『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

17話 究極超最終形態ネオグレートバグ・ソウルレリーフ。


 17話 究極超最終形態ネオグレートバグ・ソウルレリーフ。

「ここだろ! ど真ん中のタイミングだ! さあ、P型センエース2号さんよ……とくと魅せてくれ! 俺に、心底『全力を出さないとヤベェ』と思わせてくれ! あるんだろ? とっておき! 今のあんたがカスに思える、最強のスーパーモード!」

「……ガキが……」

 心底ダルそうにそうつぶやいてから、

「……最終的には、『前借り』を『使う』しかないだろうな……これで、また理論上の最大値から遠のく……まったく……てんで思い通りにいきゃしねぇ……」

 ボソっとそう言ってから、
 フゥと息を吐き、


「――[コマンドリンク]《究極超最終形態ネオグレートバグ・ソウルレリーフ》――」


 そう宣言すると、
 P型センエース2号のコアに変革が起こった。
 黒い波動を放ち、
 時折、バチバチと電流が放出される。

 それを見て、
 阿修羅ゼンは、ドキドキしながら、

「おぉ……膨れ上がっていくねぇ……すげぇ、すげぇ……想像通りの、とんでもない存在値だ。やっぱり、あんたは、ハンパなく大きかった」

「まるで『頑丈なオモチャ』でも眺めているような目だな……不快きわまる」

 P型センエース2号の不快感を、
 阿修羅ゼンは、全力でシカトして、
 ワクワク顔のまま、

「なあ、P型センエース2号先輩。ちょっとだけ、今の状態で試させてもらうけど……殺さないでくださいね」

 などと、ナメたことをほざく。

「……完全にオモチャ扱いだな」

 P型センエース2号の了承など待たず、
 阿修羅ゼンは、今の状態で出せる全力でもって、
 P型センエース2号に殴りかかった。

 攻撃力100億オーバーという、凶悪な出力の暴力だが、
 しかし、

「……ははっ……まあ、こうなるわな……余裕で想定の範囲内だ」

 阿修羅ゼンは、こめかみに軽く冷や汗を浮かばせながら、ボソっとそう言った。
 今の阿修羅ゼンに出せる最大出力を受けて、
 しかし、P型センエース2号は、ビクともしなかったから。

 阿修羅ゼンは、追加で、もう2・3発、拳を叩きこんで、
 かつ、

「波動一閃!!」

 剣を薙いでみたりもしたが、
 P型センエース2号には、キズ一つつける事も叶わなかった。

「すっげ、すっげ……超硬ぇ。ハンパなく高純度のオーラ……あんたの圧力は、フッキ以上。確実に、今まで俺が出会ってきた『敵』の中で、ぶっちぎり、ナンバーワンの『高み』に達している」

「……人生経験の少ないガキに言われても、特に誇らしいとは思わないな」

 P型センエース2号の軽口をシカトして、
 阿修羅ゼンは、

「楽しみだよ……自分がどのくらい強くなったのか……ようやく試せる……」

 おごそかに、心を統一させる。
 ゆったりと、深く、どこまでも、
 自分の中へと潜って、潜って、潜って、
 奥で眠っている『可能性』を引っ張り上げる。


「ついに、お前の出番だぞ、フッキ。俺たちの道を阻(はば)む壁を……さあ、共に砕こう」


 その支援要請に、
 ゼンの中のフッキが応える。

 ――キィイイイン!!

 と、魂魄が急速に高まっていく。
 異常な速度の上昇。
 その勢いは、留まる事を知らず、
 ゼンという個を、高く、高く、押し上げていく。

 ゼンが、下腹部に力を込めて、
 喉を枯らす勢いで、
 叫ぶ!!



「閃(せん)・聖(せい)・融(ゆう)・儀(ぎ)!!」


 宣誓の直後、
 ゼンの背中に、陰陽をゆがませたジオメトリが浮かぶ巨大な龍翼が顕現!!


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