『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

47話 救済措置。


 47話 救済措置。

「携帯ドラゴンの強さに主軸をおいたテストもあるし、普通の数学テストなどもある」

 アダムの話を聞いて、ここにいる大半の者は、

(((普通のテストなら、まあ、なんとか……)))
 と考えたが、しかし、一部の者は、

赤原「げっ、うそだろ……俺、『この人生においては、数学を捨てる』って決めて生きてきたんだけど……」
味崎「その30000の中の誰かに100点をとられたら、こっちは1点のミスでも終わりってことか……どんだけ厳しいテストだよ」


「救済措置はある。カス共の上限は100だが、貴様らは、バカテス方式で、かつ、点数の売買が可能」

 それを聞いた赤原が、

「トウシくん! いや、トウシ様!」

 トウシにすがりついて、

「あなた様がゴッソリとかっさらうであろう数学の点数の一部を! どうか、俺に! 売ってくださいませ!」

「うっさいのう……お前かて、頭ええんやから、そこそこの点数は取れるやろ?」
「俺、マジで数学はやってきていないんだ! 歴史系ならどんなレベルの模試でも満点いける自信があるけど、数学は無理なんだ! 『ビブンセキブン』と『ビビデバビデブウ』の違いが分からないってレベルなんだ!」

「そいつは、また、なかなかにファンキーなレベルやな……」

 そこで、岡葉が溜息をついて、

「トウシくん、申し訳ないけれど、苦手科目持ちの人達のサポート、お願いできませんか」
「「「「「「おねがいします、トウシ様!」」」」」

「いや、まあ、別にええんやけど……流石に、ワシ一人で100人分のカバーはできんと思うで。10000点は取れる気せぇへんからなぁ」

岡葉「トウシくんなら10000点も不可能じゃないって気がしないでもないけど……それはさておき、もちろん、トウシくんに全部を押しつける気はないよ。僕ら全員でカバーしていこう。英語なら、TOECで満点以外は取った事がないボクがカバーしよう」

雷堂「数学なら、私もカバーできると思うわ。一応、ヨーロッパ女子数学オリンピックに出た事もあるから」

「ぁ、雷堂さんって、やっぱり、あの雷堂なんだ……」
「え、確か、金メダル取ってなかったっけ?」
「あらためて思うけど、この集団、いろいろやべぇな……」
「中学生のトップ層を集めたって感じだな……」
「よく俺、生き残れてんな……」
「この中でも、ぶっちぎりトップのトウシくん、やべぇな……」

 と、そこで、アダムが、

「このイベント中、貴様らの拠点となる校舎はアレだ」

 指差した先には、近代的なガラス張りの綺麗な校舎があった。

「三階に筆記テスト用の講堂がある。今からキッカリ一時間後に、そこで最初のテストを開始する予定だ。いかなる理由があろうと遅刻は0点になるから、そのつもりで。以上」

 最後にそう言って、アダムは瞬間移動で消えていった。





 ★





 校舎に入ったトウシたちは、さっそく役割分担して、30分を目安に、校舎内の探索を始めた。

「食べ物は、山ほどあるな……」
「寝床もちゃんとしているわね」
「あ、風呂もある」
「ここがテスト用の講堂か……なんか、荘厳な雰囲気だな」
「あ、向こうの校舎を見て、私たちと同い年っぽい人たちがいる」
「……このデスゲームに殺された30000人の魂、そのコピー……か」
「このゲームの主催者ってほんとにクソね……」
「しっ。あんまり、神様の悪口言うな……」
「そやな。神様の悪口は言わん方がええ。あのアダムとか、九華とかって、神様の狂信者っぽいから、下手な事をいうと、ルール無視して、突撃してくるかもしれへんで」



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