『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

97話 加速するP型センエース1号。


 97話 加速するP型センエース1号。


「掴めてきたぞ、神闘……原理が見えてきた……」

 ふいに、ボソっと、そんな事を呟いたP型センエース1号。
 その発言に対し、
 シューリは、思わず普通にムっとして、

「……ふざけたこと言わないでもらいたいでちゅねぇ……こんな短時間で神闘が理解できるワケ――」

「俺を常識ではかるんじゃねぇ。俺に限っては常に最悪を想定しろ。俺は、常に、その最悪の向こう側にいる」

 ここまでは、『それなりに強い者』と闘ってきたから、
 P型センエース1号の成長速度も『それなり』だった。

 九華十傑も、五聖命王も、三至天帝も、決して弱者ではない。
 みな、確かな強さを誇っている――が、
 しかし、所詮は、まだまだ発展途上の蕾。

 『天上の面々から学べた武』は『現闘の限界点付近』までが精々。

 この先、ゼノリカは、徐々に神闘を理解していくだろうし、
 その時のゼノリカは恐ろしく強大になっているだろうが、
 今のゼノリカは、まだまだ『究極集団』とは言い切れない苗木。

 それと比べ、シューリは巨大な大木。
 最強神センエースが、『己の師』だと認める、神闘の極意を知る女神。


 シューリ・スピリット・アースは、圧倒的な力を持つ女神。
 ゆえに!
 P型センエースは、『圧倒的な速度』で強くなれる。


「神闘に対する理解――この『気付き』は、俺を強く推動させるだろう。ここから、俺は、加速度的に強くなる。お前を超える『臨界点』は、そう遠くない!」


 その言葉はただのハッタリではなかった。
 P型センエース1号は、そこから、恐るべき速度で強くなっていく。
 そんな、『本当に神闘を理解しはじめてきたP型センエース1号』を見て、
 シューリは少し焦り、

「た、確かに、異常な成長速度でちゅねぇ……けど、オイちゃんを殺せるレベルにはなりきれていまちぇん。そして、あんたが、その領域にまで辿りつく事はありまちぇん。その前に……必ず殺しつくしてみせまちゅっ」

 シューリは加速した。
 P型センエース1号を殺しつくそうと、
 そこから、ずっと、最善を尽くした。

 けれど、

(……ま、まずい……追いつかれる……っ)

「おい、シューリ! それ、もう本気だろ! ははは! どうだ! まだ俺の方が弱いが、しかし、もう、すでに、俺はお前の本気を引き出した! そろそろだ! そろそろ俺はお前を超えるぞ!」

「……っ」

 シューリは間違わなかった。
 何一つミスは犯さなかった。
 ――延々に、どこまでも、際限なく、最善手を打ち続けたシューリ。

 ついには、

「っ……究極超神化5!!」

 最高最大最強の切札を投入する。
 極限まで磨き上げられた神髄を見せる。

 アダムとの訓練で、発動までの時間短縮に成功した究極超神化5。
 性能も強化されており、今のシューリは、以前よりもはるかに強い。

 まだ、『究極超神化6』は使えないが、その背中は見えてきている!

 そんな、シューリの本気を目の当たりにして、
 P型センエース1号は、

「ああ! お前の強さを前にして、俺は絶望している! なんという高み! 見あげてしまう! だが、だからこそ湧き上がってくる! いまだに! むしろ、強く輝く! 見ろ、シューリ! これこそがセンエースだ! そうだろう!」

 心底からイラっとした顔をするシューリ。
 彼女がブチ切れるよりもはやく、
 シューリの視界に、アダムが割り込んできた。


「貴様、あまりにも不快が過ぎるぞ……」


 アダムに、ガツンと後頭部を殴られ、P型センエース1号の首は炸裂した。
 完全な死!
 だが、すぐさま無限転生が発動!

 蘇ったP型センエース1号は、

「ここから2対1か? かまわねぇよ! 全部、のみこんでやらぁあ!」

 強大なオーラを放っているシューリとアダム、その両方を睨みつけて叫んだ。




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コメント

  • キャベツ太郎

    正直、ヒーロー見参っていう台詞が一番好きかもしれない今日この頃w

    1
  • 祝百万部

    完全にそのとおりでしたねw
    アダムは、P1を育てて終わりでしたw
    さあ……そろそろ、センエースの登場ですよぉ!!

    1
  • キャベツ太郎

    2対1とかP型の成長速度促進させるだけだと思うのは俺だけなのだろうか?

    1
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