遺書。

KOTO

1日目 #8

ここにいるのも嫌だし。もう体育館行こうかな。
そう思って教室を出た。

荒木「城戸さん。ありがとう」
慌てて荒木が出てきてそう言った。きっと私が荒木を庇おうとしたと勘違いしてるのだろう。
城戸「違うよ、高信とかに腹が立っただけいいの?これからいろんな意味でどうあがいても死ぬよ?」
荒木に言ったというより自分に言い聞かせていた。そうこれから……私は死ぬ…怖い。死ぬのも殺すのも私は…
そんな事を考えているとまた放送が流れた。
「次の殺し合いが始まるまであと5分!
至急体育館に来てください」
もう考える時間なんてない。始まる。
荒木「もう行こうか…」
何も言わず頷いて体育館に向かった。

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