『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

80話 心殺呪縛EX。


 80話 心殺呪縛EX。


「邪魔だ! もう、お前らカスの相手をするのは完全に飽きた! 全員、閉鎖空間で寝てろぉ! 『心殺呪縛EX』!」

 三至も九華も五生命王も、まるごと、まとめて呪縛しようとするP型センエース1号。

 凶悪な魔法で、ガチガチに拘束されていく天上の神族達。

ゾメガ「うぬうぅう」
平「うぐぐぐぐぐぐ!」

 必死に抗おうとするが、

銃崎「うご……けない……」
才藤「くそったれ……な、情けねぇ」
異守「……むぅ……むむむっ!」

 恐ろしく強力で、抵抗しきれない。

ジャミ「た、たかが! 呪縛ごときに! くそぉお!」
バロール「ふざけんじゃねぇ! 外せるはずだ! 外せねぇ訳がねぇええ! ぬおおお!」

 怒りに支配されそうになる。

アルキントゥ「こ、こんな! この私が! 何もできないなんて!」
パメラノ「ど、どうすれば……なにをすればよい……くぅ」

 心が折れそうになる。

サトロワス「動けない……どうして……私は、こんなにも……弱い……」
マリス(……虚しい……違う。これは憎さ……自分の弱さに対する……)

 腐りそうになる。

テリーヌ「くぅ……どうして抗えない……わ、私の心は……こんなにも脆かったのか……」
カティ「私のやってきた事は……無駄だったの? いや、そんなわけない……けど……」

 砕けそうになる。


 ――そんな中、



「ん……ちっ、おいおい、ミシャンド/ラ。空気をよめよ。うぜぇなぁ」



 ミシャだけは、ギリギリのところで抵抗できていた。
 それどころか、ボロボロの姿で、しかし、なんとか立ち上がり、
 ギラッギラの目で、P1を睨みつけている。

 そんなミシャに、P1は言う。

「なんで抵抗できてんだよ。……ああ、そういえば、お前は、特殊な『出自』だったなぁ。偶然、たまたま、『呪縛に対するなんらかの超上位抵抗因子』を持って産まれてきたってパターンのアレか? データにはねぇけど……まあ、隠し固有属性か、もしくは裏特性ってやつだろうな……具体的な素因はよくわかんねぇけど……まあ、どうでもいい」

 溜息交じりに、
 頭をポリポリとかきながら、

「つぅか、マジでダルいな……ほんと、もういいって。無駄だっつってんだろ。無理なんだよ。もう俺はお前らを超えた。お前らがいくら頑張っても、俺には勝てない。とっくにお前らの時間は終わってんだよ。分かれよ、空気よめ」

 P型センエース1号の『そのペラッペラなセリフ』を聞くと、
 ミシャは、


「無駄? もう無理? いくら頑張っても勝てない?」


 そう反芻してから、

「……はっ」

 ニっと、快活に微笑んで、





「つまり、ここからって事ね」





 ほとばしる気力。
 たぎる血潮。
 ミシャの闘志は、際限なく膨らんでいく。

 その様を見たP型センエース1号は、面倒臭そうに溜息をついて、

「……センエースの金魚のフンでしかないカスが、一丁前にセンエース気取りかよ。クソが……あのさぁ、お前ごときが、俺(センエース)をどうにか出来ると本気で思っているのか? いや、思っているんだろうな。だから、心殺呪縛が通らないんだろう。呪縛に耐性があるというより、心が鈍感で、頭がバカ。……はっ、ふざけた話だ。センエースを……『俺』をナメんじゃねぇよ」

 P型の発言に、ミシャは分かりやすく怒りを覚えた。
 こめかみに青筋。
 目が血走る。

 ミシャは言う。


「私という個に、どんな評価を下そうが、それは貴様の勝手だし、貴様ごときにどう思われようと、心底、どうでもいいが……しかし、貴様程度が……」


 爆発的に上昇していく魔力とオーラ。
 怒りが、ミシャを押し上げる。

「貴様程度が、その尊き名を騙るなぁああ!」

 滞っていた道が開く。
 可能性が見えた。

 『限界』を超えていくミシャ。

 湧き上がっていく!!

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コメント

  • キャベツ太郎

    心が鈍感で、頭がバカ。
    名言ですね♪
    何か最近この作品を読むために人生生きてるような気がしてならないw
    ちょっと貯めてみようかなー?
    でもそんなに待てるほど気が長くないんですよねw

    2
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