『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

128話 神様、色々やべぇ。


 128話 神様、色々やべぇ。

「ガチの最終決戦をはじめよう。俺に勝てたら解放してやる。ま、仮に、俺に勝てたとしても、解放されるのはお前だけだが」

「っ」

「椿美代には、あそこにいるガキどもを全員殺すように指示してある。というわけで、お前に残された道は二つだけ。俺に負けて全滅するか、俺に勝って、独りさびしく元の世界に帰るか。さあ、お前が進む道は、どっちかな?」

「……どちらも否定する。椿美代とあんたを殺して、トゥルーエンドを目指す」

 言うと、トウシは、モンジンに背を向け、椿美代に向かって特攻をかまそうとした。
 限りなく最短での必殺を求めての行動。
 迷いはなく、よどみもなかった。
 確実にしとめられると確信できた。

 ――が、

「俺をナメるのは自由だが、そのツケは必ず払ってもらう」

 椿の首を落とそうとした直前、
 後頭部に衝撃が走って、
 気付けば、トウシは、頭部から地面に潜っていた。

「ぶはぁ!」

 地面から這い出したところで、

「ぐぅえぇっ!!」

 さらに、もう一発、脳天に一撃をくらって、視界に黒い赤が滲んだ。
 目の前がグラングランと揺れる。

 モンジンは、そんなトウシの頭部を掴み、

「全身全霊を捧げて、俺と対峙したとしても、お前ごときじゃあ、俺にちょこっと遊ばれて終わり――それが現状なのに、俺を放っておいて、椿を倒す? 無理に決まってんだろ、ナメんな、ボケ」

「ぐっ……ぅう……」

「ほら、見てみろ、トウシ。もう半分以上、椿に殺されたぞ」

 視線を向けてみると、
 椿は、無感情に、たんたんと、神話狩りのメンバーを狩っている。

 虹宮という良質な魂魄を喰らった椿の成長は著しく、
 また、岡葉・味崎と、立て続けに、隊長クラスが捕食されてしまったものだから、
 もはや、トウシの抜けた神話狩りに勝ち目はなかった。

 神話狩りのメンバーは、どうにか椿を抑え込もうと、必死に闘っているが、
 椿が強くなりすぎていて、カウンターの一撃をいれる事すらままならない。

「簡易オートとはいえ、正式に俺の制御下にある今の椿美代は、バロールともやりあえるくらいの凶悪な強さになっている。あいつらじゃ、絶対に対抗できない」

 また、あっさりと殺された。
 そして、また殺される。
 死体は喰われ、
 また椿は強くなる。
 負の連鎖は止まらない。

「やめ……ろ」

「ん? 何か言ったか?」

「やめろや……ええかげんにせぇ……なんで……こんな……あんた、前に、「絶対にクリアできん条件で全滅はさせん」って言うとったやないか……なのに、どうして……」

「理由を教えてほしいって? なら、答えよう。お前の限界を見てみたくなったから」

「……」

「タナカトウシ。狂気的な頭脳を持つ者よ。お前は、まだ、お前自身の限界に達していない。絶望を知り、自分の深層に辿りつけ。最果てに辿り着いたお前となら、多少は楽しいゲームができるはずだ」

「……やっぱり……遊び相手を探すのが目的……そんな……そんな下らない理由で……」

「そんな下らない理由でお前達をもてあそんでも許される。それが俺だ。比類なき最強。無敵の神。命の王モンジン。よろしくどうぞ」

「クソ邪神がぁああああ!!」


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