伝説の剣

エイミーに連れられていくと、本がたくさん並んだ部屋に着いた。
エイミーはそこから一冊の古い本を持ってきた。
「ここには、王家の伝説が書かれているの。」
と、エイミーが言った。
「伝説…？」
サラは首を傾げた。
「そう。ここに書かれているには、王家には代々伝わる魔法の剣があるらしいの。サラ、あなたこの剣がどこにあるのか知ってる？」
「え？知らない…」
「…そっか。この剣は力が大きすぎて封印されているらしいの。…。この剣があればきっとこの戦は勝てるのに…。」
「この剣はそんなにすごいの？」
「ええ。この剣には、全ての魔法を消す力があるみたいなの。」
「全ての魔法が消えてしまったらどうなるの？」
「それは、わからないわ。もしかしたら、永遠に魔法が使えなくなってしまうかもしれない。」
「…そんな。そんなことしたら元も子もないじゃない。」
「それでも、この世界を乗っ取られるよりはましよ…。」

続く