『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

82++話 ネオバグ。


 82++話 ネオバグ。

「……アホな事言っていないで、お前もちょっと知恵を貸してくれ」

「何もできまちぇんね。オイちゃんもちょっと試してみまちたけど、拒絶されまちた。というわけで、一緒にババぬきをやりまちょう」

「やんねぇよ、ってか、二人でババぬきって正気か、お前」

「えっ……世界一美しい究極超女神であるオイちゃんの誘いを断るなんて……そっちこそ、正気でちゅか?」

「もう、ちょっと、黙ってて。今、俺、忙しいから」

「お、オイちゃんを……こ、こんな蔑ろに……これが、倦怠期……ひ、ひどいでちゅっ! オイちゃんは、こんなにも、お兄に、心を尽くしてきたというのに! 飽きたらポイでちゅか?!」

「シッ、ちょっと、マジで静かにっ」

 シューリをだまらせてから、センは、思考の底へと沈んでいく。


「100人を召喚したことによる弊害……いや、その程度でバグるほど、世界は脆くねぇ。ならば、この異常事態の理由は……」


 深く、頭を回転させるが、
 あまりにも不可解な事象すぎて、証が立てられない。

「考えても分からない領域……となれば、原因の究明・鑑別よりも、まずは対処……」

 そこで、センは、
 今回のデスゲームで仕事をしてもらった『幾人かの第一アルファ人』に調査隊を組ませて、探りを入れてみた。


 ――既にリタイアした連中の『携帯ドラゴンの力』を一時的に復活させた上で、
 1時間ほどかけて、念入りに調査した結果、

「この熱量に、ステータスデータ……まさか……『バグ』か……?」

 調査隊によるデータ報告を受けたセンは、

「いや、バグよりも高性能だな。進化したバグ……ネオバグってところか。いや、名称とかはどうでもいいが……とにかく、まずいな……バグは、マナやナノスピリットを内包している超希少タイプの鬼面倒なクソモンスター。バグなら、第一アルファでも力を使える……第一アルファの武力じゃ対抗できねぇ……」

 頭を悩ませた結果、

「だが、携帯ドラゴンの力なら……」

 事前の調査で、すでに、携帯ドラゴンの力なら第一アルファでも、かなり自由に行使可能だという事は分かっている。


「動力源が異質な携帯ドラゴンの力は、第一アルファでも行使可能……携帯ドラゴンが、第一アルファでバグに対抗できうる唯一の可能性」


 辿り着く。
 たった一つの対抗手段。

「ガラパゴス化しちまっているが……どうやら、『俺以外の第一アルファ人』の行き来は可能らしい……となれば……」

 センはすぐさま、ゲームのプログラムを変更していく。
 設定を大幅に変更したのちに、ボソっと、

「イベントとして処理してやる……『センエース印の異世界デスゲーム』を生き残った連中の優秀さは半端じゃないぞ。俺たち『第一アルファ人』の底力を思い知らせてやる」

「タナカトウシを投入するんでちゅか?」

「いや、どうやら、あいつは、今、『壁』を超えようとしているみたいだから、あいつ以外を使う。あいつを主軸にするのは当然だが、あいつ一人におんぶにだっこじゃ、『一歩踏み込んだ先』には進めない……今後も、ネオバグみたいな脅威が出てこないとも限らないし、出来る限り、神話狩りのメンバーを強化しておく」



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