『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

77話 三対一でフルボッコだ、ドン!


 77話 三対一でフルボッコだ、ドン!



「叫んだからじゃねぇよ。お前らと闘う事になったから上がっただけだ」



「意味が分からないわね」
「しかし、あれ以上の説明をする気はなさそうじゃのう」
「では、会話はここまでということで。死闘を始めます。――気を抜かず、全力で、徹底的に殺します……御二方、準備はいいですか」
「……当たり前」
「血はすでに沸いておる」


 言葉が終わると、
 三至は、それぞれの得意距離を保って、
 それぞれの得意分野でP1に圧力を展開していく。

 そんな三至と対応しながら、
 P1は、

(三至の能力は確かにぶっちぎりで高いが、しかし、それがゆえに、三名とも、『上位者との戦闘』には慣れていない……『センエースに修行をつけてもらった』という経験以外で、『強い者』との戦闘経験が少ない。そこがこいつらの弱点だ……実際のところ、弱点といえるほどのものとは言えないが、その経験不足は、やはり芯の部分で大きい……)

 頭の中にあるデータを頼りに、三至との戦闘プランを立てた。
 綿密なプラン。
 『細かいところ』まで行き届いた詳細なプラン。
 つまりは、コンマのズレで大きな問題が起きるプラン。


 ――ゆえに、


「うげっ! うおえ! がぁ!」

 P型センエース1号は、

「げはっ! ちょ、まっ――ちょっと待って――」

 ボッコボコにされた。
 もう、ボッコボコに。
 フルボッコだ、ドン!



「うべぇほ!!」



 そして、淡い光に包まれる。
 あっさりと殺されて、そして復活。
 新品の状態で復活していながら、その心は焦燥に包まれていた。


(……ちょ、ちょっと待て、ちょっと待て、ちょっと待て……そ、想定を遥かに超えているじゃねぇか……なんでだ……どうして……)

 焦りはミスを呼ぶ。
 完璧な連携で展開してくる三至を前に、小さなミスは文字通り命とり。
 またもや、あっさりと殺されるP型センエース1号。

 淡い光に包まれ、
 ――蘇ると、そこで、

「ふっ、ふざっけんじゃねぇえ!」

 体勢を立て直そうと、強固なドリームオーラを張った。
 今は、少しでもいいから、考える時間が欲しかった。

(わ、わけがわからねぇ! くそ! まずい! これ以上死んだら! シューリから武を学ぶ時のストックがなくなる! ちくしょう、ちくしょう、ちくしょう! なんでだ! なんで、こいつら、こんなに強い! こいつらが、ここまで強いワケないのに! こいつらには、明らかに、『上位者』との『戦闘経験が積まれた痕跡』がある! ありえねぇ! どういうことだ! シューリが稽古でもつけたのか? ありえねぇ! あの女が、そんなことするわけねぇ! あの女が手を貸すのは、センエースだけだ! そして、センエースは、自分の弟子をシューリに任せるようなマネはしない! マジでイヤがると分かっているから! シューリに任せるとしたら、『自分自身』の修行までがギリ。『ゼン』を任せる事はあっても、三至を任せる事は絶対にない! なのに! くそ! 意味がわからない! 理屈が通っていない! つぅか、仮に、なんかの間違いで、シューリが手ほどきをしていたとしても、こんな結果にはならない! こいつらの、この強さは、『ガチの経験』が積まれている! ちゃんとした、ガチンコの削り合いを経た跡がうかがえる……わ、わからない! この状況はなんだ! どうなっている!)

 ガードを固めて必死になって状況を整理しようとするが、
 結局、考えはまとまらず、余計に混乱しただけ。
 だから、結果、


「うがぁああああああああ!!」


 超火力の一撃を浴びて、またもや死亡。
 もちろん、すぐに蘇るが、

(くそ、くそ、くそぉおお! まだ、なんの抵抗も出来ていない段階で、三回も死んじまったぁああ! ド畜生ぉおおおお!)




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コメント

  • 祝百万部

    小癪に伏線を回収していっておりますw
    ここまでに張ってきた無数の伏線も、すべて回収する予定です!
    なかなかの無茶だと自覚しておりますが、やってみせますよーw

    1
  • キャベツ太郎

    ここで、アダム戦が活きてくるとか思わんやろ、普通w

    3
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