鉄心コール(ポーズなしバージョン。ゆえに、効果は少し落ちる)を積み始めたセンエースを見て、
 P型センキーは、

「げぇっ!」

 思わず声をもらし、

「さ、させるかっ」

 どうにか黙らせようと、
 センエースの腹部にカウンターの拳をぶちこむが、

「っ――貫くような銀河を見上げ、」

 『くの字』になるほど、しっかりとストレートをぶち込まれていながら、
 しかし、センエースは、ほんの一瞬のひるみしか見せず、淡々とコールを続ける。

「こ、このボケェ! 止まれ! 黙れ! 口、閉じろ!!」

 怒涛の連撃で、鉄心コールを止めようとするが、
 しかし!

「――煌めく明日を奪い取る」

(と、止まらねぇ……こ、このカス、マジか……)

 P型センキーは、ようやく理解する。
 センエースという狂気……

(……おそらく、こいつは、積んできたんだ……『闘いながら、邪魔されながら、それでもコールし続ける』という狂気の鍛錬を……い、イカレ野郎がぁ……)

 ――積みたけりゃ、前提を整えな。
 誰よりも自分に厳しいセンエースが、
 『誰かに投げた言葉』を、自分に適応しないわけがない。
 センエースは整えてきた。
 必死になって、
 膨大な時間をかけて、
 『鉄火場で積むための前提』を、これでもかと積んできた。
 だから、



「さあ、詠おう。詠おうじゃないか。
 たゆたう銀河を彩《いろど》りし、オボロゲな杯はいを献じながら」


(もう無理だ……止められねぇ……積まれる……っ)





「――俺は、センエース。神威(かむい)の桜華(おうか)を背負い舞う閃光!」





 ギィイイイイイイインッッッ!!
 と、気血(きけつ)が沸き上がり高まっていく音が領域中に響き渡った。
 素人目にもわかる、極限までブチ上がっている。
 全身を満たす、イカれた量のオーラと魔力。
 その全てが、右の拳に集まっていく。
 高まって、高まって、高まっていく。
 状況が厳しすぎるゆえ『限界』までは積めなかったが、
 しかし、できうる限りの全てを積んだ。

 ――だから、センは、





「――裏閃流究極超神技、龍閃崩拳(りゅうせんぽんけん)――」





 踏み込み足に心を込めて、
 コンマの下に無数の0が並ぶ最速のフレームに乗せて、

 センは、全力の右をつきだした。
 極大のオーラが一点に集中する。
 可能性が暴走して、
 だから、次元が泣き言を叫ぶ。
 コンパクト化しきれなかった余波で、世界が吹っ飛びかけたが、
 どうにか、ギリギリのところで持ちこたえる。
 ※ 今回のサーバーダウンしかけた事がキッカケで、コスモゾーンは、早急に、極大エネルギーコンパクト化システムにテコ入れをするのだが、そんなこと、センには知る由もなし。





「ぎぃいいいあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっ!!」



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