『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

135話 究極の誓約!!


 135話 究極の誓約!!

「もらうだけで終わるつもりはない! これまでに、ずっと言うてきたとおり、ワシの全部で、あんたを開く! 必ず! あんたの核を開くと誓う! だから、あんたの全部をワシにくれぇえええ!!」

「……」

 ソンキーは、最後の最後に、
 ほんの少しだけ悩んでから、

「……いいだろう。人の身でありながら、ここまで辿り着いたお前の可能性に賭けてやる」

 その了承と同時、
 トウシの全身が輝きで満ちていく。
 とてつもなく深い、高貴な光。

「タナカトウシ。お前と完全な一つとなることで、俺は、長く超えられずにいた壁を超えられるかもしれない」

 期待に包まれた言葉は、
 冷たい光のアワになって、

「俺一人では、どうしても辿りつけなかった壁の向こう側へ……お前と共に、俺は行く」

 トウシの中で弾けてまざる。





「コスモゾーンよ。俺は誓う。ソンキー・ウルギ・アースは、タナカトウシとの完全なる融合を望む。俺はトウシであり、トウシは俺だ。この日、この時、この瞬間をもって、俺達は……『一つ』になる」






 ソンキーの宣言により、世界が鳴動した。
 狂気の誓いが質量をもって、
 コスモゾーンに刻まれる。

 異なる資質を有する『二つの究極の可能性』が、
 天道の最奥で、
 幽明を飲み干し、
 歪に混ざり合って、
 原理を超過した流水になる。





 ――運命のウルティマ・ギアス、起動――





 ――ウルティマ・ギアス。
 それは、この世でたった一人、
 ソンキー・ウルギ・アースだけが使える固有スペシャル。
 ありていに言えば、
 アリア・ギアスの上位システム!!

 冒涜的な覚悟の核爆発。
 ぶっ飛びで未完成な『可能性の塊』たちが、有機的に絡み合い、
 目がくらむほど膨大な『一つ』になる。

 奈落の銀と、凍てつく黒に、
 十界の闘神が弾けて混ざる。

 運命が収束する。
 輝きは、明確な輪郭となり、
 あやふやな概念ではなく、定形の量子をもった神として、その場に降臨する。

 凶悪な美形。
 わずかに残る狡猾さ。

 冷淡な無機質さと、ギラギラの危うさを伴う不規則な屈折。
 艶やかな陽炎。

 ――そんな『彼』に、
 『神の王』は、
 礼節をもって問う。

「お前は、誰だ?」





「俺は究極超神の序列二位。神界の深淵に巣食う宵闇。自縛を司る修羅にして、乱れ咲く銀の流星。彷徨(さまよ)う冒涜(ぼうとく)、ソンキー・ウルギ・アース」





 その名乗り口上を受けて、
 モンジンは、少々呆れ交じりに、

「……合体したんなら、トウシの要素もいれてやったらどうだ?」

 と問いかけられ、ソンキーは、

「役割分担する事にしたんだよ。日常生活ではトウシで、戦闘では俺。その方が合理的だ」

「……ってことは、なにか? もし、お前が勝って、第一アルファ(元の世界)に帰れたら……お前、制服着て、中学校に通うことになるのか?」

「そういうことになるな」

「おいおい、受け入れんのかよ。冗談だろ?」

「それが、ルールだ。ただ魂魄を混ぜただけではない。互いの運命を享受する。全てを受け入れるからこそ、俺は……俺達は、限界を超えて強く輝く」

「くく……はははっ! 笑えるぜ! お前がお行儀よく、授業を受けているシーンを、ぜひ、この目で見てみたい……が、残念ながら、その抱腹絶倒に興じる夢は叶わない。お前は、ここで、俺に殺されるから」

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コメント

  • キャベツ太郎

    あー、部下説とセン敗北説は無くなったかー(セン敗北説は元より無しの方向で考えていたがw)

    1
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