『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

36話 『P型センエース1号』VS『インフラレッド003』


 36話 『P型センエース1号』VS『インフラレッド003』


「……危険度修正……D-と判定。装備を変更する」


 言ってから、IR3は、銃器を捨てて、アイテムボックスから長い刀を取りだした。
 三メートルほどある、凄まじくかなり長い刀。

 IR3は言う。

「標的の自動蘇生スキルは、発動する際に、大量の魔力とオーラを必要すると推定。戦闘プランを確定。――枯渇するまで殺し切る――」

 そんなIR3の目算に対し、P型センエース1号は、小馬鹿にするような顔でニタっと笑い、

「常識でセンエースを測るのはナンセンスの極み。恥ずべき愚行。センエースを相手にする時に限り、常に最悪のケースを想定しろ。センエースは必ず、そのかなり斜め上をいく」

 P1の話などシカトして、最速で距離をつめる。
 本気を出したIR3の速度に、P1の目はおいついていない。
 あっさりとつめられて、するどい銀がきらめく。

「――ごほっ――っ――」

 P型センエース1号の心臓は、IR3の刺突によって、またも機能停止に追い込まれた。


 血を吹いて倒れるP型センエース1号。

 完全に死んだ。
 完全に、IR3の勝利。

 だが!

 またもや、P型センエース1号は、
 先ほどと同じように、光に包まれて、その場で復活する。

「っ、く、ふぅ……死ぬってのはしんどいねぇ……ここに関しては、感覚を切断して欲しいところだが……まあ、でも、それじゃあダメですよっと……わかっているさ、そのぐらい……俺は賢くないが、バカじゃない」

 なじませるように、体を動かしながら、

「死ぬのはしんどい。けどまぁ……身を持って知ったことで、銃と刀の使い方が、少し理解できてきた……さあ、ここからだぜ、IR3」

 言いながら、P型センエース1号は、
 IR3と同じタイプの刀を召喚して構える。

「戦闘力チートオバケの、異次元的なヤバさ……その身に教えてやるよ」

 ――一連の様子を見たIR3は、

(……あと二・三回ほど殺せば、流石に枯渇するはず……)

 冷静に、P1の排除に腐心する。
 迷わずに、
 ただひたすらに、
 全力で、
 P型センエース1号の抹殺に集中する。

 殺せる。
 全然殺せる!
 余裕で、殺せる!

 ゼノリカで必死に武を磨いてきたIR3の力は伊達じゃない!
 圧倒的な戦力差!
 間違いなく殺し切れる!

 そう思った!

 だが!
 次第に!


(し、信じられない……どんどん強く……っ……)


 最初は一撃で簡単に殺せたが、だんだん、殺すのが難しくなっていく。
 殺せば殺すほど強くなっていき、かつ、終わりが見えてこない。

(何度殺せば……もう5回は殺しているのに……いったい、何度蘇れば気がすむ……まさか、本当に無限……そ、そんなワケないっ)


 終わりの見えない不条理な無慈悲を前にして、焦りが産まれてくる。
 焦りは、集中力を削いでいく。
 殺せる速度も比例して落ちていく。

 ――ついに、P型センエース1号が言う。



「もう、お前の武はだいたい学習できた。そろそろお前は用済みだな……」



 言うと、P1は、踏み込み速度を加速させて、

 ――スパァ!!

 と、IR3の腕を切り飛ばした。
 血が噴出!
 反射的にオーラで止血!

「っ!!」

「腕を飛ばされたくらいじゃ悲鳴をあげないって? 流石、ゼノリカの闇……だが、お前の心はもう死んだ。もう二度と、俺に勝てるビジョンは描けない」

「ふざけるな……クソが……」

「やっと、俺の言葉に反応したな。俺が見えてきた証拠……けど、それは、つまり、お前の心に俺が潜んだってこと。お前は、P型センエース1号という絶望に染まった。……もう、お前は終わりだよ」

「ナメるなぁああああああああああ!」



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コメント

  • キャベツ太郎

    お願いします

    2
  • キャベツ太郎

    が出来上がるのでは無いかと思います。これらの考察はあくまでも究極超神センエースに全ての(今話以前に登場している、センエース)センエースが統合された場合を書いています。長万部さんが今まで、引いてきた伏線を蔑ろにする方では無いという希望的観念に基づいて書かせてもらってる文章です。でも、勿論『こうならなかったから読むのを辞める』等という幼稚性を私は持ち合わせておりませんのでご安心ください(ちょっとふざけました。すみません)まぁ、何が言いたいかっていうと、【毎日投稿お疲れ様です。これからもあなたの独創的な視点から描かれるセンエースという人物を見続けていきたいので毎日ではなくとも投稿を続けて頂きたいです。】上記の文章にも有りますがこれは私の勝手な偏見と考察と希望によって書かれた文章でございます。ご自分の想像と相対している部分等があり不愉快に思わせてしまったのなら反論または『削除しろ』等のコメントをお

    2
  • キャベツ太郎

    (これからの文章は全て偏見と考察によって述べられています。誤って書いているものにはご指摘いただきたく。)何度か見ただけでインフラレッド003に対応してくるだけの武の資質(才能)に振るために成長チートは育て上げなかったセン、P型1号のセンは究極超神センエースの持っていない武の資質(才能)を、究極超神センエースはP型1号等が持っていない経験、知識を、D型(ラムド)は究極超神センエースとP型1号が持っていない圧倒的な成長倍率とあらゆるチートアイテム(能力も含む)を、ゼンは未だ究極超神センエースに統合(取り込まれること)される場合、なんの下方修正もなくさらには上方修正が期待できることと、フッキが統合されていることも鑑みたエグゾギアでの戦い方も相まって相当効率の良い統合になるのではないかと考察。
    こんなに大勢のセンエース達が統合時、下方修正もなく済めば…
    今現在よりも果てしなく強い究極超神センエース

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