『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

31話 エクストラステージ。


 31話 エクストラステージ。

「この難易度だったら、マジメに闘う人員が二人もいれば勝てたかな」
「そうですね。この程度なら、私(ナツミ)と鈴木(ホウマ)さんだけでも、なんとか倒せたと思います」

 岡葉と蜜波ナツミがそんな会話をしている後ろで、

「……はっ、この程度か……これだったら、仮に俺が邪魔をしても、突破できたな……つまんね。まあ、そこはもう別にいいけどな。悪くないオモチャを見つけたし」

 などと言いながら、チラっとジュリアに視線を向けて舌なめずりをする板瀬。

「最初から、かなりの美形だとは思っていたが……見れば見るほどいい女だ……あれが俺の下に屈服している所を想像するだけで、下半身の充血が止まらねぇ」

 などと、クソみたいな事をブツブツとつぶやいている板瀬。
 たまたま彼の妄言が耳に入ったナツミが、
 そこで、

「ジュリアさんは、田中(トウシ)くんの彼女なので、あなたのものにはなりませんよ」

 その発言を受けて、板瀬は、ブっと吹いて、

「ありえねぇ、あれほどのいい女が、あんなカスみたいな男と付き合うワケねぇだろ」

「田中さんは強いですよ。あなたが1000人いても勝てないくらい、果てしなく」

「そりゃ、恐ぇ。けど、じゃあ、なんで、そんな凄いヤツが、俺に土下座かましてきたんだよ」

「ジュリアさんを守るためだと思いますよ」

「守る為だぁ? はっ、じゃあ、なぜ、選抜に立候補しなかった? ナイトぶるなら、何よりも、そこが先決だろ」

「彼の実力を知らない貴方達が、彼を選抜メンバーに選ぶ訳がないからです。ジュリアさんの命を守るために、あの時の田中くんが出来た事は、あなたに下らないマネをさせないことだけ。だから、彼は迷わずに頭を下げた」

「はは! カッコイー。――で、俺は、いつまで、そのクソ妄想を聞いていればいいんだ? お前もかなりのいい女だから、できれば、もっとお喋りしていたいんだが……流石に、話がつまんなすぎて萎えてきたぜ」

「それは良かった。あなたを楽しませようとは1ナノたりとも思っていないので」

「……お前も調教しがいがありそうだな」

 などと話している間に、
 岡葉が、敵モンスターに、トドメの一撃を入れた。

 結果的には、ほんの5分ほどで、岡葉たちは、アッサリと、初イベントをクリアしてしまった。


岡葉「どうやら、イベントの難易度は大したことなさそうだね」
蜜波「最初だけかもしれませんけどね」
板瀬「つぅか、俺らが有能すぎるんじゃね? へっ、この調子だと、フロアボスも楽勝っぽいな。そろそろ挑んでみるか」


 そこで、アダムが舞台上に立ち、


「クリアを認める。報酬として、お前達には、それぞれ、10万MDPと『☆9』の強化パーツを贈呈する」


「10万MDPと『☆9』?! この程度の難易度をクリアするだけで、そんな大層な景品がもらえんのかよ! はは! おいしいぃ!」

 パーツと大金を受け取って御満悦の板瀬。
 そんな彼らに、アダムは言う。

「さて、ここからは、エクストラステージだ。挑戦するかどうかはお前ら自身で決めていい。挑戦すれば、命の危険はあるが、しかし、それは参加者だけ。挑戦しないなら、しないでも構わない。ただし、このエクストラステージ限定の強化パーツは入手できない。エクストラでもらえるアイテムは、先ほど渡したものとは比べ物にならないくらい超豪華な景品だ。さあ、どうする?」



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