『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

14話 惜しみなく裏技を使っていくトウシ。


 14話 惜しみなく裏技を使っていくトウシ。


岡葉「ここらで、いったん、無料10連を引いてみない? 互いの戦力差をハッキリさせておくことは、今後の行動の基準になると思う」
ホウマ「ぴよぴよ(ハッキリさせる必要はないんじゃない? ていうか、ハッキリさせるのイヤなんだけど)」
岡葉「別に、手札を全部見せろと言っているわけじゃないよ。たとえば、『☆Xが当たった人がいた』ってなれば、たとえ、性能がどんなものであれ、その☆X持ちを警戒するだろ? それとも、そういう強敵を下手に敵に回して『余計な被害』をこうむりたい?」
ホウマ「ぴよぴよ(なるほど、そういう考えね)」


岡葉「あと、強化アイテムにはどんなものがあるのか、情報交換するのはメリットがある。切札を晒すのはイヤだろうけど、カスアイテムの情報を交換しあうのは、お互いにとって損はないはずだ」

ホウマ「ぴよぴよ(カスアイテムとはいえ、情報は情報。レアアイテムは、その上位互換だから、方向性を知っておく事にはメリットがある。交換材料にすることで、カスはカスではなくなる……)」

岡葉「そういうこと」

 と、そこで、首にタトゥーが入っているガラの悪い少年『板瀬』が、

「俺はいいぜ。その案、乗った。全員で情報交換しようや。ゲームの序盤っていったら、やっぱり、そこからだろ。『切札や戦法』を『隠したり温存したりする』のは、ある程度、全員が成熟してきた中盤以降にやればいい」


 冷静にメリットを考えた上での話し合いは、結果的に、スムーズにまとまって、
 この場にいる者達は、即座にガチャの項目を開いた。

ツカム「☆3、☆2、☆2……おっ……☆7きましたね……」

赤原「マジでか?! 佐藤、お前、激運すぎるだろ……俺は最高で☆6だぞ……」

板瀬(ちっ……当たりは☆5一枚で、あとは☆2~3ばっかり……しょぼい……まずい……この程度じゃ、場を牛耳ることはできない……今はまだ派手に動けねぇな……)

ホウマ「ぴよぴよ(☆6か……レアリティは悪くない……けれど、あまり、優秀なアイテムじゃないかな……)」

岡葉(当たりは☆5が2枚……ちょっと渋い……)

 そこそこの結果が出た者はレアリティだけ申告し、
 結果が渋かった者は、そろって口をつぐんだ。

 ――そんな中、

A「よーし、☆Xきたぁ!」

 という派手な声が響き渡った。

赤原「☆Xだと? ……ほんとか? みせてみろ」

A「敵になるかもしれないやつに、おいそれと切札を見せるわけねぇだろ」

赤原「敵って……お前な」

A「そうだろ。フレンドリィファイアありなんだから、ここにいる全員が、敵になりうる。が、俺は敵に回さない方がいい。もともと、ケンカも強いが、☆Xも手に入れてしまった。これで俺は無敵」

赤原「……ケンカの強さ、関係なくね? 携帯ドラゴンの戦闘は、ポ○モン方式なんだし……てか、お前、ほんとに☆Xきたのか? 性能欄は隠していいから、レアリティのところだけ見せてみろよ」

A「……その必要性を感じない」

赤原「じゃあ、お前が☆Xを当てていない方にかける。もし、本当に☆Xを当てていたのなら、俺があてた☆6をやる」

A「……」

赤原「どうした? 必要性は生じただろ。さらなる無敵になれるチャンスだぞ。はやく見せろ」
A「お前と賭けをやるとは言っていない」

赤原「はっ……やっぱり、ただのハッタリか」

A「か、勝手にそう思ってろ」


 などという探り合いが行われている一方で、
 トウシも、

「……ヒーロー見参」

 ボソっとそう呟きながら、10連を回した。
 すると……

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