『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

83話 サブイベント?


 83話 サブイベント?


 トウシとソンキーが多次元で修行を積んでいる間、
 神話狩りのメンバーには、サブイベントが発生していた。


 突如あらわれたアダムが、みなに言う。

「これから、貴様らにはサブイベントに挑戦してもらう。サブイベントは、貴様らに対するボーナスのようなものだ。課題をクリアできれば、強力なアイテムや金が手に入る……にかかわらず、クリアできなかったからと言って全滅するというワケでもない」

「本当に、デメリットはないんすか? あやしいなぁ」

「もちろん、戦闘系のイベントでは『死ぬリスク』がある。だが、そんなものは、日常生活においても起こりうる当たり前の話。絶対に死ぬことがないセーフティゾーンなど、この世のどこにも存在しない」

 そう言うと、アダムは、五枚のカードを提示して、

「それぞれのカードには、簡単なイベント内容と難易度が示されている。難易度が高ければ高いほど高ランクの報酬が手に入るが、もちろん、リスクは高い」

「この一番難易度が高いイベントは、内容が『不明』としか書かれていないのですが?」

「つまり、それも含めての難易度ということだろうが。下らない質問をするな」

 そこで、アダムは、最も難易度が高い難易度のカードを指さして、

「そのイベントに参加できる者の定員は8名に限定されている。別に強制はしないが、上位8名を投入する事を強くすすめる」

「8人……」
「とりあえず、トウシくんは確定として……」
「ていうか、トウシくんを呼んでこないと」

 と、そこで、アダムが、


「ちなみに言っておくが、このサブイベントで、タナカトウシの使用は厳禁とする」


「……はぁ……また、トウシくん禁止かよ……」
「露骨に、嫌がらせしてくるわね」
「トウシくん、完全にバランスブレイカー扱いされているな」
「運営側の調整ミスのツケをなんで俺たちが払わなきゃいけないんだ……」
「とはいえ、曲芸師が登場して以降のパ○ドラみたいに、トウシくんがいなきゃ無理な内容のイベントとかに再調整されたら、俺ら、完全に空気になっちまうから、トウシくん禁止くらいのルールの方がまだ、なんとか……」
「ポジティブな考え方だなぁ……」

「で、最高難易度に挑む8人だけど……どうする?」
「単純に、2位~9位で組めばいいんじゃね?」
「……んー、となると、蜜波(ナツミ)、虹宮、岡葉、鈴木(ホウマ)、佐藤(ツカム)、雷堂、味崎、暁(ジュリア)か……」

「部隊長級が全員出動って感じだな」

「そっちに主力を全投入したりして、他のイベント、大丈夫か?」

「別に、俺ら副隊長クラスだって、何もできない無能って訳じゃねぇ。こっちの難易度『上~中』の内容を見る限り、『上の連中がいないとどうしても無理』ってほどの内容でもない」

 話し合いが行われた結果、結局、上位8人が最高難易度に出向き、
 他のイベントは、それぞれ、
 『戦力と内容を細かく計算した上でバランスよく投入する』という形になった。

 アダムが言う。

「そろそろ、話はまとまったようだな。それでは、サブイベントを開始する」

 そう言って、アダムが指を鳴らすと、全員がシュンとその場から消えた。


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