『経験値12000倍』のチートを持つ俺が、200億年修行した結果……

祝百万部

5話 新たなるチートの獲得。


 5話 新たなるチートの獲得。


「テプ0時をすぎたよぉ!」

 と、テプが出現した。
 もう慣れてしまっているので、ゴートはテプが「テプ0――」と口にしたぐらいの時点で、すでに、空間魔法(UV1の視界からテプの姿と音声を消す閉鎖空間の生成)を発動して、UV1にテプが『本物』だということがバレないように配慮する。

(今の俺なら、こんな風に、UV1の目をごまかす事も容易……監視の目などあってないようなもの)

 と、心の中でつぶやいてから、懐中時計(正確に時を刻むマジックアイテム。ラムドが所有していたもの)で時間を確認する。

(今度は8時間か……前は1時間で、その前は20分……どうやら、再度出現するまでの期間は完全なガチランダムらしいな。……もしかしたら、何か法則もあるかもしれないが、それを調べている時間的余裕はない)

「一日一回の『ガチャルトホテプ・ガチャ』チャーンス。さあ、君は何を引けるかなぁ」

 テプ視点の一日経過時点である『テプ0時』は、完全なテプのきまぐれで決まる。

 キッチリと一日に一回しか出現しない事もあったし、『一日に5回』出現した事もある。
 もしかしたら、一日経過しても出現しないというパターンもあるのかもしれないが、それは今のところ、一度もない。


「さて……今回は何をひけるかな」


 言いながら、ゴートはテプを抱き寄せて、彼女の頬に口づけをする。
 『38歳のオッサンが、血のつながりも何もない幼女にキスをしている』という、この完全な逮捕案件にも、ゴートはすっかり慣れてしまった。





 ???のアリア・ギアス発動。

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 当然のように、毎度毎度発動する異常事態。

 当たり前のように、テプの右目が黄金に輝いた。
 そして、一度、強烈に重たい光を、カっと放つ。
 揺らめいて、ビキシィっと、世界全体にヒビが入るような音がした。

 ――ガチャルトホテプは、

「わー、おめでとぉおおお! ていうか、お兄さん、どうなっちゃってんのぉ? もう、ずーっと、究極当たりを引き続けているよね?」

 すでに、ゴートは十回以上テプガチャを引いているのだが、
 なんと、おそろしいことに、その全てで究極当たりを引いている。

 ちなみに、ゴートが引いた当たりの一部がこちら。

 ・トラペゾヘドニョン入手『コアが増える神のアイテム。ダブルコアになると、単純に、容量(メモリ)が倍増するし、かつ、普通は一つしか積めないシステム等も二つ積めたり出来るようになる』
 ・ソンキー・シャドー召喚『元最強神のシャドーを召喚する』
 ・カオス・インフィニット‐システム解禁『超強力な、アタッカー専用システム』。
 ・ダイアモンド・クロノスフィア‐システム解禁『あらゆるスキルのリキャストタイムが大幅に軽減する、パッシブ型の便利システム』
 ・オーラドール・アバターラ習得『かなり強化されたバージョン』
 ・ドリームオーラ・ナイトメア習得『かなり強化されたバージョン』
 ・アマルガメーション習得『召喚獣と融合できる魔法』
 ・サイコゾーン・サンクチュアリ、解禁『10秒ルームよりも遥かに凶悪な成果が期待できる神の訓練場が使えるようになる』

「ありえないよ、こんなのぉ。ねぇ、もしかして、なにか、ズルしてるぅ?」

「ああ、たぶんな。ていうか、そうとしか考えられないだろう。ただ、俺がやっているワケじゃないから詳細は知らん。どんなイカサマで、俺が究極当たりを引き続けているのか、もし判明したら教えてくれ。俺も知りたいから」

「むー……ま、いっかぁ」

 首をひねりながらも、テプは、そう言うと、
 自身の右手を、ゴートの額に押しつける。


「今回の究極当たりの内容は――」

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