内緒の親友

レイ

練習2

大きな音とともに岩が砕け散った。
「うわぁぁあ!」
サラはびっくりしたのと恐怖で腰を抜かしてしまった。
「…」
エヴァンは呆れたような目でサラを見ている。
「や、やっぱり、怒ってるじゃないですか…!」
しばらくした後、サラはやっとの事でそう言った。
「こうやってやるんだよ。」
「…へ?」
「岩を砕く方法。まさか見てなかったとかないよな?」
エヴァンはだるそうにそう言った。
「え、いや、その…」
サラはさっきはとっさに目をつぶってしまったのでみていなかった。
「…はぁ。見てなかったの?次はちゃんと見てろよ。」
エヴァンはそういうと残っていた岩を砕いた。
「すごい…」
サラが感心してるとエヴァンはどっかに行ってしまった。
「なんだったんだ…?」
サラはとりあえずさっきエヴァンがやっていたのを思い出して、真似してみた。
すると、バコォン!という大きな音と共に岩が砕け散った。
「え、うそ…」
まさかできるとは思わずしばらく放心状態だった。
「ハッ。エヴァンにお礼言ってない!」
サラは我に帰ると、さっきはびっくりしてエヴァンになにも言ってなかったことを思い出した。

続く
蚊に刺されてかゆい…

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